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猫鳴館、G襲来!
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●轟音、白煙、そして
夜が、明けようとしていた。
天を飾っていた星々は白めく薄絹の向こうに隠れ、太陽の神アポローンが輝く馬を駆って風青い空へ昇って来ようとしている。
酒浸 朱蘭
は古ぼけた屋根の上で、そんな光景をうっとりと見ていた。
朝の爽やかな風が頬を撫で、酔いが気持ちよく醒めてゆく気がした。
士が降らせた雪が屋根やら裏庭庭園やらにうっすらと積もり、猫鳴館はまるで粉砂糖をまぶしたお菓子の家のよう。そこに朝日の一筋があたり、揺らめく湯気が立ち上る様はいかにも幻想的だった。
ああ、まさにそんな瞬間だったのだ。
ドカンッ!
轟音が猫鳴館を揺らす。
高く立ち上る白煙!
男子シャワー室のあたりだ!
朱蘭が目を見開く間に、物音と振動に驚いた寮生たちが次々と外に飛び出してくる。
白煙の中に、巻き込まれた黒いGたちがバラバラと巻き上がり、やがてそれらは重力に引かれて猫鳴館の上に雨のように降ってくる。
「きゃっ」
朱蘭は小さく悲鳴を上げた。いままでGが平気だったのは酔っていたからだ。酔いが醒めればやっぱり怖い。
ところが、次の瞬間。
「わ……!」
悲鳴は感嘆の声に変わった。
Gたちが、みるみる真っ赤な薔薇の花びらになったのだ!
きらきらと朝日を浴びて、何千、何万という花びらが降ってくる。
青く染まり始めた空を、赤い欠片が、ひらひら、ひらひら、と。
「きれいじゃ……」
真っ先に飛び出した
大田原 いいな
は空を見上げてしばらく呆けた。
その額に、こつんっと木の欠片が当たる。
「あいたっ! なんじゃいったい……」
拾い上げるとその木片には、今年の春の日付や見知った寮生の名前が記されていた。
それはじつのところ、
春に修繕した際に、いいなの緑のコートの元の持ち主が密かにシャワー室へ続く隠し通路に納めた棟礼であった。
「大丈夫か、いーな」
姪っ子を心配して
宇佐見 望月
が駆け寄る。
「大丈夫じゃ……ってあたっ!」
振り向いたいいなの額に再び降って来た棟礼が直撃する。
「うがっ! 次から次となんじゃ! 痛いではない……か……」
投げつけようと手に取って、そこに書かれたある名前に、いいなは大きな瞳をさらに大きくした。
「まったく……」
短い前髪を掻きあげる。赤くなった額がじんじんする。
いいなは苦笑して、その棟札を緑のコートの胸にしまう。
望月はそんな姪っ子の姿を見た。
家ではほどんど見せない顔だった。
太陽がまあるく昇る。
夏の青空の下。真っ白な雪と、赤い花びらとが、きらきらと猫鳴館を包み込んでいる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月26日
参加申し込みの期限
2014年10月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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