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月夜に囚われし姫君を救え
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月はふむ、と僅かに唸った。聞こえてきた事情を整理すると小日向先生に求婚している最中らしい。
(つまり小日向先生が着ているのは、彼の趣味という事か。男性はああいう服が好みなのか……。今後のデザインの参考にしたいな)
小日向先生にモデルになってもらおう、と考えながらも、白鋼の服も悪くない、と感じ彼にも参考にしたい、と考える。
(この事態が落ち着けばお願いできるかな。……でも落ち着く様子が見えないな)
月は静かに肯くと、少し離れて様子を見る事にした。
と、ここで空気を壊すような声が響いた。猫が大好きな少女、
後木 真央
は白鋼のそばにいた大きな虎2頭を見て「ふぉぉ~っ!」と愛らしい声を上げテンションが駄々上がりしていた。
「どんなぱらいそ来たのだコレ!? 白い巨猫さまなのだぁ~~!」
「違う、虎だろ?」
思わず天懸が突っ込む。が、真央の愛らしい姿には少しほっこりしてしまう。女好きの性なのか、彼女が小柄で一見中学生に見えなくもない故かはさておき、真央はうれしそうに叫ぶ。
「思う存分もふもふはすはすくんかくんかしろと!? 滾るのだ漲るのだ! 神さまどうもありがとうなのだ~!」
他に見向きもせず虎にロックオンする真央だが逆に虎も真央にロックオンしている。どうやら目が合ったらしい。彼女のハイテンションを闘志と勘違いしたのか、はたまた彼女が持っている物が原因か……。ともかく、空気を読まない彼女に、見知った者は苦笑し、見知らぬ者は少し心配になった。
宙に浮く大きな鳥篭の中、つばめは祈るような眼差しで呼ばれた者たちを見つめている。
(さすがにこれはないよな)
八神 修
は静かに肯くと、そっと鳥かごへと歩み寄る。彼はつばめへと笑いかける。
「先生、今助けますから」
「あぁ、ちょっと!」
「だめ、八神君!」
陽太とつばめがあわてて声をかけるも、修は鳥篭に触れる。同時にばちっ、と音を立てて火花が散り、激しい痛みが走った。修は己のろっこん『分解』をつかって鳥篭を破壊しようと思ったようだが、うまくいかなかったようだ。
「客人よ、その鳥篭はすべて終わらぬ事には消えぬ。そして、私はつばめ姫を守るべくそれを使っているに過ぎない」
「拉致監禁してモノにしようというのは、間違っているぞ白鋼とやら」
痛む手を押さえ、修が言う。僅かに肩眉を上げた白鋼だが、瞳を細めて言葉をつむぐ。
「拉致監禁とは人聞きが悪い。つばめ姫にはこの戦いを見届けてもらわねばならぬ」
白鋼は、厳かにそう言い、そこへ相槌を打つように少年の声が響く。よく見ればスコップを担いだ
骨削 瓢
が鳥篭の中のつばめへ不思議そうに問いかける。
「聞いたよぉい。月の王様に求婚されるたぁ、凄まじい玉の輿じゃないかい。一体何が不満なのかねぇ~?」
「不満も何も、結婚なんてまだ考えてなかったし……。やりたい事もたくさんあるもの。それに、いきなりプロポーズされても困るわよっ」
つばめはちょっと赤くなりながら答えれば、瓢は「もったいないねぃ」と呟いて自然なしぐさで白鋼の傍に並んだ。彼は小さな声で「味方のつもりか?」と問えば瓢はにぃ、と笑う。
(さっさと結婚式の準備に取り掛かるためにも、邪魔する連中を黙らせる必要があるかねぇ? こんな愉快そうなモノはないよぃ!)
白鋼はぽつりと瓢へこう言った。
「変な真似はいたすなよ?」
「承知だよぃ」
瓢はくふっ、と楽しげに笑う。それに見知った者達はなんとなく彼がなにやら企んでいるのではないか、と勘ぐるのであった。
(なんか、感じ悪いなぁ)
そう内心でもやもやとした物を覚えたのは、緑色の髪が目立つ少女、
桜庭 円
であった。彼女は白鋼の遣り方に苛立ちを覚えているようだった。
チャーハンの練習をしようと、中華鍋の素振り中に呼び出された彼女は状況が飲み込めると鳥篭の中のつばめを見つめた。
「……状況は、飲み込めた」
静かに呟いたのは、長い茶髪と黄色い眼が特徴的な少女、
十朱 此方
だった。彼女は鳥篭の中ではらはらしているつばめの目を見つめる。
「結婚、嫌なのよね?」
此方の言葉に、つばめは静かに肯く、此方は小さくため息をつくと手持ちの傘と炭酸飲料の入った缶を確認して答える。
「だったら協力する。だって、好きでもないのに結婚なんて……可哀想だもの」
「確かに、意思に反するのはどうかと思う」
「そうですよね!」
円が相槌を打つと、静かに闘志をみなぎらせた。そんな彼女たちに同意するのか、ポニーテールの少女、
椿 美咲紀
も力強く肯く。
「お嫁さんをとるのに、無理強いはよくないわ!」
戦いに赴く者の中で、戦うすべを持たないは彼女は回復役に専念する事にした。彼女は自分のろっこん発動条件に必要な花と救急箱を手に戦いへ赴く者たちへ癒しを与えようと覚悟を決める。
(白鋼さん、外見はなかなかカッコイイお兄さんなのですですっ。……色々と掛け算妄想するにはよい逸材ですが……)
なんてうっかり考えてしまうも、今はつばめを取り戻す事が先、と表情を引き締める。
「中々に、剣呑な雰囲気よねぇ?」
そう呟いた声に、少女たちは振り返る。しとやかな雰囲気の中に筋の通った物を持つ
尾鎌 蛇那伊
だ。彼はにこやかに円たちへ笑いかけながらも、ちらり、と白鋼と虎を見る。
(最初から全員でかかる必要はないわね。最初は少し下がっておきましょ)
蛇那伊は僅かに微笑み、数歩下がる。だが、怖気づいたわけではないのは、彼が放つけはいと眼が語っている。どうやら、様子を見ながら気を練り上げ態勢を整えるつもりのようだ。
その様子を見、白鋼は肯く。
「私たちに勝つ事が出来れば、つばめ姫を返そう。ただし、負けた場合は……私が貰い受ける」
どこからともなく2本の大降りなナイフを取り出しながら宣言。そして、戦う意思を見せた者たちもまた身構える。
――そして、白鋼と虎を相手に戦闘が始まった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年07月02日
参加申し込みの期限
2015年07月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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