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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
スイート・タイフーンにご注意を？
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今日の午後三時ごろ、寝子島に台風が上陸する。そういう風にニュースでは言っていた。けれども、強風が運んできたのは雨の匂いではなく甘い香り。そして、乾いた音と共に降ってきたのは……なんと飴玉だ。
「おや？ これって飴……だよな？」
たまたま外にいた南戸河 蔵人が降ってきた飴をキャッチし、目を丸くする。ふと空を見ると、先ほどまで濃い灰色だったのに、いつのまにか白くなっている。よく見ると、それは綿菓子のようにも見えた。しかも、いつもより空が近く感じる。
「わ、綿菓子？！ 雨の飴に綿菓子の雲ってますます御伽噺みたいだな……」
不思議そうに空を見ている間にぽとん、ぽとん、ぽとん、と今度はキャラメルやチョコレートが降って来る。風は徐々に強くなり、立つのも辛くなってくる。
「なんだこれは？」
不意に、男性の声がした。行ってみるとバルシュ・コルテュルクが怪訝そうな顔で猫又川を見ていた。
淡い黄色で、オレンジの香りがするが、それはぶよんぶよんと揺れながら流れている。しかも、限界水域ラインを超えていた。
「これって、ババロア……？」
「下がろう！ このままいくと溢れるぞ！！」
バルシュに肯き、蔵人も下がる。そして、５０メートルほど離れた時、猫又川は氾濫した。淡い黄色の波が、道路へと広がっていく。どうにかこうにか川から離れた２人は深く溜息をついた。
「こいつぁ、ただ事じゃねぇ。甘党の俺だけど、これはちょっといただけないなぁ……」
「事実は小説より奇なり、とは言うけれどこんな事は……」
２人は首をかしげ、どうするか途方に暮れていた。
「ふんっ、大変な事になっちまったな」
バルシュを初めとするもれいびたちの脳裏に、不機嫌そうな声がする。白と灰色の毛並みが艶やかな猫、テオドロス・バルツァは苛々を隠そうともせず言葉をつむいだ。
「神魂の所為で台風がおかしな事になっちまった。菓子が空から降ってくるわ、なんでか川の水はババロアになって増幅しちまうわ……。このままじゃ寝子島じゅうパニックになっちまう」
だから、ののこの『フツウ』を守るために世界を切り分けたのだ、とテオは言う。
「ま、時間が経ったら別のお菓子も降ってくるかもしれねぇな。これを終わらせたかったら、あの綿菓子の雲をぶっ潰すこったっ……うわあっ？！」
油断したテオはうっかりババロアに飲まれて、気を失ってしまった。
空に浮かぶ巨大な綿菓子の渦。それを破壊しなければならない。だが、どうやればいいのだろうか？ 切り取られた世界の中で、貴方は出来る事を模索し始めた。
「おや？ これって飴……だよな？」
たまたま外にいた南戸河 蔵人が降ってきた飴をキャッチし、目を丸くする。ふと空を見ると、先ほどまで濃い灰色だったのに、いつのまにか白くなっている。よく見ると、それは綿菓子のようにも見えた。しかも、いつもより空が近く感じる。
「わ、綿菓子？！ 雨の飴に綿菓子の雲ってますます御伽噺みたいだな……」
不思議そうに空を見ている間にぽとん、ぽとん、ぽとん、と今度はキャラメルやチョコレートが降って来る。風は徐々に強くなり、立つのも辛くなってくる。
「なんだこれは？」
不意に、男性の声がした。行ってみるとバルシュ・コルテュルクが怪訝そうな顔で猫又川を見ていた。
淡い黄色で、オレンジの香りがするが、それはぶよんぶよんと揺れながら流れている。しかも、限界水域ラインを超えていた。
「これって、ババロア……？」
「下がろう！ このままいくと溢れるぞ！！」
バルシュに肯き、蔵人も下がる。そして、５０メートルほど離れた時、猫又川は氾濫した。淡い黄色の波が、道路へと広がっていく。どうにかこうにか川から離れた２人は深く溜息をついた。
「こいつぁ、ただ事じゃねぇ。甘党の俺だけど、これはちょっといただけないなぁ……」
「事実は小説より奇なり、とは言うけれどこんな事は……」
２人は首をかしげ、どうするか途方に暮れていた。
「ふんっ、大変な事になっちまったな」
バルシュを初めとするもれいびたちの脳裏に、不機嫌そうな声がする。白と灰色の毛並みが艶やかな猫、テオドロス・バルツァは苛々を隠そうともせず言葉をつむいだ。
「神魂の所為で台風がおかしな事になっちまった。菓子が空から降ってくるわ、なんでか川の水はババロアになって増幅しちまうわ……。このままじゃ寝子島じゅうパニックになっちまう」
だから、ののこの『フツウ』を守るために世界を切り分けたのだ、とテオは言う。
「ま、時間が経ったら別のお菓子も降ってくるかもしれねぇな。これを終わらせたかったら、あの綿菓子の雲をぶっ潰すこったっ……うわあっ？！」
油断したテオはうっかりババロアに飲まれて、気を失ってしまった。
空に浮かぶ巨大な綿菓子の渦。それを破壊しなければならない。だが、どうやればいいのだろうか？ 切り取られた世界の中で、貴方は出来る事を模索し始めた。
ゲームマスターより
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2015年01月26日
- 参加申し込みの期限
-
- 2015年02月02日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2015年02月02日 11時00分
ども、菊華です。
今回は、台風なんだけどなんかオカシな事になっております。
マスターコメントがちょっと長いかもしれませんががんばって読んでください。
難易度：★★★
現在の状況
台風が寝子島に上陸しましたが、神魂の影響でお菓子を降らせ、川の水をババロアに変えて瞬く間に猫又川を溢れさせました。テオは即座に猫パンチで世界を切り分け、PCさん達が配置されました。
現在、携帯電話は、「世界に配置された人同士」ならば繋がります。ねこったーも同様です。また、道具に関しては「日常生活において自然にあるもの」ならば色々あります。活用してください。
空から降ってくる飴などのお菓子は幸いにも、人に当たってもあまり痛くありません。怪我の心配はありませんし、食べるととっても美味しいです。
※降って来るお菓子リスト（１口サイズに包装されている）
・チョコレート
・キャンディー
・キャラメル
・ラムネ
その他風に乗ってポテトチップスの袋やパッキーの小袋が飛んできたり、所によってはアイスクリーム（カップ入り）が降って来たりします。アクション次第ではお饅頭やおはぎ（が入ったパック）が降ってくる……かも？
ババロアの川
川はどれもババロアとなっていますが、現段階で溢れているのは猫又川だけです。場合によっては桜川と天宵川も氾濫するかもしれません。
解決方法
上空にある綿菓子の雲を潰さない限り、世界から出られません。
時間の経過と共に街がババロアとお菓子に占領されます故、動きづらくなる可能性があります。力をあわせて取り組んでください。
※なおリアクションスタート時の風速は３５ｍ／秒です。
ＰＬ情報
綿菓子の雲は、ある程度高いビルの屋上に上ると軽くジャンプしただけで届きます（なぜか重力が弱くなっているようです）。綿菓子の雲の所為か、空は普段より近く感じます。
＊アクションを書くときの注意
・ＧＡ（グループアクション）を使う方はなるだけＧＡ名の書き方を統一願います。
・アクション冒頭にどの地域（旧市街、シーサイドタウン、星ヶ丘、九夜山）からスタートするのか（ＧＡを使う方はＧＡ名も）をお書き下さい。
・登場ＮＰＣ以外のＮＰＣは登場しません。
登場NPC
・串田 美弥子
桜花寮で作業中に巻き込まれました。テオの声が聞こえているのでどうしよう、と悩んでいるようです。
・泉 竜次
旧市街商店街で買い物中に巻き込まれました。現在はとあるお店に避難中です。
・瓜山 メイ
星が丘駅あたりで帰宅中に巻き込まれました。突然のことに恐怖は感じていませんが途方に暮れています。
・テオ
油断してババロアの流れに飲まれ、気を失っています。
助けてあげてください（地図でいえばＫ７にいます）
それでは、宜しくお願いします。