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【らっかみおろし】第3区間:町から海へ
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たくさんの人が見守る中、寝子ヶ浜海岸に各チームがやってきた。
最初に到着したのは、白猫チーム。そのすぐ後ろに虎猫と三毛猫が続く。差はほとんどない。さび猫チームと黒猫チームは大分、離されているためまだ姿は見えなかった。
「もう少し余裕があるかと思ったけど、いつの間にかこんなに近くまで……」
後ろを気にしながら凛が言うと、圭花の瞳がキラリと光った。
「これはアレをやるしかないわね……こんな時の秘策があるの」
「お? 圭花ちゃん、何か作戦があるの?」
秘策というロマンな単語に、凛は目を輝かせる。
「そう……走ってる勢いのまま海まで人形をぶん投げるのよ」
「えっ、投げ入れ!? ご……豪快だねぇ!」
「我ながらバカ過ぎる。ふふっ」
「よーし、わかったよ! 山駕篭は私と瑠奈ちゃんに任せて、思いっきりかっこよく決めちゃって!」
「うん、頑張って、圭花ちゃん!」
圭花は凛に持ち場を預けて、並走を始めた。
「準備はいい? ……行くわよ、1、2、3!」
両手でおもむろにらっかみさまを掴む。
そのまま持ち上げて、海へ向かって全力投擲! みんなの願いを乗せて夜空を駆ける流れ星のように……!
……という作戦だったが、現実はそんなに甘くはない。
腕力に自信がある圭花とは言え、25㎏のらっかみさま人形は持ち上げるならまだしも、軽々と投げられるようなものではなかった。
「……あ、思ったより重い……」
「わ……圭花ちゃん、早く……タイミングが……きゃっ!?」
モタついてる間に、瑠奈は体勢を崩して盛大に転んだ。
「きゃあっ!?」
「ちょっ、わっ……何!?」
その拍子に、白猫チームは全員転倒してしまった。
……だが、奇しくもその勢いで跳ね上がった山駕篭が人形を投石機のように打ち上げた。
放物線を描いて、らっかみさまが今、空に……!
「思ってたのと違うけど……結果オーライ!」
砂浜に埋もれた圭花がガッツポーズ。
らっかみさまは太陽を背に……そう、流れ星のように華麗なダイブを決めた。……砂浜に。
「……は?」
海まであと少しのところに頭かららっかみさまは刺さっていた。
「と、届いてない……!」
思いがけないところで、白猫チームは優勝争いから脱落。
デッドヒートは、虎猫チームと三毛猫チームの一騎打ちとなった。
「初参加で、優勝争いまで来るなんて……いいのかな?」
佳乃はこの順位が信じられない様子で目をぱちくりさせている。
「きっと美しいレディたちに、らっかみさまのご加護があったんだよ」
信彦が軽口を叩く横で、飛鳥は微笑む。
「ここまで来たら、勝ちたいね。虎猫の意地を見せつけようじゃないか」
その真横には、たったひとりで山駕篭を運ぶ環。
(……僕だって絶対負けられない! ここに来るまで、みんなに助けられたんだから!)
彼女の心に浮かび上がるのは、幼馴染みの呼水、ソウルシスターのタネ……!
彼女たちがいたからこそ、ここまで来れた。彼女たちが散っていたからこそ、今、こうして走っているのだ。
だから、環は走る。前へ前へ、力の続く限り、熱い砂浜を踏みしめて。
……って、ひと組だけ無駄にシリアスだけど、これ、らっかみおろしだからね!?(2度目の確認)
互角に思えた虎と三毛の死闘だが、海まであと数十メートルのところで、三毛猫チームのペースが落ち始めた。
流れ落ちる汗で『怪力女』の文字が滲み、重く山駕篭がのしかかってきたのだ。
(はぁ……はぁ……重い、重いよー! なんだか足が上がらなく……なっ……て……)
体力はもう限界、息も絶え絶えになり、力尽きようとしたその時、ふっと山駕篭が軽くなった。
ハッと後ろを振り返ると、そこには……散っていたはずの2人の仲間が!
「よっちゃん……ソウルシスター……なんで……?」
「辛い時には儂が傍に居る、そう言ったじゃろ?」
「何驚いた顔してるの。言ったでしょ、私達は魂の姉妹……いつでも一緒にいるって!」
「無事だったんだね……! うぅ……よかったよ、ふたりとも。……でも」
と首を捻る環。
「そんなこと言ってたっけ???」
「あれ? 言ってないっけ」
呼水も首を捻る。
「んー????? まーいっか!」
「さあ、海までもうすぐ、3人でラストスパートよ!」
勢いを取り戻した三毛猫チームは、ぐんぐんと追い上げる。
「……あ、三毛猫チームが来た! 八十八旗くん!」
「任せてくれたまえ、お姉さん!」
海は目前、信彦はらっかみさまを投げ入れるスタンバイ!
「よっちゃん!」
「任せておけ! あとはコレを海に投げ入れればゴール……行くぞ、たまちゃん、タネ」
呼水もらっかみさまに手をかける……と、ふたりは不思議な表情を浮かべた。
「タネ? よっちゃん、なんのこと? なんのタネがどーしたの?」
「タマちゃんって、誰のこと?」
「……………………。名前知らんかったんかいッ!」
そして、ほとんど同時に海へと投げ入れた。ふたつの人形は水しぶきを上げて、海の中に。
先に、海へ投げ込まれたのは……。
『らっかみおろし、今年の優勝チームは……虎猫チームです!!!』
海岸に響き渡るリッカルド町長のアナウンス。見守っていた島民の皆さんから、大きな拍手が巻き起こる。
佳乃は震える身体を抑え、思いっきり、太陽に手を届かせるぐらいジャンプした。
「やったーー! 私たちの優勝だよーーー!!!」
最終順位
1位 虎猫
2位 三毛猫
3位 白猫
4位 さび猫
5位 黒猫
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
萩栄一
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月22日
参加申し込みの期限
2014年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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