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「ザッツ渡りに船なのだ~!
人は自分のためだけじゃ頑張れないのだ。他の人が喜んでくれると思うのが、1番やる気出るのだっ!」
ボランティアの話を聞いた
後木 真央
が、いの一番に思い浮かべたのは、星ヶ丘の邸宅で暮らすマダム千代子の事だった。
体中を癌に侵された老婦人の元へ、真央は度々見舞っている。
養護施設の子供達のために
一緒に手芸をした
経験もあり、その時に見せた千代子の嬉しそうな顔を、思い出したせいかもしれない。
そんな真央が、愛用のデジカメを下げてまず訪れたのは、拝島医院の看護師・
拝島 薫
の下だった。
「薫ちゃん、マダムちゃんは子供も手芸も好きだと思うのだ。
編みぐるみなら、そんなに凄く大変じゃないのだ。
総合病院の子供用プレイルームに置く消耗品、一緒に作って寄付したいのだ……誘ってもいいかなぁ?」
受付でピョコピョコ跳ねながら主張する真央に、薫は決して根をつめさせないようにと念を押した。
だが、真央が勇んで三下邸へ行ってみれば、千代子は不在だと言う。
「珍しいですのだ……」
真央は戸惑った。千代子には医師免許を持つ専属のスタッフが居て、この邸宅を空けることが、ほとんど無かったからだ。
「ひょっとして手に負えないほど具合が悪くなって病院に行ったのだ? マダムちゃんは大丈夫ですのだ!?」
「落ち着いて、お嬢さん。大丈夫ですよ、奥様は精密検査を受けに行かれただけですから。
旦那様が久しぶりに、まとまった時間を取ってお会いになってくださるとかで、そりゃあ喜んでらっしゃいましたよ」
詰め寄る真央に、にこにこしながら使用人は言う。
千代子が戻るのが一週間ばかり先と知り、一寸がっかりした真央だったが、すぐに気を取り直した。
「マダムちゃん、旦那さんとリフレッシュ出来るといいのだ。
元気になって帰って来たら、また真央ちゃん達と一緒に遊んで欲しいですって、お伝えして欲しいのだ♪」
「ええ、確かに承りましたよ」
「お願いしますのだ」
ペコリと頭を下げると、真央は背中を向けて、たったか走り始めた。
「あら、真央さんじゃないですか……?」
耳に覚えのある優しげな声に、真央はキキーっと急停止。
「時子ちゃんなのだ、こんにちは~なのだ♪」
「やっぱり真央さんだったんですね、こんにちは……」
肩で小さな小鳥を休ませて、日傘を差した和服の少女が、おっとりと微笑んだ。
真央も良く知る、同い年の
御巫 時子
だった。
「お出かけなのだ?」
問えば、時子は千代子の見舞いへ行くと言う。真央はあちゃあと口を覆うと、千代子が不在である事を伝えた。
「ホントはプレイルームに飾る刺繍は、マダムちゃんの好きな窓から見た景色にしようと思ってたのだ。計画狂ったのだ。仕方ないから真央ちゃんの故郷の
日間賀島
にするのだ。
マダムちゃんに好きになって貰って、いつか本物を一緒に見に行くのだ♪」
「プレイルーム……? そのお話、私にも聞かせて頂けますか……?」
真央は頷くと、時子にもボランティアの内容を説明した。
「素敵ですね、是非 私も参加させて頂きたいです……」
仲間は多い方が楽しい。
こうして時子も加わって、作業は始められる事になった。
●
「坊や、一人でそんなに持って! 大丈夫かい?」
寝子高の芸術科の3年、
吉祥寺 黒子
は寝子島カルチャーセンターにやって来るなり、クセのある柔らかそうな髪を後ろで一つに結わえた少年に駆け寄った。
少年はその身に余る、大きなダンボールを抱えて大汗をかいている。
挑発的な衣装に身を包み、はすに構えた黒子だが、これで結構やさしくて女らしい。
見てみぬふりなど出来ようはずもなく、少年の前で膝を折った。
「ほら、重かったろう? 貸してごらん、お姉ちゃんが運んでやるからさ」
「ありがとうなぁ、助かるよぉ」
ひょいとダンボールの重さから開放してくれた黒子を見上げ、にぱっと人懐こい笑顔を見せるのは、小学校3年生の
曖浜 瑠樹
である。
「いいってことよ、どこまで運ぶんだい?」
「んっとねぇ、クラフトルームを使わせてもらえるらしいから、そこへ行くよぉ」
意外な答えに、瑠樹を二度見する黒子。
「ひょっとして坊やも、病院のボランティアなのかい?」
「そうだよぉ、あとオレは坊やじゃなくて曖浜瑠樹っていう、名前があるんだよぉ」
「へえ、瑠樹くんか。いい名前だな!
俺もボランティアさ、名前は吉祥寺黒子。よろしくな!」
「黒子お姉さんかぁ、うん、よろしくなぁ」
聞けば瑠樹は、電動式糸鋸を使っての作業を考えているらしい。
「危なくないかな?」
「物づくりは好きだし、センターの人に使い方を聞いて、気をつければ大丈夫だと思うんだぁ」
瑠樹はそう言うが、子供が一人でというのは、こう見えて心配性の黒子には気が気ではない。
だが幼い彼が、どんな思いでここまでやって来たのかを考えると、黒子には否定出来なかった。
「そっか、分かった! お姉ちゃんが、瑠樹くんの作業を傍で見ててやるよ!」
「ほんとに? やったぁ」
「ああ、任せろ!」
親指を立てて、黒子は白い歯を見せる。
幸い電動式糸鋸は移動が可能だったため、センターで作業する他のボランティアと同じ部屋で、作業をさせて貰える事になった。
「よぉし、がんばろっと」
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月15日
参加申し込みの期限
2014年09月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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