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【らっかみおろし】第2区間:麓から町へ
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chapter.5 底なし沼2
如月 庚
の予感は的中した。
「るいり、お腹すいた」
樹海の終わり直前になって
劉 瑞麗
がぐずりだす。
「胡麻団子がないと力が出ない」
その場に座り込んでしまった。
「ぐえ……いきなり山駕籠を放るな!」
山駕籠を一身で担ぎ、
小島 海美
をも背負う庚がちょっとキレる。瑞麗がか弱そうな視線をぶつけてきた。
「……沼へ出る前に、ちょっと休憩するか(俺は一体何をやっているんだ)」
自分の存在意義を見失いつつある。不良キャラが完全に崩壊していた。
「うーん、まだちょっとボーッとする……」
まさに夢見心地といった感じで、庚の背から下りた
小島 海美
は目をこすりながらつぶやく。まだ完全には幻覚症状が抜けていないようだ。
「大丈夫か?」
海美の頭を撫でる庚。それを見ていた瑞麗がさらなる注文をつけてくる。
「庚、次はるいりをおんぶ」
「わかったよ……ってふざけんな」
木を背にして座り込む庚。負担からの解放が一気に脱力させた。
「おんぶ」
頬を膨らます瑞麗。
「へいへい、後でな(俺ってほんと一体……)」
泣かれてしまったらと思うと、無下には断れない。
「庚おにいちゃん疲れてる? 大丈夫?」
海美の心配を片手振りで対応する。
「あ、これ読んだら元気になるかもよ!」
らっかみさま人形から拝借したエロ本を抱えてやって来る。
「……これはちょっとここでは」
「3丁目の左官屋のおじちゃんが似た奴読みながら言ってたよ! これがあれば疲れも吹き飛んで元気になるって!」
「いや、俺はいいよ、ありがとよ」
もう庚は愛想笑いの気遣いしかできない。
「庚はニョタイゲイジュツの本持っていないのか? 男ならみんな持ってるって叔叔が言ってた」
パタパタと鉄扇を扇ぎながら瑞麗。
「し、知らねーよ(何を照れてるんだ俺は)」
目を逸らし天を仰ぐ。
「ちょっとだけ中見てもいい?」
「うん、一緒に見よう!」
海美と瑞麗、ソーッと本を開く。
「バカ、やめろ!」
慌てて回収の庚。
「これはお供え物だろ、らっかみさまへの」
人形へ戻す。
「庚、けち」
「なんとでも……って、後続のチームが来たぞ!」
樹海の遠くに2つのチームの影が見えた。
「俺たちもそろそろ行くぜ」
白と黒の猫はほぼ同時に樹海を抜け沼へと出た。
「底なし沼?」
説明を受けた後、沼に進入しながら、白猫チーム前担当の
鎌八 まもる
は慎重に感触を確かめる。
「なるほど、足がズブズブってわけか」
無駄にあがくほど深みにはまる。冷静に動けばどうということはない。試合と全く一緒だ。
「ポニテらっかみさまは、サッカー部の守護神と呼ばれたオレがぜってぇ守る」
樹海ではあえて幻覚の世界へ自ら飛び込む勢いで、少々遊びが過ぎたが、ここからは気合を入れていこうと心に決める。
「けほっけほっ」
日暮 ねむる
は胃のむかつきを抑えられない。
「まさか……泥水を飲まされるとは……おえっ」
コーヒーだと思っていたものを飲んだ瞬間にこみ上げた吐き気。大好きなコーヒーを飲んで気分を害すわけがない、と思ったところで幻覚から覚めることができた。目の前には、木の幹に溜まった泥水があった。
「思い出すだけで……」
胃からこみ上げるものがある。しばらくはトラウマでコーヒーを飲む度に思い出すだろう。
「いやあ、いいものが見れたな〜」
悪夢を見たねむるに対して、こちらは思い出すたびに恍惚な笑みを漏らす
響 タルト
。
「斬新なポニテBL、新ジャンル開拓だ〜」
「おえっ……本物のコーヒー飲みたい」
「ベイビ〜ポニテらっかみさま、任せておきなオレに」
ほんとこのチームの3人、意思がばらっばらである。
一方、黒猫チームはすぐには沼へ入らなかった。
「よし、できたべ」
鈴野 海斗
が慣れた手つきで作ったのは、周辺の枝や蔦草でこしらえた3人分のかんじきだ。
「即席だからそんな丈夫にゃ作れんけども、沼を抜けるくらいはもつはずだっちゃ」
「すごい……全然沈みません!」
試しに履いて沼へ踏み入れる
鬼崎 つくし
、その性能に驚く。
「接地面積稼いで圧力を落とす。昔の人の知恵だべ」
「すごいです」
説明する海斗の顔を見てつくし、途端に申し訳なくなる。
「もう痛くないですか?」
海斗の頬は赤く腫れている。幻覚から呼び覚ますため、樹海に響き渡る平手打ちを食らわしたのだった。
「いいべいいべ、おかげでばっちり意識が戻ったっちゃ」
「そうそう」
冴木 竜司
が山駕籠を持ち上げながらうなずく。
「俺なんかより全然ましだよ」
竜司の顔は、原形が思い出せないほどにボコボコだった。
「もう幻覚見えてない、って何度も叫んだのにな。別の幻覚が見えそうだったよ……」
まだ顔中がヒリヒリする。
「だって……まゆ先生の幻覚なんて見るから……」
可愛い嫉妬で下唇を噛むつくしだが、感情的になると恐ろしい。
「んまあ、行くべ」
「ああ、ここから名誉挽回だ」
かんじき履きの黒猫チーム、最後尾から一気逆転を狙う。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
梅村象山
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月17日
参加申し込みの期限
2014年09月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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