this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
亡国の女王
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
つぎへ >>
●●●轟く革命に暗雲と晴天●●●
「貴方に従う者はすでにいない。神の名の下に、裁きを与えましょう」
ヒーラーの青年は手のひらを返し、胸に手を当て一礼をする。
横で苦笑いする梢の姿が妙にアンバランスだった。
「クソ共が…! …あぁあ!?」
ハルバードを取ろうとしたヴォルデマールは驚愕の声を上げる。
伸ばした手を何かで弾かれるのだ。
どちらの手を伸ばそうと、結果は変わらなかった。
「すごいでしょ。転移魔法の一種なんだけど、僕は覗き穴って言ってる」
「なるほど。見えない場所から攻撃ができるのは大きいな」
「おお、僕の能力も届くや」
犯人はアルノルトと修、天佑であった。
防御陣地から空間を切り離して、ヴォルデマールの斜め上の空間と繋げる。
そうすることで、まるで天窓から狙い撃ちができるような状態を作り上げたのだ。
ハルバードに手を伸ばした時に修が攻撃し、銃を交換している時には天佑が磁気を発生させる。
「クソが…。おい! てめぇら! 信じきってるこいつらの後ろから攻撃をしろぉ!」
「敵も味方も関係ない、共に生きましょう」
「大丈夫だ、僕たちが居る限りヴォルデマールに攻撃はさせない」
ヴォルデマールの言葉に動揺が走るが、みゆきとねむるは安心と期待を与える。
結果、動く兵はおらず、遠くで盾を構えるだけだ。
帝国兵の安全を確認したザ・ストレイトがヴォルデマールへの攻撃を再開させる。
そして咲と槇、ルイーゼとソフィ、刀に牡丹、林檎に回復をしてもらった勇樹がこの場に到着をする。
「ははは…! なら応えてやろう。58番! もうそろそろガキが生まれるんだってなぁ!?」
「…何を言っている?」
誰も応えないことがおかしいのか、何事かを言い始めた。
遠くに居た帝国兵の1人が体をふるわせるが、周りの帝国兵に大丈夫、と声をかけられていた。
嫌な予感がしたねむるはザ・ストレイトの攻撃に合わせるように躍り出る。
しかし、ヴォルデマールは涼しい顔で攻撃を防ぎ、言葉を紡ぐ。
「そのガキよぉ…自分の子だと思ってんのかぁ!? 57番の子じゃねぇか? あぁ!?」
「何を、言っている!」
「良い声で鳴いてたって、隣の57番が報告してたぜぇ!?」
『…ゲスがっ!』
帝国兵の中で、不和が起きた。いや、起こした。
嫌な予感が的中してしまったねむるは柄にもなく叫ぶ。
そして、ルイーゼと咲は同じ台詞を吐きながらヴォルデマールに攻撃をする。
「23番は旦那が帰ってこねぇだろ? そりゃそうだ! 俺が殺したからなぁ!」
「お前が元凶…死ね」
「130番よぉ、ガキが病気なんだってなぁ! そこのヒーラーが実験台にしたからだよ!」
「そうやって、何でも力で支配できると思わないで。人の心は力では制せない」
ヴォルデマールへの攻撃は苛烈になっていたが、咲の剣を受け止め、ザ・ストレイトへ投げる。
一時的であれ攻撃回数が減るなら、躱すのは造作もないと言うように不和を増加させる。
そして、恐ろしい事にそれがほとんど事実であると言うように崩れ落ちる帝国兵たち。
槇やみゆきも参戦するものの、状況は好転しない。
「そうだ、そうやって恐怖をその体に刻み込め! てめぇらはてめぇらで傷つけ合う『帝国の民』だ!」
「貴様! それ以上は許さぬぞ!」
ヴォルデマールの腕にルイーゼのレイピアが深々と刺さる。
しかし、いやらしく笑いながらもう片方の手でなにもないはずの所に拳を振り下げる。
何かが地面に叩き付けられ、気づいたソフィが叫ぶ。
【加速】をしていたはずの刀が、頭を攻撃されたのだ。
持ち前の頑丈さで何とか持ちこたえ、足での攻撃は避けられた。
「化け物か…」
「大丈夫ですか!?」
「取るに足らねぇガキ共だ」
刀はソフィに腕を引かれ、すぐに攻撃されることはなくなった。
飽きた玩具を見るように刀を始め、周りを見渡すヴォルデマール。
腕に刺さったレイピアをそのままに、ルイーゼを蹴り飛す。
槇が峨嵋刺で攻撃をするも、腕を掴まれ、ルイーゼと同じように蹴り飛ばされる。
そして、倒れた槇に馬乗りになり、追撃をする。
そう、とどめを刺すために。
「遊びは終わりだ。少しは楽しめたぜ」
「槇、槇ぃ!」
叫び、走る咲。
自分の拳も振りあげ、ビームが射出されるが、攻撃を受けてもびくともしなかった。
振り降ろされる拳を止めてくれと、一瞬のうちに何度思ったか分からない。
「正義、執行…!」
ヴォルデマールの背後にいたのはザ・ストレイト。
その手に持つのは勇樹の上着であり、それを顔に巻き付け、引っ張る。
そして上着から炎があがり、人の顔が焼ける、嫌な臭いが立ちこめるが、それでも止まらない。
「女王!」
「恩にきる!」
みゆきはルイーゼにレイピアを投げ、ルイーゼはそれを受け取り、心臓を刺しにいく。
不思議な光に包まれたルイーゼは刀と負けぬ速度となり、ヴォルデマールを攻撃する。
その一撃は拳を止める事はできたが、レイピアを掴まれてしまう。
ヴォルデマールは燃えている顔でルイーゼの首に食いつこうとして、空を食べる。
みゆきは自らのろっこんの発動を感じていた。
「とどめだ」
「終わりだ」
修は引き金を引き、ねむるは剣を突き降ろす。
体を撃たれ、背に剣が立てられ、槇の匕首で足が切られていた。
鉄の落ちる音が響き、巨悪とも言える帝国の王は、ここに倒れた。
●●●平等で傲慢な治癒者●●●
一部の帝国兵を除き帝国の王は倒されたのだ、我々は自由になったのだ、と歓声が上がっていた。
虫の息であるヴォルデマールに近づいていたのは林檎と牡丹だ。
彼女たちが行なった事は、まるで正反対であった。
『例え、この人が諸悪の根源でも…死んでいい人なんていないよ!』
「私は死んだ方がいいと思います」
ヴォルデマールの頭を掴み【オモルの腕】を発動させる林檎。
切られている足の出血部分に蹴りをくれる牡丹。
体が跳ね、痛みとも癒しとも言えぬ反応を返すヴォルデマール。
「なっ…添木先輩、自分のしている事が分かってるのですか!?」
「こっちの台詞ですね。我々とこの国の者、兵士を寝返らせて勝てた人物に何をしているのです」
「助けられる命を見逃すなんて、俺には出来ない!」
言い合いながらも互いに譲らぬ林檎と牡丹。
回復し続けられるものの、同時に攻撃をされ続けている。
意識まで回復したのか、片手で林檎を退けるヴォルデマール。
「…ガキが。これは俺の道だ。土足で入ってくるんじゃねぇ」
「でも、でもっ! あなたも人を想って国を建てたのでしょう!? それなのに…っ!」
「はっ…。だからガキだってんだ。俺は、これが正義だと今でも思ってる」
「ふん。ならその道も正義も壊してあげます」
しゃべれるようになったヴォルデマールと林檎が話しているうちに、剣を拾い上げる牡丹。
頭上に立ったかと思うと、ヴォルデマールの首に剣を突き立てる。
短い悲鳴と、勢い良く噴射する生ぬるい赤い水。
ヴォルデマールの隣で、林檎は泣いていた。
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
亡国の女王
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
御宮 久
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月11日
参加申し込みの期限
2014年10月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!