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【らっかみおろし】第2区間:麓から町へ
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chapter.7 底なし沼4
らっかみおろし第2区間は、底なし沼で混迷を極めている。一番手で沼に入ったさび猫チームはゆったりしたペースながら、しかし着実にゴールへと近づいている。続いて速かったのは虎猫チームだがペナルティ腹筋600回でタイムロス中。三毛猫チームも同じくペナルティ、目下懸垂300回に挑戦中だ。黒猫チームもペナルティのマラソン中だがこちらは早いクリアが見込まれている。
というわけで現在沼を邁進中は、さび猫チーム以外では白猫チームだけということになる。
「よし……もう少しで街が見えてくる。もう一踏ん張りだ……」
後ろ担当、白猫チームの精神的柱ともいえる
日暮 ねむる
が沈黙を破る。
「気が抜けないな、ここから先さらにぬかるんでる」
鎌八 まもる
が珍しく真剣な口調で言う。確かに、彼らの前に立ちはだかる最後の一踏ん張りは、水分をより含んだぬかるみが広がっていた。
「ほんとだぁ」
響 タルト
はうんざりといった様子。早くシャワーを浴びたくて仕方がなかった。
(……!)
一歩足を踏み入れ、良くない兆しを悟るまもる。
(ここまで来てペナルティはノーソーリー)
ちらっちらっと周囲へ目を向ける。沼の終わりは近く、高く太い木が沼に寄せるように何本かそびえている。
「よし、ねむる、少し駕籠一人で持ってて」
「え? ああいいけど」
ポニテらっかみさまを汚さずにこの沼を切り抜ける方法は一つしかない。
まもるは一つ息を吐くとつぶやいた。
「スパイダースパイダー」
黒猫チームは無事に褌を取ってくるペナルティをクリア。
「褌ありがとう!」
葉っぱから履き替えたムキムキお兄さんらに見送られ、再スタート。
「よおし、ラストスパート! つくしちゃん俺につかまっててくれよ!」
合体ろっこんで
冴木 竜司
の元気は有り余っている。
「はい!」
肩で山駕籠を担ぎながら、片方の手で
鬼崎 つくし
を抱き寄せる。
「鈴野、俺たちのスピードについて来れるか?」
「ああ、やってみるっちゃ」
「じゃあ行くぞ!」
「突撃準備よし! だべ」
鈴野 海斗
のろっこん「旧軍の亡霊《勇》」。竜司のロリコンパワーに負けず劣らずの馬力が出る強化タイプのろっこんだ。
「ロリコンパワー最高! つくしちゃん、少し窮屈かもだが人形見張っててくれ!」
「はい、大丈夫です!」
つくしとしては竜司と密着できているのでこれ以上の幸せはなかった。いつまでもこうしていたいほどだ。
黒猫チーム加速。他チームを一気に出し抜く。
黒猫チームより前、白猫チームより少し遅れて、さび猫チームもようやく沼の終わりを感じ始めていた。
「もうちょっとだね、頑張ろう」
自分に言い聞かせるように
佐藤 英二
が声を上げる。
「あ、まただ!」
らっかさまに貼っていた
恵御納 夏朝
のねこシールが剥がれ落ちた。
「うっ!」
食い込む重みに英二が呻く。
(これが最後の一枚……)
またペタリとねこシールを貼り負担は軽くなる。
「ふう……」
沼地特有の湿気のせいか、それとも神魂かナニカだろうか、夏朝ろっこんの継続時間は目に見えて短かく、シールの消費は激しい。
「ん、なんだ」
振り返る英二。後方から騒音が響き渡ってくる。
(……リコン……パワー……?)
海も恐る恐るといった表情で、背伸びしながら声の主を探した。
「うぉぉぉぉお! ロリコンパワー!」
「な、なんだ!?」
本当に何なのか分からない。雷光の如き速さで、こちらへ向かってくる。
「このままだと!」
夏朝が戦慄する。このままではぶつかってしまう。
黒猫チームは凄まじい速度で大まくりをかましていた。
「かんじきのおかげで力がほぼ前方にかけられている。沼だってへっちゃらだ!」
(こりゃあついてくのがやっとだべ)
海斗はしゃべることすらままならない。
「お兄ちゃん、前に!」
「お!」
少し軌道修正。
「どけどけー」
さび猫チームを迂回するようにして抜いていく。
「きゃ」
夏朝がまた短く悲鳴をあげ、海が鋭い風圧に目を閉じる。
黒猫チームはあれよあれよという間に、底なしの沼を切り抜けていった。
しばし呆然のさび猫チーム。
「なんだありゃ」
「すごい……あ!」
夏朝の最後の一枚が、今の風圧のせいか、ヒラリと剥がれ落ちてしまった。
「く……また重く……」
苦悶の英二。
「もう軽くはできないよ」
しょぼんとする夏朝。
「ここまで来たのに……もうだめか?」
海は自失のチームメイトとらっかみさま人形を見比べ、そして次の作戦を実行する。
(こっちも、加速!)
「小山内さん?」
山駕籠の前に立つ海、ペンを取り出して中空を走らせる。鮮やかな線が描かれた。
(この軌道に沿って!)
ジェスチャーで必死に訴える。
「よ、よし! 恵御納さん行こう!」
「うん!」
海のろっこん「アクセラレイトライン」。描かれた軌道に物体を乗せれば、線方向に向けて加速できる。
「おお!」
軌道に入った直後、物体の重みがなくなり、背中から押されている感覚があった。
「まるで追い風が吹いてるみたいだ」
「人形、落とさないように気をつけないと」
「僕が駕籠を支えるから、恵御納さんは人形を見てて!」
「うん」
山駕籠が勝手に前を目指すなら後方を担う必要はない。英二が舵を取り、夏朝が見張り役。海は水先案内人だ。
「3人で力を合わせて、ゴールしよう!」
さび猫チーム、最後の踏ん張りどきだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
梅村象山
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月17日
参加申し込みの期限
2014年09月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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