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◆
変装メイド喫茶、「bonheur」。
せっせとバイトに精を出していた
大田原 いいな
は、はてと首をかしげた。
メニューが読めない。
印刷された文字がそこにはあるはずなのに、まったく頭に入ってこない。
実質的に、メニューが写真のみになってしまったような感覚。
これは困った。
何故って、メニューが写真だけになるとどう注文をとったものかわからなくなってしまう。
新メニューを作成する時に使った写真を提示して、何とかしてみようか。
タブレット端末のアルバムを編集してみようとするけれど、編集画面に表示されるはずの文字もわからない。
それに、値段を打ち込むのに必要な数字すらさっぱりだ。
簡易メニューを作ることすらままならない。
……一体、どうすればいいのか。
とりあえず、客の注文等は身振り手振りで応じよう。
メニューの写真を指してもらえば、一応はなんとかなる。
お冷やの補給は、こまめに回っていればなんとかなるだろう。
夕飯にはまだ少し早い時間、繁忙期前で助かった。
もし、夕飯時と重なっていたらと思うと……。
安心したような、そうでもないようなため息が漏れた。
それにしても、とタブレット端末のメールアイコンをタップする。
文字の書いてあったはずの痕跡が、全く解らない。
勿論、メールの内容など頭に入ってくるはずもない。
……いいなと仇敵を繋ぐものは、データしかないのに。
こうして考えてみると……何とも頼りないものに依存した繋がりだ。
現に今、繋いでいたはずのものが見えなくなってしまっているのだから。
三つ編みを一本前にし、指先でいじる。
時間経過で消えたタブレットの画面に、難しい顔をしている自分が映っていた。
……少し、考えなおそう。
例えデータを見られなくなっても、記憶があれば何とかなるかもしない。
……いいなが忘れないでいること、それが一番大事なのだろう――きっと。
タブレットの画面に映る口元が、わずかにほころぶ。
――と、いうところに新たなお客さんがやってきた。
いらっしゃいませの代わりに一礼を――、って。
やってきたのが誰か気付いて、いいなは思わず身構えた。
◆
レディに愛を伝えるのは、紳士の定めである。
そう堅く信じて疑わない
八十八旗 信彦
は、なかなか愛の伝わりきらない彼女の元へとやってきた。
彼女がバイトしている時間帯を狙い、ちょくちょく口説きに行っているのである。
――するとなんと好都合!
出迎えてくれたのは、まさにその目的の彼女!
あちらも気が付いたようで、信彦はそのまま流れるように口説く体勢に入って――動きが止まった。
……あれ?
普段、どうやって想いを伝えていたんだっけ?
頭の中には、ちゃんと想いがある。
だけど、それがうまく口説き文句に変換されないというか。
ただ一つ確かなのは、薔薇を渡していたということだけで……うーん?
思わず首を傾げる信彦。
そんな信彦の様子に、彼女の方もどこか怪訝な顔つきになっている。
――いや、ちょっと落ち着こう。
これはむしろ好都合ではないだろうか。
何せ、チャラ彦という渾名まである信彦である。
本人はあくまでも、"レディに優しい紳士的言動"を心がけているつもりだが、周囲にはチャラい印象を与えてしまっているのは確か。
それはきっと、想いを言葉に落とし込んだ結果――発言が軽い印象になってしまうからではないか!?
ならば言葉に落とし込めないということはむしろ、軽い印象にならずに行動で伝えることができるということ!
やったぜひこにゃん!
彼女の瞳を、至って真剣な眼差しで見つめる。
信彦の様子に気を取られていた彼女は、不意のことに反応が遅れる。
その間にさっと機敏な動きで近づいた信彦は――。
壁ドンした。
その表情は極めて真剣である。
そうして戸惑う彼女の瞳を見つめたまま、そっと一輪の薔薇を差し出し――――た、その直後だった。
しゃがみ回避からの鋭い頭突きが、信彦の腹を直撃。
完全ノーガードだったお腹を貫いた鋭い衝撃に、悶絶する信彦。
その手の中からこぼれ落ちた薔薇の花は、彼女の手によってレジ脇のドライフラワーの花束へと突っ込まれた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月04日
参加申し込みの期限
2014年09月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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