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*ボクシング部は今日も地道に
「にゃーくん、どこ?」
玄関から出た
桜庭 円
が相棒の子猫、にゃーくんを呼べば、バンダナを揺らしてとことこやってくる。円はしゃがんで子猫を抱えると、にっこり微笑んだ。
「今日はお友達に会えた?」
優しく問いかければ、にゃーくんは愛らしい声で答える。意思疎通ができるわけではないけれど、相槌を打てばにゃーくんはよりお話をしてくれる。視線の先には武道場。その1階に、ボクシング部の部室はある。
「ちょうどええところに来たな、桜庭さん」
顧問の
牛瀬 巧
がのんびりとした笑顔で出迎える。後には
日暮 ねむる
の姿が。どうやら偶然出くわしたようだ。
「やっと武道場で、本格的な設備の整った環境で練習ができるし、楽しみだよ」
「よーし、今日からまたがんばるぞーっ!」
ねむるの言葉に、円も笑顔で気合を入れた。2人はそれぞれ更衣室で着替えると、早速練習を開始した。
にゃーくんは巧の頭の上に登ったり、パイプ椅子の上で転がったりしながら、円とねむるの練習光景を見ている。
「ほな、柔軟から初めてな」
巧の声に頷き、早速柔軟体操。そうしながらも円が「あゆむ君は元気?」と問いかければ、「今日からまた元気に幼稚園に行ったで」と備品などをチェックしながら巧が答える。柔軟の次は校庭を軽く走る。どことなく爽やかな風が二人の頬を撫で、とても心地よかった。
「あ、先生。ミット打ち付き合ってよ」
「あぁ、ええで。日暮君は、どないする?」
円の声に答えつつ巧がねむるに問えば、彼はグローブをつけ、サンドバッグに軽く触れた。
「それでは桜庭さんの次にお願いしようかなー」
「わかった。そいじゃ、身体温めておいてな。但し、無茶せんように」
ねむるは返事を返すと、早速サンドバッグに向かって拳を放ちながら夏休み中に行った『秘密特訓』の成果を試してみよう、と思った。
ねむるは、今まで足腰の筋肉があまり強くなく、その為一発の重さやフットワーク、持久力の面で不安材料が多かった。だから、九夜山でのロードワークを日課に頑張ってきたのだが……、その効果は早速現れていた。
フットワークを交えてサンドバッグを叩けば、成長を感じる。ねむるは、内心でぐっ、と拳を握り締めた。
(前は、パンチの重さを犠牲にしてスピードを出したような感じだったかな。でも、全身の力を乗せた重い一撃を素早く打ち込めているね)
何度も、何度も打ち込みながら息切れしにくくなっている点にも気付く。
(いける。これなら、勝てる。秋の新人戦、僕の公式戦デビューを白星で飾れるんだ)
ねむるは、確かに手応えを感じていた。
小切れ良い音を立てて吸い込まれる拳。緑色の髪を揺らし、円が拳を打ち込む。巧のアドバイスが時に混じり、円は答えようと拳を振るう。
「そこまで。一旦休憩や」
巧の声で円とねむるは一息吐き、汗を拭ったり呼吸を整えたりする。「そいじゃ、次日暮君の番な」と付け加えて水を飲んでいる巧に、円がキラキラとした笑顔を向ける。
「先生、また新しいパンチ教えてよ!」
「ん? ワシが教えられる事は殆んど教えたで。後は桜庭さん次第やし、教えるっちゅうより、アドバイスぐらいやろか」
巧がどこかのんびりと言えば、円はいたずらっ子のような笑顔で言葉を続ける。
「そうなのかな? ボク、もっと上手になりたいんだ。勿論ステップだってそうだよ」
やる気に満ちた言葉に、「そうかそうか」と相槌を打つ巧。円もまた、次の公式戦を睨んでいたのだ。
「日暮君も桜庭さんもなかなかいい具合に仕上がっとるな。あんまり気張らず、驕らず。普段どおりにやればええ」
巧がそう言えば、ねむるが「本当?」と嬉しそうな顔になる。円と顔を見合わせ、拳をあわせて互いの健闘を称え、更なる鍛錬を誓えばにゃーくんもまた応援するように一声鳴く。
(二人とも、中々ええ顔しとるやないか。公式戦の結果、ちょっと楽しみやな)
巧は静かに頷くと、ぱんっ、と手を叩く。そして、ねむるを呼んだ。
「ほな、次いくで。桜庭さんはサンドバッグいってみよか?」
その言葉に2人は頷く。やる気に満ちた笑顔を見、巧も朗らかに笑うのだった。その目に、どこか懐かしさを滲ませて……。
*走れ、乙女よ!
(あの日突然宿ったあの力。あまり使わないようにはしているけれど……)
跡野 茉莉
は帰宅しようと廊下を歩きながら、ぼんやりと考え事をしていた。それが今、なぜ『不思議な力』の事を考えていたのか。それは、目の前の光景がそうさせていた。
「そこの女子、カボチャの被り物を外せ!」
梢の掃除を手伝った後、咲はカボチャの被り物をした
キュルビス・ラムズイヤー
を追いかけていた。彼女曰く、風紀が乱れるという訳ではなくぶつかったら危ないという事で、だそうな。
「このカボチャヘッドは顔の一部なのでー、取ったらメーなのデスヨ!」
「では何故手で押さえているのだ!」
「それは押さえないといけないからデス!」
そんな事を言い合いながら廊下を走る2人。偶然にも見かけた茉莉はクラスメイトであるキュルビスと目が合った……気がした。
「え?」
「マツリー! お願い? 助けやがれくださいデス!!」
キュルビスが焦った声で彼女に助けを求める。背後からは竹刀を持った女子の先輩。助けなくては、と思った途端、茉莉は両手を出して念じた。すると、耳の奥で小気味良い金属音が響き、左手の甲に1、右手の甲に3が浮かび上がる。
(3? こんなの初めてだけど……行ける、よ!)
瞬間、彼女は動き出していた。キュルビスを背負って廊下を突っ走る。突如入った茉莉の行動に、咲は面食らってしまう。
(これは、ろっこん!?)
常人以上のスピードからそう判断し、それでも追いつこうと走り続ける咲。相手は非力なのか、頑張れば追いつきそうな感じがした。ところが、キュルビスだって黙ってはいない。角を曲がった所で
「でるデス!」
叫びながら咲の足元を指差せばカボチャが現れ、咲は見事躓いてしまう。その拍子にスカートが捲りあがり、思わぬハプニングに男子生徒たちが色めき立つ。
「!? な、ななな何を見ている!! 見世物ではない!!」
慌てて立ち上がる咲ではあったが、既に2人は姿をくらました後だった。
(!? マツリが減速し始めた……デス?)
まずい、と思ったキュルビス。茉莉が疲労で目を回し始めたのを感じとり、ひらりと降りる。そして、今度はキュルビスが茉莉を背負って走り始めた。既に咲が追っていない事に気づかず、そして自分と茉莉がもれいびである事にも気づかずに……。
(ったく……酷い目に遭った)
咲は顔が赤いまま逃げてしまったカボチャヘッドの女子生徒を探しながら、深いため息を吐いた。カボチャに躓いて下着を曝してしまい、かなりのご立腹だ。
(手で押さえるぐらいならばサイズを変えろ)
キュルビスに今度会ったらそう言おう、なんて考えつつも咲は小さくため息を吐いて見回りを続ける事にした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
98人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月04日
参加申し込みの期限
2014年10月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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