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おっぱい!おっぱい!!
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【おっぱいは正義だ!】
立ちはだかった二人は化学室を背にして仁王立ちし、シルエットだけで怒っている様子がよく分かる。
殴り飛ばされながら未だ事態の掴めていないらしい堂島 貞二を胸の上から押しのけ、初島 優は逆光の影に目を細めた。
「そういうお前らは誰なんだ……?」
言葉に、鼻息も荒く拳を握りしめていた男が吼える。
「俺の名は
横嶋 下心
! 【下心】と書いて【げっしん】だ! そう、俺は性欲の求道者!!」
とんでもない名乗り口上である。
「俺は昼間の演説、ものすごーく心を打たれた! 教室のド真ん中でおっぱいキタコレー! と叫んだほどに心打たれた!!」
そこで、夕日が翳ったのかはっきりと顔が見て取れる。さわやか系イケメンと称されて然るべき端麗な顔だ。
が、残念な口上はまだ終わらない。
「おっぱいは素晴らしい! おっぱいは偉大だ! でっぱいもちっぱいも全て等しく愛おしい! だが雄っぱい、テメーは駄目だ!!」
貞二を睨みつけ、半ば涙目で指をさす。
「堂島、目を覚ませ! 男が一度おっぱいと口にしたら、それは女性のおっぱいだ! 無機質とか男でも良いとか、そんな悲しい妥協をするな! 俺達はみな性欲の求道者だ。それがどんなに厳しく険しい苦難の道だとしても、諦めずにその道へ殉ずる覚悟があるはず! ……堂島。俺は昼休みのあの瞬間、お前を心の友、同志と感じた。視野を広げるのは良い、だが妥協はするな……。俺達は至高のおっぱいを求める。それで……いいじゃないか……」
激昂していたのが嘘のように優しい表情で手を差し伸べるその手に、貞二は心打たれた様子で手を伸ばした。
「横嶋……!」
しかし指が触れるその直前に、もう一つの怒声が飛ぶ。
「おい、そこのDT!!」
「ぐはっ!?」
「おふぅ!?」
「ごほぉっ!?」
【なぞのおとこ の こうげき!▼
堂島 に 300 の ダメージ!▼
横島 に 300 の ダメージ!▼
初島 に 200 の ダメージ!▼
こうか は ばつぐんだ!】
三人揃い、思わず心臓を押さえて蹲る。
「なんだ、お前たち三人揃いも揃ってDTだったか。それはすまん」
軽薄な口調に、ぷるぷると震えながら体勢を立て直す。しかし、放たれた罵声は思いのほか三人の心を抉ったようだった。
いや、十五歳なら普通だよ。うん。
とにかく最初に顔を上げたのは、やはり初島だった。
「まるで自分は違うみたいな発言を……って、この間のネズミ騒動の時にエロ本テロやったエロリ……違う、テロリストの人!」
「いや、違わない!」
初島の言い直しをあえて拒否する男、
草薙 龍八
。
今日の彼はテロリストの称号を自ら放棄した。
「俺はエロリスト! おっぱいがジャスティス! これ即ち……宇宙の正義!!」
特撮ヒーローを彷彿とさせる決めポーズで、高らかに宣言する。
その姿は心なしか黒い太陽を思わせ、さながら神々しい王の威厳を感じさせた。
思わず魅入ってしまう三人を前に、龍八は静かに唇を開く。
「堂島貞二。いや、やはりDTと呼ぼう。DT、お前は昼休みに許しがたい発言をしたな……。俺はそれを正しに来た者だ」
そこまで聞いて、またしても下心が慌てて口を挟む。
「いや、待ってくれ草薙。何を言っているのか良く分からないんだが、これは人間の三大欲の一つである性欲の研究だよ? 正されるようなことは何もない。いかがわしい想像をしないでくれ」
「お前こそ何を勘違いしている、横嶋。俺はさっきも言ったとおり、おっぱいを崇拝する者だ。この制作研究を批判するつもりなど毛頭ない」
「なら……」
「俺が正すのは別の部分だ。……おい、DT」
顎で指し示し、見下しきった目で蔑む。
「貴様、おっぱいならなんでもいいと言いながら『揉みたい』とか抜かしたな……。それこそが許されざる間違い! ならばDT、揉むことも出来ないちぃぱいはどうする!!」
ズシャアアアアン!!!
雷に打たれたような衝撃がその場を襲った。特に貞二はふらふらと立ち上がって動揺に身を震わせる。
「な……まさかそんな……! ちぃぱいは揉むことすら無理だというのか……!!」
「ふん、やはり名前通りのDT……ならば知らぬのも無理はない。そう、ちぃぱいとは揉もうとしても手を擦り抜け、欲しても得ることの出来ない幻のようなおっぱい……! 微かについた脇と背中の肉を寄せて集めてググッと上げてブラに押し込めても、それを外せば霞のごとく消えてしまう儚い蜃気楼……。分かるか、この悲しいおっぱいの運命が……!」
つうと龍八の頬を一筋の涙が流れ落ちる。それを目にし、貞二、そして下心までもが悲しみの涙を流していた。
悔恨で拳を震わせ、貞二は足元から崩れ落ちる。
「何てことだ……! 俺は無機物でも雄っぱいでもなどと妥協をし、その上ちぃぱいへの正しい理解すら出来ていなかった……! 許してくれ二人とも。こんな不甲斐ない俺では、お前達と共におっぱいを求める資格などない……!」
床を殴り、慟哭しながら自責の言葉を吐き出す貞二に、龍八は優しく目を細めた。
「馬鹿なことを。生きとし生ける者、誰しもが最初は母のおっぱいに縋って育つものだ。おっぱいの求道に資格などない。……俺の怒りと悲しみを分かってくれたのならそれでいい。共にこの性戦を往こう、同志よ」
「草薙……お前って奴は……!」
差し伸べられた手を今度こそ握り、貞二は立ち上がる。その手にさらに手を重ね、下心、龍八、貞二の三人は決意を込めた瞳で微笑と共に頷き合った。
その光景を一人間近に目にし、優は目を糸のように細めて失笑にも似た表情を浮かべる。
「……なんだコレ」
言葉に、化学室内部から覗いていた数人も同意するように頷いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
井之上
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月15日
参加申し込みの期限
2013年02月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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