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猫鳴館、G襲来!
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●まったくはた迷惑なひとびと
「あー、状況報告、誰か頼む」
雪と薔薇で鮮やかに染まった玄関先本部。
邪衣 士
は胃のあたりを擦りながら、心底うんざりした声でそう告げる。
地下からの爆風で吹っ飛んだのは男子シャワー室わきの隠し通路付近。ひとまずシャワーが出ることは確認済み。地下帝国で右往左往していた面々は、顔を真っ黒くしながら這い出してきて全員無事である。
アレクサンダーは、<性春パワー!>で筋力強化をした
冴木 竜司
がおぶってきた。
一度気絶させられたこともあり、ぐったりとしていて歩けなかったのだ。
その際、竜司が本人に何があったのか聞いたところ――。
「昨夜、勉強会に参加していたアレクサンダーは薔薇を撒きながらトイレに行った。で、トイレから出たところ、1匹のGが足元をかさこそ歩いていた。星ヶ丘寮住まいでGなんてものと縁がなかった彼は、めちゃくちゃびっくりした。その途端、目の前の薔薇の花びらが一斉にGに変化したんだとさ」
「思うに――」
逆巻 天野
が後を引き継ぐ。
「アレクサンダー先輩のろっこんは、『びっくりして焦ったとき、目にした薔薇の花びらがGに変わる』という類のものなんじゃない?」
「なるほど。それでトイレの中の薔薇は残っていたのに、廊下の薔薇は消えてたんだな」と竜司。
「おそらくね」
「元に戻ったのは先輩の意識が落ちたからか」
御剣 刀
が推理する。
天野はそれに答えて。
「まあ、びっくりして発動するなら、落ち着けば元に戻るのかも。実際、あのあとは発動していないし」
「そういえば」とアレクサンダーの意識を落とした張本人、
恵御納 夏夜
は欠伸をひとつ。「クローネの羽根がないか身体検査をしたんだけど見つからなかったな。状況から推察してろっこんの暴走かと思ったんだけどね」
如月 庚
もやれやれと肩を竦める。
「ともかく先輩はいままでろっこんのことを知らなくて、今回がはじめての発動だった。1匹のGでもびびってたのに、さらに大群が現れたものだから飛び上がるくらい仰天したアレクサンダー先輩は、運悪く腐った床板を踏み抜いた。そこからはもう、びっくりの連鎖ってわけだ」
「薔薇がGになってしまうのだから、薔薇を撒くのをやめればいいようなものだけど……」
神野 美野梨
の言葉に、ちくわパイプを斜めに咥えた
新井 すばる
は空を仰ぐ。
「人間ってそういうときおかしなものだよね。周りがなんにも見えなくなると、自分の手元にある唯一の日常にすがっちゃうってこと、あるんだと思うよ。アレクサンダー先輩にとってはそれが薔薇を撒くことだった。いつもどおりのことをすれば、日常が戻ってくるような気がしたのかな?」
当のアレクサンダーは、一晩中続いていた緊張が解けたのか、竜司の背中で眠りこけている。
薄汚れてはいるものの、寝顔は意外とピュアで可愛い。
それを見ながら庚は呆れたように云った。
「てか、どんだけ薔薇持ち歩いてるんだ……」
それは、アレクサンダー先輩だけの秘密である。
「詰まる所、今回のG騒動はアレクサンダー先輩のせいだったわけだな。――で?」
士の視線は、足元に冷たく注がれている。
そこにはすすで顔を真っ黒にした
伊賀 解理
と、ふんじばられた
骨削 瓢
がいた。
「地下帝国でニャルサン焚いてたのは君かッ!」
解理が怒鳴ると、瓢はケラケラと笑った。
「与作像に着火の仕掛けもしといたんだが、必要なかったようだねぃ」
「猫鳴館ふっとばす気だったのか!」
「Gごときにあっしの大切な地下帝国侵されてたまるかい。それに壊れても吹っ飛んでも不死鳥の如く蘇る、それが猫鳴館ってもんだろ? 違うかい?」
それを聞き士は、はあーーーーっと、長いため息をつく。
壊れても吹っ飛んでも不死鳥の如く……ああそうだ。それが猫鳴館だ。
「あんまり胃を痛くさせんでくれよ」
「すまんね。これでも食って精つけとくれ」
瓢が差し出したのは、ろっこんで変化したものではない生ゴキブリ。
まだひくひく動くそれを受け取ると、士はにっこり笑って瓢を抱きしめ――。
「熊式鯖折り(ベアハッグ)ッッッッ!」
「ギブギブギブ! 邪衣はん、勘忍ー!」
胴体を締め上げられた瓢の叫びは、早朝の九夜山に高く木霊したのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月26日
参加申し込みの期限
2014年10月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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