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●ならまち
ならまちは、元興寺の旧境内に広がる古い街並みを残したエリアだ。細い路地。立ち並ぶ町屋。黒い格子窓と、軒先に吊り下げられた赤い身代わり猿のコントラストがノスタルジックで、いまが平成の世であることを忘れさせてくれる。
そして、このならまちのもうひとつの特徴は――。
「お猫さまなのだ~~!」
町屋カフェでのランチをした
後木 真央
と
八神 修
は、さっそくならまちの猫に御対面した。
「ならまちでは『にゃらまちねこ祭り』ってのが毎年行われててさ、猫の町でもあるんだよ」
自宅でたくさんの猫を飼っている修はそういいながら、慣れた手つきで猫を撫で、お土産の猫カリカリをあげる。猫はそれを食べにゃあおと鳴くと、ぴょんと修の手から飛び出した。
数歩歩いて振り返り、また数歩歩いて振り返り――。
「ついてきて、って言ってるみたいなのだ」
猫のあとをついていく。
細い路地を右に曲がり、左に曲がり……とある店の前で足を止める。
「足湯カフェ?」
真央が首を傾げた瞬間、からりと戸が開き。
「シュー君! 真央ちゃん!」
「美咲紀ちゃん?」
店から出てきたのは
椿 美咲紀
。
三人は同じ新聞部仲間だがここで会ったのは偶然で、まさに猫の導きというしかない。
「朝からずうっと春日さんを見て回ってたら、足がぱんぱんになっちゃいまして……」
えへへ、と美咲紀は笑った。それで、足湯カフェで一休みしていたのだという。
「ああっ、一泊二日では足りないのですよ。はう、更にもう一日要るかも?」
「神社、そんなに好きだったのか……」
「そうなのです!」
せっかくだから一緒に回ろうということになり、三人は古い街並みを並んで歩いた。
可愛らしい雑貨ショップが多い。小さなスペースを借りて、自作の雑貨やアクセサリーを売っているアーティストも多いようで、ショウウィンドウの向こうは宝箱みたいにキラキラ。覗き歩くだけでも楽しい。修は猫文具を買い、友人たちに少しばかり冷やかされながらあおいへの土産も買う。真央も部のみんなのために、赤い庚申さんストラップを選んだ。
「魔除けになるそうなのだ! 災いを代わりに受けてくれる愛いヤツなのだ~」
それから三人は小さな和菓子屋さんで猫スイーツを買った。掌の上にのるまあるい猫のおまんじゅうだ。
猿沢池のベンチで食べていると。
「わぁ、本物の猫たちも来ましたよ」
まるで猫の集会みたい、と三人はほっこり。
◇
「お土産屋さん かわいいの いっぱい! かなえ 入ろう 入ろう」
シダ 美穂戸
は仲良しの
西野町 かなえ
の手をぐいぐい引く。
入ったのは長屋みたいなナチュラルテイストのお店。ネックレスや、指輪、絵ハガキ。どれも鹿モチーフでまとまられている。この店の店主はよほど鹿が好きらしい。
「見て見て、このマスコットかわええよ!」
かなえがシダを手招きする。指差した鹿のマスコットは角のあるオスと角のないメスの2種類あって、どちらもくるると愛らしい瞳をしている。
「ヴァン かわいい!」
「えへへー、シーちゃんお揃いで買おうよ!」
「お揃い、いいな 買おう 買おう」
作り手らしいお姉さんに包んで貰って店をでる。
「仲良しのしるし シダうれしい」
「うちもや」
シダとかなえは友人同士での旅行だった。
変な名前のソフトクリームを頬張りながら、奈良公園の方へ歩いてゆく。
おもむろにシダが尋ねた。
「かなえ 彼氏って どんなかんじだ?」
「えー、どんなかんじゆうてもなあ……」
「いいかんじか?」
「う、うん……いいかんじだよ」
かなえはほんのり頬を染める。その様子にシダはほうっとため息を吐く。
「かなえに彼氏いるのが 少し 羨ましい。シダも 奈良で いい人 ほしい……」
「ええなあ、旅先の出会いって憧れるでー」
そんなガールズトークで盛り上がっていると。
「チョーイ オーイ 鹿きた!」
大きな鹿が一頭、まっすぐこちらへやってきた。よく人に慣れているようで、触れても逃げようとしない。
シダはその背を撫で、それから立派な角にうっとりと頬を寄せる。
「鹿 サオラにてるな にてる。こいつオスか? 角りっぱ。
どうだ? シダの グォイイェウ 彼氏なるか?」
大真面目に牡鹿の瞳を覗きこむシダに、慌てたのはかなえの方だ。そりゃ、シダはろっこんで鹿に似たサオラに変身できるけれども! 彼氏は人間から選ぶものかと思っていたのだ!
「シーちゃん、本気なん!?」
「あはは! コン 冗談だ 鹿せんべいやろう」
悪戯っぽくウインクして鹿せんべいをあげると、鹿はパクリひと口。
「おいしそう食べるな こいつ。シダもいただこう いただきます ンゴーン♪」
「あ! シーちゃんは食べちゃダメ!!」
かなえの静止は一足遅く、大喰らいのシダは重ねた鹿せんべいをいっぺんに口の中へ!
え、それ、オレにくれるんじゃなかったの、と戸惑う牡鹿が、くんくんとシダの顔に鼻を寄せる。
「全部食べちゃった シンロイ シンロイ。また今度な 立派な角のオス」
このようにこの恋(?)は始まらなかったのだが……夕方、この牡鹿がシダとかなえを迎えに来たのだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月18日
参加申し込みの期限
2014年08月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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