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◇ネコレスキュー
気まずさに黙っていた三上と夕鈴は、凄絶な鳴き声に気づいてハッと我に返った。
「フギャー! フシャーッグルル……!」
相当取り乱した動物の声だ。
声のした方をみれば、車道の真ん中でネコが立ち往生しているではないか!
通りすがりの男性が助けに行こうとするも、足をとられてままならない。
「やべっ……助けてやんなきゃ! 手、貸してくれるか?」
夕鈴がうなずく。
急ぎ駆けつけようとするも、路面がすべって思うように走れない。
やっとのことで信号の手前までたどりつくと、横断歩道の向こう側に御剣の姿が見えた。
「そこの二人、手伝ってくれるかー!?」
三上と夕鈴がうなずき返すのを見て、安全を確認しながら車道に踏み出す。
まわりの車は止まってくれているが、どうにも心臓に悪い。
3人でじりじりと距離をつめ、ネコが走りだしても大丈夫なように先回りをする。
「じっとしてろよ、いま助けるからなー」
三上が果敢に踏み出していく――が、あと少しというところで足を滑らせてしまった!
「げっ……!」
姿勢を崩してあわや転倒というところ、間一髪踏みこらえる。
しかしつるつる滑る路面に足が立たず、立ち上がれなくなってしまった。
そうしている間にもネコはもがきながら路面をあさっての方へと滑っていく。
「このまま車の下に入られでもしたら厄介だ……」
「じゃあ、ボクに任せて下さい!」
夕鈴がゆっくりとしゃがみこみ、ネコに向けてチチチと舌を鳴らし手まねきをする。
「ほーら、こっちですよー。怖くないからボクのとこにいらっしゃい?」
ネコの気を引き落こうとした夕鈴の狙いの半分は当たった。
しかし、ネコの視線の先にあるのは夕鈴の手ではなく、ゆらゆら揺れるポニーテールだった。
「そうそう! こっちにおいでー、って動き速っ!?」
ふみゃーおと声をならし、ポニテめがけて猫まっしぐら。
突然の猫タックルを受け止めきれず、取りこぼしてしまう――が。
「あとは俺がっ……!」
御剣の頭の中で、ガチンと撃鉄の落ちる音がした。
人前だけに効果は弱まってしまったが、それでも十分。
ネコをキャッチした御剣は勢いよく転がり、そして――。
「きゃあっ、ちょっと!?」
何かやわらかいものに当たって止まった。
「うわー……惨事だな、こりゃ」
倒れている女子の胸に勢いよくダイブしたとなれば、三上が目をそらすのも無理もなく。
ラッキーいただきました! とでも開き直れたならいいのだが、
こういう目にあうのは大抵、彼のように根がマジメな人というジンクスもあり。
「ち、ちがうんだ! そんなつもりじゃ……ホントにごめん」
消え入りそうな声で何事か言いかけた御剣を手で制し、夕鈴が手をついて立ち上がる。
「もう……今度からは気をつけてくださいね、ってきゃあっ!?」
まさかの二度目。バランスを崩した夕鈴が前のめりに倒れ、
むにゅんとした感触とともに御剣の視界がふさがった。
やや遅れてたどりついた隣乃は、状況を見るなりむむ! と目を細めて分析をはじめた。
だってそこには、顔を赤らめてうなだれる御剣と目を背ける三上の姿。
この気まず~い空気、何もなかったとは思えない。
「おそらくラッキースケベてきな何かがあったのです。つきこのカンに、くるいはないのです!」
小学生の口から思いもよらぬ単語が飛び出し、周囲の視線が一気に集まる。
「なっ……お、俺はただ目撃しただけだっ……!」
あわてて三上が抗弁する。が、実際まったくのシロではないので強く言い返せない。
夕鈴に抱きつかれたままバタバタしていた御剣にいたってはぐうの音も出ないようだ。
「最後のはボクが転んだだけだから……そんなに気にしないでくださいね?」
罪悪感まみれの男子二人とは対照的に、夕鈴は平然と笑顔を保っている。
それもそのはず。二度目の接触は事故ではなく、夕鈴が自分から転んだのだ。
(ウブな人って、あわててる時が一番かわいいんですよね)
嗜虐心たっぷりに、彼女はイタズラ好きの小悪魔のように微笑むのだった。
てへぺろっ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
詩帆ミチル
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
定員
20人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月15日
参加申し込みの期限
2014年08月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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