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【らっかみおろし】第3区間:町から海へ
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そこに、大きく遅れて、さび猫チームも到着。
立ち位置を変えて、前を梢、後ろを勘助。サポートに円のフォーメーション。ちびっこや島民の皆さんを引き連れての大所帯である。
「そのまままっすぐだよ、みんなー」
円が先導するちびっこに声をかける。
ちびっこ達がいるせいか、大人たちも強引には触ってこようとせず、ゆっくりながらも順調な足取りだ。
……がしかし、それもここまでの話である。オバチャン達は、フツウの大人と思ってはいけないのだ。
「はい、どいてどいて。オバチャン通るよぉー」
「わー、オバチャンがたくさん来た!」
オバチャン特有の図々しさで、ちびっこのガードを突破するオバチャン軍団。
「……こっちに来る。ここは俺が守らなくちゃ……ま、待ってくださ……ふわぁぁ!!」
男らしく止めようと声をあげた勘助だったが、あっさりオバチャンにもみくちゃにされてしまった。
「か、勘助くん……! あ、危ない……!」
円は小柄な身体で素早く、持ち手と駕篭の間に潜り込む。
オバチャンのアグレッシブなボディタッチで落ちそうになったらっかみさまを支えるためだ。
「そんなに激しく触らなくても、らっかみさまは逃げないから……!」
激しく揺れる人形を左右からガッチリ押さえる。
(……くっ。ボクシング部で培った根性が、こんなところで役に立つなんてね)
しかし、らっかみさまは守れたものの、このままでは先に進めないのは明らかである。
「……気がすむように触らせてあげるしかないか」
さび猫チームは足を止め、オバチャン達に触らせてあげることにした。
「順番ですよー、お姉さんたち。ちゃんと列に並んでくださいねー」
「おねーさんたち、触ったら他の人に場所を譲ってあげてー! その触ったご利益を触れてない人にも分けてあげてねー」
梢と円で、列を整理。
「……あ! だめですよ、お姉さん。そんなに激しく触ったら。優しく優しくーです」
「……屋敷野さん。あの、列がめちゃくちゃで……こっちに来てください」
「? どうしました、飛吹くん?」
「それが、順番を守らない人がたくさんいて……」
勘助が言ったとおり、なるほど、オバチャンのダークサイドこと我れ先に精神が遺憾なく発揮されている。
「お姉さんたら順番無視はいけませんよー」
「これからスーパー行かなくちゃならないのよ。先に触らせてちょーだい」
「お姉さん、折角お綺麗なのに、押し合ってたら台無しになっちゃいますよ!」
「お奇麗……? ホホホ、そうかしら?」
「はい。奇麗なお姉さんにズルは似合わないですー」
「それもそうだわ。ごめんなさいね、お嬢ちゃん、並ぶわね」
梢が優しくオバチャンを誘導してあげたおかげで、スムーズにらっかみさまお触り列は流れていった。
「……すごいです、屋敷野さん。あのお姉さんたちが大人しく言うことを聞くなんて」
「ふふふ、いくつになっても乙女は乙女ですから。ちゃんと乙女として接してあげれば、オバチャンも乙女の心を取り戻すのですよー」
時間はとられてしまったが、列もはけて、オバチャンも道を譲ってくれた。
再び、さび猫チームも前進開始である!
***
「ぴゃ〜!? 褌とサラシ掴むななのだイヤンなのだ〜」
その頃、黒猫チームは、まだオバチャンから先に進めずにいた。
「ま、前掛けがなければ即死だったのだ猥褻物陳列罪?」
「参ったねぇ。他のチームには抜かされちまうし……邪衣はんも見つからないし……ん?」
ふと、辺りがまだ賑やかなのに気がついた。もう他のチームは通過してしまったと言うのに、だ。
その時、ひとりの男が人垣の向こうから現れた。
「……悪い、2人とも。待たせた」
「士ちゃん!」
「邪衣はん!」
バツの悪そうな士の姿に、真央と瓢は駆け寄る。
行方知れずだった士とそれかららっかみさまが、ようやく黒猫チームの元に戻ってきた。
「しばらく見ない間にらっかみさまがでっかくなってるのだぁ……って、どこに行ってたのだ士ちゃん! こっちは大変なのだ!」
「ああ、その話はあとでゆっくり話す。今は他のチームに追いつかないと」
「そうと決まりゃあ、ここはあっしに任せてくれよぃ」
瓢は与作人形の煙幕と閃光弾で、島民の皆さんの目を眩ませる。
「さぁさ、今のうちだよぃ」
「こんなものでオバチャンの目はごませないよ!」
しかし、寝子島のヒエラルキーの頂点と言っても過言ではないオバチャン達はあっさりとこれを突破してきた。
「わ……来るぞ!」
「安心してくれよぃ。オバチャン達にはとっときのものを用意してるのさぁ」
そう言って、瓢は韓流スターのブロマイドをばら撒いた。これにはオバチャン達弱い。
足が止まったその隙に、士と真央は一気に駆け抜ける。
「……あ! 待ちなさいよぉ! オバチャンまだ触ってないよぉ!」
「そんなにご利益が欲しいところを見ると、旦那とはゴブサタなんですかぃ? もしや旦那と燃え上がれるようなご利益をお望みで?」
瓢はオバチャンにそっと囁く。
「な、何を言ってるんだろか、この子は! オバチャン、旦那とはそらもう毎晩熱帯夜なのよ!」
オバチャン達のほほが乙女のように桜色に染まったその途端、どこからともなく竜巻が巻き起こった。
「あーーーれーーーー!!」
突風に巻き込まれて、オバチャンはフライ・イン・ザ・スカイ!
相手の恋愛模様を確認することで発動する、瓢のろっこん『悋気の独楽』によるものだ。
「本日の天気は台風のちババアってかぁ?」
「な、なんだこれは……!」
突然の出来事に、目を白黒させるらっかみおろしのスタッフたち。
「君! いったい何を!」
「え、暴力行為? いいえ異常気象です。私は関係ありません」
しらっと棒読みですっとぼける瓢であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
萩栄一
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月22日
参加申し込みの期限
2014年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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