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◯悩む若き菜、探すは牡丹、捨ててしまうは赤百合の花
十文字 若菜
は下駄箱の前に立ち、けれど靴を履き替えることができずにいた。掌中に収まっているのは――転科申請書。何度も書いては消され、書いては消され、苦悩の痕が色濃く残った一枚の紙だ。
(私の将来の夢はステンドグラス職人)
その為ならば、芸術科に進むべきだろう。
(でも)
拳に力が入る。
(芸術科は親が許してくれなかった……)
転科申請書に新たな苦悩の痕が刻まれた。
(だけど)
靴を脱ぎ、下駄箱に入れる。
(親に言われたまま……普通科のままでいいの?)
ようやく上履きに履き替え、若菜はぼんやりと歩き始めた。
コンコンと扉をたたき、声をかける。しかし中から返事はない。扉を開けて確認するが、「……お留守、みたいですね」。
添木 牡丹
はふぅと息を吐いてから、保健室を後にした。
牡丹は養護教諭である
鷲尾 礼美
の手伝いをするためにわざわざ夏休みの学校にやってきたのだが、その肝心の先生がいないのだ。
「あうう……どちらにいらっしゃるのでしょう」
肩を丸めて辺りを見渡していると、フッ、と消えそうな人の気配を感じて振り返った。そこにいたのは。
「……えっと、先生……ですか?」
たぶん先生だった。なんたとなく見覚えがあるような気はするが、牡丹は彼が誰なのか思い出せない(思い出せないが、実は彼は寝子高教頭の
黒崎 俊介
だ)。
「ああ、まぁ、そう、だよ。君は……添木さん、だね」
その先生は忘れられていることにショックを受けたようで、胃を抑えている。牡丹はなんだか申し訳なくなって、身を縮めて会釈をした。
「えっと、それよりも。君はもしかして転科申請書を提出しに来たんじゃないかな?」
「えーと、転科ですか?」
「ああ、こんな時期に学校に来る子なんて部活か転科くらいだろうからね」
そう言ったときには先生(?)はすっかり立ち直って涼し気な微笑みを浮かべている。よかった。牡丹は安堵して、返事をする。
「いえ、私は別に……今のクラスに不満もありませんし、今の学科で大丈夫ですよ」
「そ、そう」
先生(?)はまた落ち込んでいるように見えたが、牡丹も暇ではない。
「あの、失礼します」
丁寧にお辞儀だけして、先生(?)と別れるのであった。
ひとつ、ふたつ、みっつ。一気に年をとってしまうのではないか思うほど
ロベルト・エメリヤノフ
はため息を繰り返していた。
(はぁ……)
正門から続く並木道では蝉がバカの一つ覚えみたいにわめいている。もう、うるさいなぁ。もうひとつため息をついてから、制服のズボンポケットに視線をやる。
「捨てたと思ってたのにな……」
また、ため息。蝉時雨の中でも息が漏れる音ははっきりと聞こえた。
こうしていても埒が明かない。ロベルトはポケットの中に手を突っ込み、くしゃくしゃになった紙を取り出した。
この紙を見つけたのは昨晩寝る前のこと。
「ぎゃー捨てたと思ってた転科申請書が出てきたー!」
見つけた瞬間、思わず叫んでしまった。
桜ヶ丘寮をちょっとした事情で追い出されてから
、知り合いの家を転々としているが、それも忘れて叫んでしまった。
「うーん……芸術科でがんばると決めたしなぁ」
ぶっちゃけてしまえば2年生の半ばの今になって、後にはひけない。それでも。
「……悩むッ!」
やめようと思えばいつでもやめられる。そんな気持ちはロベルトの中に常にあった。そして同時に推進力になっていた。けれど、もうそんなことも言ってられない。
こうして昨晩のことを思い出すと、またロベルトは知らず知らずのうちにため息をついていた。
「我ながら情けないなぁ」
ついでに自嘲じみた笑みまでこぼれる始末だ。
そんな状態でも学校に来たのは、ここに来れば他に悩んでる人が居るかもしれない。そう思ったからだ。
「いっそ見つけなければなぁ」
ロベルトはもう何度目かわからないため息をついた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月28日
参加申し込みの期限
2014年10月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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