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【らっかみおろし】第3区間:町から海へ
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(もし勝ったら願いが叶うって話だけど、2人は何をお願いするんだろ?)
圭花は不意にそんなことを思った。
(夢宮さんはアイドルしてるって言ってたから、やっぱり夢は国民的アイドルになって年末の歌合戦出場? 雨寺さんは軽音部だから音楽関係の夢かしら? それとも、美味しいもの食べたいとか? 彼氏欲しいとか?)
そんなことを考えている彼女の視界に、らっかみさまを飾ったボンボンがやたらと飛び込んできた。
(派手にしすぎたかしら……? それにしても、ほんとわけわかんないことなっちゃってるわね、うちの神様は……。それを担いで必死に走ってる私たちって……)
ぷぷっ、と思わず吹き出す。
(……なんてバカやってんだろう。でも、こういうのやってたみたかったのよね。斜に構えてバカじゃないの? って言うばっかじゃなくて、たまにはバカやってみたかった。くっだらないけど……青春って感じのやつ。夏だし)
「あはっ……あはははっ!」
「ど、どうしたの、圭花ちゃん? どこか具合悪い?」
瑠奈は心配そうに彼女を見た。
「疲れたなら、ちょっと休む?」
「う、ううん……あはっ! ごめん、笑いが込み上げてきちゃって……楽しいわね! そう思わない?」
「え? うん……楽しいよ」
ちょっと恥ずかしそうに瑠奈は笑う。
「あはは、私も音楽やってるし、目立つのは好き♪」
凛も笑った。楽しそうな2人に目を細め、圭花はポツリともらす。
「らっかみさまにお願いする前に願い事叶っちゃったわね」
みんなでバカなことをして、楽しむ。それが今、圭花が一番望んでいることだったのだ。
「……あ! 見て、海!」
凛は目を輝かせて、きらきらと光る寝子ヶ浜海岸を指差した。ようやくここまで来た、ゴールまであと少し……!
「……どうりでだんだん人が増えてると思ったよぉ。わ、また……!」
沿道から笑顔でやってきた島民の皆さんがすれ違い様にらっかみさまを触っていく。
らっかみさまが汚れるたびに、下ろしては拭き、下ろしては拭き、そうこうしてる間に、後続組との差も大分縮まってしまった。
「……まずいわね。さっきまで見えなかったのに、虎猫チームと三毛猫チームがそこまで来てるわ」
圭花が振り返ると、人垣の向こうに山駕篭がふたつ。もたもたしていると抜かされてしまう。
とは言え、前にもたくさんの島民の皆さんが……。
「? あれ、誰かいるよぉ? あ……見て、圭花ちゃん、凛ちゃん。黒猫チームがいる!」
らっかみさまならぬ、与作人形を背負ったふたつの影は、真央と瓢である。
「……邪衣はん、先に行ってると思ったけど、ここにはいないみたいだねぇ……」
「士ちゃんには、首輪とリード必須だったのだ抜かったのだ!」
「まぁともかくこの状況をどうにかしないとねぇ。身動きとれないよぃ」
そう言うと、瓢の与作人形がぽんぽんと音を立てて何かを発射した。
「……なんだ?」
きょとんとする島民の皆さん……次の瞬間、まばゆい光が辺りを覆った。閃光弾だ。
「今のうちだよぃ」
「さすが、瓢ちゃん! ナイスなのだ!」
ところが、である。その前に、また別の難敵が立ちはだかった。
ずんぐりむっくりしたボディを並べ、壁を築くのは寝子島最強と言っても過言ではないオバチャン軍団。日々のタイムセールで鍛えたその戦闘力と、いかなる状況にも動じることのないタフなメンタルは脅威の一言である。
「ちょっと、あんたたち。オバチャンにご利益をおくれよ」
「オバチャンに構ってる暇はないのだ。水褌で勘弁するのだ」
陸上部の練習と、猫ウォッチングと称した毎朝の走り込みで鍛えたフットワークで、真央は素早くオバチャンをすり抜ける。
「ちょっとぉ、じっとしてなさいよぉ!」
「この前、徹夜でニャンダムと懐古アニメの会をやったのだ洗脳ばりばりなのだ♪ オバチャンの動きなんて、見える見えるのだぁ〜……あれ? 見えないのだ?」
「寝子島の白い四連聖をなめるんじゃないよ!」
本気になったオバチャンは速い。4人のオバチャンのボンバータックルを食らって、真央はくるくるとコマのように弾き飛ばされた。
「のわ〜〜〜〜!! 全然白い四連聖じゃないのだ! 白い四連聖は巨乳・美乳・ちっぱい・まな板の美少女なのだぁ〜〜! オバチャン達、全員巨乳の小太りなのだぁ〜〜!!」
「おかげさまで、あたしらのフィジカルは寝子島最強だよ」
無双のオバチャン達を前に、白猫チームも足を止める。このまま突っ込めば、無事ではいられない気がする……。
「……どうしよ、今度はおばさんがいっぱいいる……」
「向こうは、歴戦の手練よ。一筋縄じゃいかないわ」
「……大丈夫。ここも私に任せて!」
戦慄する瑠奈と圭花に、そう言うと、凛はろっこん『虚偽声楽(フェイク・ショウ)』を発動させた。
「へー、休暇で旅行に来てみたらお祭りやってたのか。ラッキーだなぁ」
「!!!?」
凛が声を真似たのは、知ってる人がいればすぐにわかる、最近ワイドショーで話題のイケメン俳優の声。
「今のはもしかして、あたしの大好きな昼ドラ『どす恋! 横綱ハイスクール!』に出てた、若王子くん!?」
「あたしもそのドラマ大好きなの! 若王子くんがここに? どこどこ〜サインして〜!」
「……おばさんが食いついた! 今のうちに先に行って、瑠奈ちゃん、圭花ちゃん」
「うん、ありがとう。凛ちゃんも絶対に追いついてね!」
2人を見送った凛のところに、ドドドとオバチャンが雪崩れ込んできた。
「若王子くん、見なかった!?」凛は声を元に戻す。
「かっこいいお兄さんならあっちのほうに行きましたよ?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
萩栄一
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月22日
参加申し込みの期限
2014年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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