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◯霧の向こうの道を見据えて
校庭では運動部が汗水たらして練習をしている。目標に到達するために。
音海 なぎさ
は、そんな彼らを屋上から眺めながら……自分自身と向き合っていた。彼はまだ、到達するべき目標自体が霧の向こうにあるから。
そうしてぼんやりとしていると、階段を昇る足音が近づいてくる。そして屋上の扉が開いた。
「鷲尾先生、いますか……ってなぎさくん?」
「あ……添木君」
そんな中やってきたのはなぎさ同じ保健委員の
添木 牡丹
。
「鷲尾先生なら、さっき黒崎先生を探してここに来たよ」
「くろさき……そんな先生居ましたっけ?」
「……教頭先生だよ」
そう言っても牡丹はピンと来ないらしく、うーんと首を傾げてから
「ありがとうございます……」と煮え切らない返事をする。
「そういえば、なぎさ君はどうしたんですか」
「……実は」
悩みながらも質問に答えようとしたとき、新たな足音と声が聞こえてくる。
「皆やっぱり悩んでいたりするんだね……」
「う、ん……」
「んー」
そうしてまた屋上の扉が開く。
「あ、なぎち! と添木」
「あ、牡丹ちゃんとなぎさ君……」
やってきたのは
ロベルト・エメリヤノフ
と
十文字 若菜
。
「こんにちは、ロベ君、十文字君」
「おふたりも屋上に御用ですか?」
「あー……実は」
こうして話すとすぐに気がついた。クラスも学科も違う面々だったが、抱える悩みは同じだということに。それぞれ事情も違えば思いも違うが、同じ悩みを持ってこの屋上に集まってきたのだ。
唯一、牡丹は転科について悩んでいるわけではなかったが、ついさきほど、先生(?)に同じことを聞かれたという。
「あの……もしよろしかったら、私にその悩みを聞かせてください」
ゆえに、彼女にも思うところはある。
「アドバイスできるかはわかりませんが……」
不安そうに俯きがちな顔を上げて、三人の顔をしっかりと見据え牡丹は言う。
「でも私にもその悩みを共有できると思うから」
その瞳には強い意志が込められていて、その意志はきっと、自分たちを思考の底なし沼から引き上げてくれる。そんな希望を持たせてくれるものだ。
「じゃあ、聞いてもらってもいいかな」
さっそくその意志は若菜の手を取り、引き上げた。
「はい、喜んで」
なぎさもロベルトも異論はない。こうして若菜はゆっくり、じっくり言葉を選びながら自らの思いを語る。
「私は芸術科に行きたいんだけど……でも親には反対されているんだ」
語り始めた若菜は真剣そのもの。ロベルトはその横顔を見ながら、うんうんと頷く。
「普通科が嫌なわけではないし楽しいけど、でもこれでいいのかなって迷っちゃう」
だからこそ、意志が強い若菜が迷っているのだ。そんな彼女にどんな言葉を掛けるべきか。ロベルトだけではなく他の3人もわからず黙りこんでしまう。
その沈黙に支配される前に。ロベルトはわざと「HAHAHAHA!」と明るい、乾いた笑い声を上げた。
「やっぱり大事な選択だから、慎重になるね」
うんうん、そう頷きながら空の向こうに視線を投げる。
「ほんと。皆は夢とか目標とか、しっかりしているんだなあ」
AHAHA……。作り笑いもどんどん萎んでいって、あ、俺って情けない。という自己嫌悪のようなものになってしまう。
「そもそも僕の夢……ってなんだろう」
がっくりと肩を落としてそう呟くと、なぎさが首を傾げた。
「ロベ君はやりたいこととか、ないの?」
やりたいこと。それは何度も何度も考えた。だからその『何度も』の部分を歯切れが悪いながらもひとつひとつ順を追って説明していく。
「画家とかかなって……最初は考えてたけど……」
「うん」
なぎさはやさしく相槌を打ってくれる。もちろん他のふたりも。
「……先生、でもいいし、他の……」
「うん」
「でも……うーん、悩む……悩むんだよね」
考えても考えても見えない未来を求め、またロベルトは頭を抱えるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月28日
参加申し込みの期限
2014年10月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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