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【らっかみおろし】第2区間:麓から町へ
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chapter.8 底なし沼5
腹筋600回ペナルティを食らっていた虎猫チームが沼に戻ってきた。
「もっと腹を鍛えておけばよかったのう」
終わったらさらに筋トレだ。筋トレフリークの
立井 駒鳥
は、充実した腹筋を撫でながら、ちょっと怪しく微笑む。
結局腹筋は、300回ほど駒鳥がこなした後に
八神 修
が自己記録更新ともいえる連続60回を達成、バトンタッチして
光村 日向
がスピード重視で150回、そして仕上げはまた駒鳥が一気に終わらせた。
「よし、今度は俺がサポートじゃ」
日向が前、修が後ろを担当。ここから虎猫チームの真骨頂が始まる。
(事前にしっかり確認はとっておいた)
スタート前、駒鳥は自分の能力を試していた。
ろっこん「ウィーク&ソリッドウォール」。思い描いた壁を出現させる召喚タイプ。その強度と出現の仕方を知りたかったのだ。
「おお」
目を見張る日向。沼面方向に対して、つまり水平に、2メートルほどの奥行きの「壁」が敷かれた。
「歩きにくそうなところは、この上を渡っていけばよいのじゃ」
壁に足をのせる日向。壁は重みで若干沈んだものの、壊れることなく体と山駕籠を支えた。見事な沼上の床だ。
「俺が触れると消えてしまうから、俺は沼を進んでサポートする」
「……うん、いい感じだ」
日向が何度も駒鳥に笑ってみせる。
「歩きにくいところがあったら任せとくれ」
そう言ってまた壁をイメージする駒鳥だった。
追い上げを決め込む虎猫チームだったが、沼終盤に待ち受ける、ひと際ぬるっとしたポイントだけは苦戦した。
「ここは……」
ろっこんで出した壁は、日向が乗るやいなや底なしへと吸い込まれていく。
「難しいようじゃのう」
「一気に越えるしかないね。頑張るよ」
日向の表情がピシッと締まる。
気合のゴリ押しで乗り切るしかない。幸い距離はさほどもでないし、抜ければ沼は終わりだ。
(しかしらっかみさま人形を落としたり、誰かがはまってしまえばまたペナルティ。そのリスクはなるべく背負いたくないな)
ここまで補佐役だった修、他の2人に頼りっぱなしであった。
(俺にできることといえば周りを冷静に見ることだけだ)
沼全体をよく観察する。そもそもなぜ、ここだけ他よりも水分を多く含みぬかるんでいるのか。
(沼といえど水のはける場所はあるはず。この地点だけうまく水が流れ出していないのか)
そして。修は一点の物体の存在に気づいた。
「なるほど」
「ん、修どうしたんじゃ?」
「立井、山駕籠を頼む」
駒鳥に山駕籠を託すと、柔らかい沼の中を進んでいく修。あっという間に太もものあたりまで侵食されてしまった。
「大丈夫、八神くん!?」
このままでは修の命が危うい。
「今助けにいくぞ!」
「いや」
片手で制する修。
「大丈夫だ」
もう片方の手で対象物に触れる。それは沼から半分だけ顔を出した大岩だった。
ろっこん「分解」。岩に亀裂が入り、鈍い音で割れ散った。途端に沼の中へ吸い込まれていく。
「これで流れるはずだ」
高い所から低い所への対流。これは半固体状の沼であれど同じ理屈。破壊された場所の向こうへ、柔らかい沼がぬるりと流れ出していった。
「岩がせき止めていたのか」
日向が興味深そうに様子を見守る。
「ほほ、さすが我ら虎猫チームの頭脳」
「よし、全力で行くぞ」
白猫チームは、若干変態チームであるが、若干「変身」チームでもある。
スパイダースパイダー。つぶやいた
鎌八 まもる
はろっこん「クモ男」によって全身を蜘蛛に変えた。
「鎌八君、何を?」
不可解そうに見守る
日暮 ねむる
。
「わくわく〜」
響 タルト
はまた新しいBLジャンルが生まれるのではないかと期待している。
(まあ見てて)
尻先から、沼外の木の幹に向けて糸を射出。さらに足でその糸を切り取ると、片端を山駕籠にくっ付ける。これを反対側の木に対しても行う。
(さあどうだ!)
「お、おお」
感激するねむる。2つの支点ができたおかげで山駕籠の負担はかなり減った。
「これなら渡りきれる!」
蜘蛛の糸は丈夫で伸縮も自在。足で簡単に切ることができるし、また別の木にくくりつけることもできる。これを繰り返せば柔らかい沼地も切り抜けられるだろう。
順調に進む白猫チームだったが。
「う〜、段々足抜きが悪くなってきたな〜」
タルトがピンチになりつつあった。歩を進めるたびに足はより一層深く沈んでいく。ついに下半身を覆い尽くすまでになっていた。
「大丈夫か、タルトさん……ってあれ?」
そこにいたはずのタルトがいなくなっている。
「タルトさん!?」
まさか底なしの沼に飲み込まれたか。と血の気が引いたが、
「ニャ〜」
山駕籠の上に一匹の猫。柔らかい沼は多分に水分を含んでいた。これのおかげでタルト、ろっこん「チェシャ猫」が発動して猫に変身していた。
「なんだ、よかった……」
駕籠から糸を伝い、蜘蛛のまもるへ飛び移る。
「蜘蛛と猫……すごい組み合わせだ」
こうして白猫チーム、ペナルティを一度も食らうことなく沼地をクリア。
「ふう、少しだけ休むか」
沼辺に腰掛けるねむる。
「あとは2人で一気に運ぶだけだな」
人間に戻ったまもる。
「ニャ〜」
「にゃんこもサポート頼むぜ」
肩に乗る猫タルトを見ながらまもるは思う。今すぐ目の前にいる猫は、ポニテのタルトが変身したものだ。
「そうだこれはポニテ猫……かわいいにゃー」
頬を擦り寄せるまもる。
「にゃ、にゃー(ちょ、なにするのーそういうのはB同士でやってぇ)!?」
「ポニテねこ〜」
「にゃー!」
ねむるはねむるで別のことを考えている。
(店のビラ剥がれてきちゃったな。もうちょい張っとこ)
白猫チームは変身チームであるが、変態チームでもあるのだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
梅村象山
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月17日
参加申し込みの期限
2014年09月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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