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スイート・タイフーンにご注意を?
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余韻:『飴』上がりの世界で
屋上で何人もの『もれいび』達(一部『ひと』含む)が綿菓子の台風を退治した頃。病院に残っていた
飛吹 蓮太郎
は、静まり返った街を見、物思いに耽っていた。
(まさか、勘助が人魚になるとはなぁ。ホント、かっこよかった)
脳裏によぎったのは、息子である
飛吹 勘助
がろっこんを発動させて人魚になった時の事だった。
(ああいう力が持てれば、僕も……皆の助けになれるかな)
確かに、『ろっこん』は凄い物だ。けれども、自然と彼は首を振っていた。そういう力が無くても、彼は大切な息子やその仲間達のために身体を張ろうと、静かに思う。
一方、うとうとしかけていた勘助もまた、どこか安堵感のような物を覚えていた。
(親父やバルシュさん、南戸河さんは……俺の人魚姿、見ても、びっくり、しなかった)
特に父親は通常運行のテンションだった事がより嬉しかったかもしれない。そっと安堵の息をついて目を開けると、蓮太郎と目があった。
「がんばったな」
蓮太郎がそっと勘助の頭を撫でる。と、勘助は少し恥ずかしそうに……でも、嬉しそうに瞳を細めた。
「ん? どうやらお菓子の雨が止んだみたいだぜ」
バルシュ・コルテュルク
が外を見て言う。
奈倉 藍
と
恵御納 夏朝
もまた外を見、ババロアの川が消えていくのを見送った。
「夢から覚める時間になったのかもしれませんね」
「でも、無事でよかったよ」
彼女の言葉に、病院に残っている者達全員が笑いあう。
(伝説、か……)
バルシュは静かに瞳を細め、青い空を見ながら、内心で呟いた。
お菓子を抱えた茉菜は悶々とした物を抱えながらお菓子を拾い続けた。そして、ふと足を止め……盛大に溜息をつく。
(今まで完全に放置していたくせに、今じゃきっとこの御菓子の出所聞いてくるんだろうなぁ……)
沢山のお菓子を手に、彼女はひとまず、父親より先に帰ろう、と決意する。そしてその日の夜、怜にお菓子の出所を案の定聞かれた。彼女は「お父様が仕事サボってる所を目撃した」と言えば、彼は「……あの雲を潰さないといけなかったんだ」と信じられないが、と頭が痛そうな顔でそう言った。
飼い猫のノインが心配そうに2人を見上げていたのはここだけの話である。その後この親子の関係がどうなったか、今の所は、子猫だけが知っている事だろう。
そして、世界は緩やかに元へと戻っていく。台風の影響をさほど受けなかったのか、落ち着きを取り戻した寝子島は、雨上がりの匂いをさせつつもきらきらと輝く。
施設へ戻っていた
津田 亮悟
は、自室の窓を見て呟く。
(雨、止んだのか……)
僅かに雨が降っていた時、「雨が戻った? いや、おかしいか」なんて思ったが、一方でこんなことも考えた。
(ちょっと残念だな。あんな美味ぇ台風なら俺はいつでも歓迎なんだけどなぁ)
普通の台風より好きなのに、と少し寂しさを覚える亮悟だった。
後で知った事だが、台風は上陸直前に寝子島を上手い具合にそれたとの事だった。
おまけ:数日後の寝子島にて
(ったく、俺とした事が)
テオこと
テオドロス・バルツァ
は、不機嫌だった。台風一過の青空の下、むすっ、とした顔で桜花寮の入り口に寝転ぶ。けれども、こうして生きているという事はあの人間たちのお陰である。普段人間に興味が無いテオではあるが、なんとなく、何かお礼をしてもいいな、という気分になる。
(まー、何かあったときでいいだろ)
テオはそう思いながら、うとうとと昼寝を始めるのであった。
奈倉 藍
は偶然であった
柚瀬 玲音
は台風の日に見た夢について語り合っていた。偶然にも同じ夢を見た(と思っている)2人はその日ゲットしたお菓子を食べながら意気投合する。
因みに、この夢の話を両親にした玲音は「とてもいい夢を見たね」と優しく受け止めてくれた。その事がとても嬉しくて、藍に話せば彼女もまた優しい笑顔になった。
一方、その頃。自室で執筆していた
南戸河 蔵人
は先日の出来事をメモした物を読みながら、考察にふけっていた。
(あの日の出来事をメモした事。ぱっと見たらただのネタ帳だけれども……、全て、事態は現実だった)
『ひと』である蔵人ではあるが、あれが『夢』とは思わず『現実』だとはっきり捉えた。彼は僅かに瞳を細めると眼鏡を正してメモを見つめる。
(これも彼が言っていた、『最近この島で起きている不可解な現象』の一つ、なんだろうな)
メモをある程度読み返すと、彼はそっとそれを引き出しにしまう。そして、自分以外だれもいないその部屋で、ぽつり、と呟いた。
「落神伝説……。少し詳しく、調べてみるかな」
その目に宿ったのは、好奇心。蔵人は内心で楽しげに笑いながら執筆を進める。その作品の題名は、こう記されていた。
『スイート・タイフーンにご注意を』
(終)
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あとがき
担当マスター:
菊華 伴
ファンレターはマスターページから!
はい、菊華でございます。
よく考えてみれば台風シナリオ3つ目!! 神魂被害でどうしよう?! というようなシナリオですが、
皆さんの楽しいアクションにより以下の結果となりました。
・綿菓子の雲を削るのに有効な手段があった
・綿菓子の雲対策に出た人が多かった
・テオ救助者がいた
・テオの蘇生方法が的確だった
結果:大成功+αです。
判定はチョコレートのように甘く……とはいかないつもりでしたが
・テオの蘇生方法
・台風を分解もしくは切断・分散させる
というアクションがあったので大成功と相成りました。そして「+α」に関しては協力し合う姿勢に関してです。
これがアクションの穴に対する上昇修正に繋がります。
そして、今回は
・桜花寮より高い建物の屋上からなら雲に届く
・台風の進路はシーサイドタウンより
という裏設定などの兼ね合いにより綿菓子の雲対策者を一箇所に集める事になりました。
今回は「綿菓子の雲」に対して「食べる」「食べたい」と表記していた方は「雲対策者」となる、という判定で行っています。
おかけ様で大半の方が駅ビルの屋上へと行っております。
「あれ?」と思われた方もいるかと思いますが、ご容赦くださいませ。
この異世界で入手したお菓子は、現実世界へ持って帰る事ができました。
大成功判定ですので、参加した皆さん全員何かしらのお菓子をゲットしています。
(綿菓子は駄菓子屋さんにあるような小さなパック状態で持ち帰っています)
蛇足ですが成功判定の場合は「お菓子を拾う」と書いた方だけの持ち帰り、失敗判定・大失敗判定の場合は現実世界に持ち帰る事が出来なかった、というオチになる予定でした。
そして遅くなってしまいましたが今回シナリオガイドに登場してくださったバルシュ・コルテュルクさんと南戸河 蔵人さん、ありがとうございます。心から感謝しますっ。
テオはまぁ、ああいう子なので許してやってください、と私は思うのです。
それはともかく、参加、ありがとうございました。
また縁がありましたらよろしくお願いします。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月26日
参加申し込みの期限
2015年02月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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