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マキナは少し考えて、シールコーナーへと案内する。そこには寝子島らしく猫のシールが色々と揃えられていた。猫の写真を使ったもの、柔らかなタッチで描かれた物、ディフォルメされた物、とどれもこれも可愛くて目移りしてしまいそうだ。勿論、猫以外にも可愛かったり、面白いシールが揃っている。
(わぁっ! 猫さん以外にも可愛いシールがたくさん!)
夏朝が目を輝かせて品定めをしていると……また別のお客さんがやってきていた。細かい方眼状のノートを買いに来た
錦織 彩
である。彼女はびくびくおどおどしながらマキナ達の様子を伺っていた。ノート売り場を見たが丁度良い物が見つからず、困っていたのである。彼女はシール売り場にいる夏朝やペン売り場で悩んでいる姫の姿を見て少しびくびくし、マキナが作業をしているのを見てどうにか今なら声がかけられるのではないか、と考える。
(本当は……て、店員さんに店員さんに話しかけるのとかって、怖くって出来ない、けど……)
茶色い三つ編みを揺らし、眼鏡を正しながら話しかけるタイミングを見つけようとする彩。しかし、マキナは何かで気付いたのだろう。彩へにこっ、と笑いかける。
(!? きっ、きき気付かれた)
びくりっ、と肩を震わせる彩。マキナは不思議そうに彩を見る。ずれた眼鏡を正しながら、彩はごくりと息を飲んだ。
(怖い、けれど……だけど……が、が、頑張る、んです……っ!)
勇気を出して顔を上げ、マキナとどうにか瞳を合わせ恐る恐る口を開く。ちょっと涙目だし、声も小さくて聞き取りづらいし、ちょっと震えているけれど、それでも普段の彩からすれば大分頑張っているのだ。
「す、すすいませんっ、ええと……ほ、ほほ方眼紙の、こ、細かいノートって、あり、ます……か?」
「方眼紙の、ノート?」
マキナが聞きなおしつつ考えると、ノート売り場の上にある棚を見る。そうしながら、楽しげに声をかけた。
「そんなに緊張しなくても良いよ。えーっと、方眼紙のノート……だね」
「は、はいっ」
彩が必死になって答えていると、1000円分の猫シールを手にした夏朝がやってきた。彼女はちょっと聞こえた話を興味深そうに聞いている。
「何に使うのかな?」
「そ、そそそれはあ、編み図(編み物の設計図)やクロスステッチの図案用にしたいので……、5・6mm四方とかの細かい目のが欲しいんで……す」
最後のほうは消えかけながらも、どうにかこうにか告げる彩。マキナは「ちょっとまって」と言って棚を探り……ややあって見つけ出すことが出来た。受け取った彩は頬を赤ながら「ありがとう、ござい……ました」と書かれていた。相当気に入ったのか、少し頬が赤くなる。
「凄いなぁ! 編み物できるんだね!」
夏朝の言葉にもびくっ、とした彩だが暫く相手を見つめ……顔を真っ赤にしてどうにか頷く。そうしている間にもマキナはノートを幾つか取り出してみた。
「どれが良いですか?」
「そ。そそうですね……」
彩が選んだのは方眼状のラインが点線になっている物だった。そして、どうにかこうにかぺこり、と頭を下げる。
「あ、ありがとうございます!」
「どうしたしまして。よかったら他にも役に立ちそうなものがあれば行ってね。案内するから」
そう言われ、余計に緊張する彩。一方、マキナは夏朝と彩がいつ支払いにきてもいいよう準備についた。
「うん、これにしますっ」
あれこれとペンの色で悩んでいた姫は、漸く青とピンクのペンを選ぶ。そしてレジへ行こうとしたが夏朝と彩に出くわした。
「お姉さん達、こんにちは!」
夏朝はにっこりと挨拶を返すも、彩はやはりちょっと緊張気味になる。姫はそんな彩にもにっこり笑い、一緒にレジにいこう、と誘う。
「いいんじゃないかな?」
「うん……」
夏朝の誘いもあり、彩は頷く。そして3人でレジに行けば笑顔でマキナが待っている。支払いが済むと、マキナは3人に籠を見せた。
「よかったらどうぞ」
種類豊富なお菓子が3人を出迎える。それにどきどきしながら選ぶ彩と夏朝、姫だった。
店の前で高校生のお姉さん2人と別れた姫はるんるん気分で家路を行く。と、白い猫と黒い猫が姫に擦り寄ってきた。なかよしの飼い猫、しろとくろが迎えに来たようだ。
「わぁ、しろ、くろ! ありがとうございますっ」
そういえばしろとくろは姫にすりすり。構って欲しいようだ。姫はそれぞれの好きな場所をなでなでしてから、共に歩き始めた。
「夏休みも楽しかったけれど、学校も楽しいですっ」
これからの毎日も楽しみになりなっている姫はニッコリ笑った。
一方、夏朝と彩は途中まで一緒に行く事になった。彩は恥ずかしそうにノートで顔を隠そうとするが、夏朝に押し切られ桜花寮の食堂でお茶を飲ませてもらいつつお菓子に舌鼓を打つ。ちなみに2人とも一見小学生に見えなくもないが立派に高校生である。
「どれもかわいい~♪ あのお店にあってよかったよ……」
「う、うん。いい、の、ノート……見つかったし……」
2人はまたあのお店に行こう、と言いながら貰ったパンプキンチョコやつちのこの里(まつたけ味)を麦茶と一緒に楽しむのだった。
(これもいいなぁ。……あっ、こっちも捨てがたい……)
岡野 丸美
は彩達が買い物をしている際、筆記用具のコーナーにいた。少し遠いここへ足を運んでいるのは、丸美のツボをつくキモ可愛い物、ゆるキャラ系……独特な個性を放つキャラクターがついたペンや鉛筆などがあるからである。
ふと顔を上げる。耳を澄ませば女の子達の話し声。自分のほかにも何人か客が来ていることを察知し、ちらりとカウンターを見ればハンサムな店員がちょうどレジを打つ所だった。
(今日はけっこうお客さんが多いなぁ。オトコマエなあの店員さんも忙しいかな?)
暇そうならお菓子のこととかで話せたら、と思ったのだが少し残念だ。それに、今日は『これは!』というように欲しくなるアイテムとも出会わない。
(ほかのお客さんに面白いものが無かったか聞いてみようかなぁ)
などと思っていると、マキナが売り場へと戻ってきた。
「うーん、この際だしお菓子の話も、面白いものについても聞いてみようかな……」
丸美はちょっと小走りでマキナへと駆け寄って行った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
98人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月04日
参加申し込みの期限
2014年10月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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