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【らっかみおろし】第2区間:麓から町へ
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chapter.4 底なし沼1
樹海を抜けると次に待つ関門は沼。沼といってもただの沼ではない。底なしの沼。一度嵌まると二度と抜け出せない。もがけばもがくほど、沼は溺れるものを飲み込んでいく。
そんな恐怖の沼が以前から九夜山の麓に存在したのかどうかは置いておいて、この第2区間最大の難関に最初に挑戦する組が樹海から抜け出してきた。
沼にトップでやって来たのはさび猫チームだ。
「本当にごめんなさい……」
「そ、そんなへこまないで!」
しょげている
恵御納 夏朝
を励ます
佐藤 英二
。大漁三毛猫の幻覚に惑わされ続けた夏朝を覚ますために大幅なタイムロスがあったことを、夏朝はひどく悔やんでいるのだ。
「無事に樹海を越えられたんだから、それで良しとしよう!」
鼓舞する英二。サポートの
小山内 海
もウンウンと必死にうなずいている。
「きっとだいぶ順位下がっちゃっただろうなあ」
ため息の夏朝。他のチームも軒並み幻覚にやられていて、さび猫チームが暫定1位であることを彼らは知らない。
「次は沼か……」
行く手を阻む広大な沼地に息をのむ英二。と、そこへ、
「しかも底なし沼だ!」
「ひっ」
褌一丁、逆三角形で腹筋が美しく割れている大柄の男たちが視界に割り込んでくる。なぜか体全体が少しテカり気味だ。
「やばいなと思ったら大声で助けを呼びたまえ!」
(たまえ、て)
心の中で突っ込む海。
「我々が泳いで助けに行くから! ただぁし、ペナルティが課されるから覚悟しておくように」
不気味なくらい並びのいい白い歯をぎらつかせて説明する。
(ペナルティかあ)
もう時間のロスはできるだけ抑えたい夏朝。一度も助けを呼ばずに渡りきりたいところだ。
(ちょっとずるいかもだけど、アレを使っちゃうかな)
ポケットを二回、ポンポンと叩く。
「よし、頑張ろう」
「うん!」
「いつでも助けを呼びたまえ!」
(しつこいなあ)
さび猫チーム、底なし沼へ恐る恐る踏み入る。
「う、ぬぷっとしてて気持ち悪いかも」
足に伝わる感触に躊躇気味の英二。
(粘土を水で薄めたような色と感じ)
浸かっていく足を引き上げながら海は思う。
(沼は時間勝負……落とさないように気をつけながら急がないと)
らっかみさま人形に手を添える。
さび猫チームは慎重かつ着実に沼を進む、のだが。
「く」
苦痛に顔が歪む英二。さっそく膝まで沼に埋まってしまっていた。
「大丈夫?」
「う、うーん……」
沼は重たい者から飲み込んでいく。負担を一番背負っていた英二がまず沼の餌食となっていた。片足を引っこ抜こうとすればもう片方が沈み、ではこちらを抜こうとすればまた片方の足が沈み。
「や、やばいな」
(やっぱりアレを使っちゃおう)
見兼ねた夏朝。ポケットからねこシールを取り出し、
「えい」
山駕籠と人形両方へピタッと貼り付ける。ろっこん「重く軽く」が発動する。
(おっ、軽くなったぞ)
「これなら……!」
英二も楽に足を引き抜ける。
(恵御納さんの能力……なのかな)
少しフェアじゃないかも、と思ったり思わなかったりな海。夏朝も同じ気持ちを抱いている。
(負担を軽くしちゃうなんて、僕のろっこんちょっと卑怯かも?)
他のチームもバリバリろっこん使っているので問題ない。気配り心配りの行き届いているチームである。
「よし、みんな頑張ろう」
「うん」
(……うん!)
声を掛け合いながら、さび猫チームは沼を行く。
2番手の虎猫チーム。
立井 駒鳥
と
光村 日向
の息の合った躍動ある走り、そして
八神 修
の頭脳プレーによって、樹海区間ベストタイムにて樹海を抜けようとしていた。
(ここからが本当の体力勝負……)
日向は覚悟を決めていた。
(ここまで力は温存してきた、立井くんもまだまだ余裕はあるはず)
ゴリ押しで一気に沼を抜けたい。
「見えた、樹海クリアだ」
そして、樹海から解放された修たちの前に現れたのは沼ではなく褌一丁のムキムキのお兄さん。一通りの注意事項を説明された。
「体育会系ペナルティ、どんなものかのう」
駒鳥は少々興味ありげだ。
(ここは俺のろっこんが役立つとよいが)
事前に練習した「壁作り」を思い出しながら、沼の中へ。
「う」
「!」
駒鳥と日向の表情が変わる。30キロというハンデも背負う彼らにとって、ここは想像以上の過酷さがあった。
(ろっこんの使用にも限度がある。最初は地力で乗り切りたいところじゃが)
「立井くん、一気に駆けよう。八神くん、ついてこれる?」
「ああ」
「了解じゃ」
沼面の上を歩くようにして、持ち前のスピード力を活かして先へ先へ。
しかしこの立地条件は彼らの体力を必要以上に奪っていく。しばらくすると動きが鈍くなってきた。
「大丈夫か光村、少し休むか」
そう言う修にも疲れの色は見える。彼らのスピードについていくのがやっとだった。
「でも沼のど真ん中で止まるのは」
動かなければ沈むことはないが、神経を張るせいか体力は消耗していく。動きはついに止まってしまう。
「これは厳しいな」
虎猫チーム、駒鳥と日向の太ももが沼に浸かってしまったところで、ムキムキのお兄さんたちにヘルプを要請。
「次は俺がサポートをしようかの」
駒鳥が努めて陽気に言う。
「……」
が、唐突に無言になる。
「ははははは、待たせたな!」
呼ばれたムキムキお兄さんたちが、笑顔で沼を泳いで助けにきたからだ。
「なんて速さと切れ」
日向がつばを飲む。
「沼に当たる表面積が多いほど確かに沈みにくいが」
解析する修だが、さすがにあの速さは理解しがたい。神魂の影響かと疑いたくなるほど。
「我々は特殊な訓練を受けているからな!」
お兄さんたちは3人をズボッと容易く引っこ抜くと、山駕籠やらっかみさま人形ともども背にのせ、沼辺まで楽々と泳ぎきった。
「ま、まあ……沼に飲み込まれずに済んでよかったのう」
泥を払いながら駒鳥が言い、
「次は負けない」
沼を鋭い目で睨み返す日向。
(体力的にも、もう失敗はできないな)
修は限界を感じつつあった。
「よし、行くぞ」
再び沼へと挑もうとする3人。が、お兄さんたちがずらり立ちはだかる。
「こらこら! ペナルティをクリアしてからだ!」
「あ、そうだった……」
「ふむ。ではどんなペナルティじゃろうか」
「君たちに与えられるペナルティは」
お兄さんたちそろった動きで、右手をパー、左手の人差し指を上げる。
「腹筋600回だ」
「げ」
修がカエルのような声を出す。
「腹筋か」
日向が仕方ないといった面持ちで地面に座る。
「全員合わせて600回でいいぞ」
「なんじゃ、全員でいいのか」
ホッとする駒鳥。
「なら俺に任せておけ修」
日向に並んで、準備にかかる。
「筋トレは大の得意じゃ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
梅村象山
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月17日
参加申し込みの期限
2014年09月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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