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花火大会、夏の思い出
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【今度はかわいいぬいぐるみ】
「あれ? 兄ちゃんたちどこいった?」
一緒に来ていたはずの親戚の姿が見当たらず、
霧生 穂月
は冷や汗をかいた。
先ほどまではいたはずだ。
初めての花火大会だから楽しみだな~、というような会話を交わした覚えもある。
「さ、探すべき、だよなー……? どーしよ!」
会場周辺は人でごったがえしていて、目当ての人物を探し当てることなどできそうにない。
「まあまあ、穂月、落ち着きなよ。電話してみるからね?」
穂月と一緒に兄たちとはぐれた
霧生 里桜
が、スマートフォンを取り出す。
これで花火大会をふいにしなくてすむかと、ほっとした穂月の前で、里桜は悪態をついた。
「ちょっと~。スマホつながらないし、最悪っ!」
「えーっ」
期待は外れたものの、里桜がいてくれるだけで穂月の気は楽になる。
気の置ける仲というわけではないが、一人ではないというだけで心強い。
ただ、浴衣姿の里桜は今日もものすごくかわいくて、別な意味で胸がどきどきするのだが。
「は、はぐれないようにしないと、里桜! だから、その……、手をつないでおこうよ」
里桜の浴衣は、白地にピンクの花が描かれていた。赤い帯が年相応に見える反面、なぜかときどきひどく大人びて見える。
今もふっとあどけなさの陰からとらえどころのない表情をのぞかせて、里桜は穂月の手をとった。
「仕方ないなぁ、はい。これでもう、はぐれる心配はないよね」
手の表面を指がなぞったかと思えば、里桜は深く指をからめて、ぎゅっと握った。
「え、う、うわぁああ……っ!?」
五本の指の間すべてに里桜の体温を感じて、穂月はおののいた。
「なななっ、なんで……、里桜っ」
「んー? 穂月、どうかしたの?」
動揺する穂月ににっこりと笑いかけ、里桜は手を引いた。
「ほらほら、兄ちゃんもそのへんの出店にいるかもしれないし、見ながら探そうよ、ね?」
「う、うん」
胸いっぱいにこみあげてくる感情を言葉にできないまま、穂月は里桜とともに歩き出した。
どうして里桜と俗に言う恋人つなぎをして、二人きりで屋台を見ているのかわからなくなるが、こうなったからには楽しまないと損だと思う。
「あ、射的! ボク、射的やりたい!」
ちょうど屋台の前で、大きなうさぎのぬいぐるみを抱えた
高尾 日菜
を見かけ、穂月は目を輝かせた。
あのぬいぐるみは少しおかしな顔をしているが、景品の中には、もっと小ぶりでかわいらしい顔をしたうさぎもいる。
「ボク、射的は得意だよ。里桜にぬいぐるみをとってあげる!」
穂月は屋台に駆け寄り、ゴーグルを装着した。
これがあれば、パンチコ気分で当てられる。里桜に良いところを見せられるチャンスだ。
「よーし!」
景気よくぱんぱんぱんと弾を撃ち、穂月は見事にうさぎを手に入れた。
「ハラショー! すごいよ穂月、上手だねー!」
「うん。はい、里桜。これあげる」
渡されたうさぎを、里桜は抱きしめた。
「わあ、うさぎさん、かわいい! やわらかーい。ふかふかー! 穂月、スパシーバ♪」
笑顔の里桜に頬ずりされるうさぎを見て、穂月はぽつりとつぶやいた。
「……うさぎになりたい」
耳ざとく聞きつけた里桜が、意味ありげな流し目を送る。
「んー? 穂月ももふもふされたいの?」
「ち、ちがっ、て、冗談だよ!」
「あれー、違った? 二人っきりのときなら、してあげてもいいんだけどなぁ……」
「え、ええっ!?」
飛び上がった穂月の手をとりながら、里桜は耳打ちした。
「……なんてね」
「っ、もうっ、里桜っ!」
声をあげて笑いながら、里桜はうながした。
「ほらほら穂月、何か食べるものも買おうよ~」
出店で甘い物を物色する二人に、通りかかった
神助 天佑
が声をかけた。
「君たちは……、ああ、手をつないでいるんですね」
「えー、手はつないでいるけど、それがどうかしたの?」
きょとんとする里桜に、警邏中の天佑が答えた。
「はぐれないように気をつけているのはいいことです。人が多いですから、気をつけてくださいね」
「ばっちり気をつけているよ~。ぎゅーっと握っているから、大丈夫!」
つないだ手をかかげると、天佑は安心した様子でうなずいた。
「では、僕は見回りの途中なので、これで。よいお祭りを。困ったことのないよう、気をつけてくださいね」
会釈をして立ち去る天佑を見送って、穂月が言った。
「そういえばボクたち、とっくにはぐれた後だよね」
「まあねー。うーん……、わたあめもおいしそうだけど、今はチョコバナナが食べたいかな~」
天佑が頬ばっていたわたあめが気になっていたらしい里桜に、穂月が言う。
「血筋かな? 里桜も甘いモノ好きなんだね」
「甘い物はおいしいよ~。さ、チョコバナナ買おっか!」
いそいそとチョコバナナを買い求めに行く里桜を、穂月はほんのり頬を染めて見ていた。
里桜の浴衣姿は、やはりとてつもなくかわいい。
うずうずと写真におさめたくなったが、そういえば相手の性別もはっきりしていないのだったと、ぶんぶんと頭を振った。
理性は大事だ。もっとしっかりしなくては。
そう自分に言い聞かせながら、それでもやっぱり横目で里桜を見つめ、穂月もチョコバナナをひとつ買い求めた。
【懐かしいあの頃】
「なんだかこういうの、懐かしいな」
高梨 彩葉
とともに屋台のつらなる道路を歩き、
荒海 藤吾
は言った。
彩葉を誘い、花火大会へとやって来たが、思えばこうして彼女と二人きりで歩くのは、幼い頃以来だった。
藤吾も彩葉も、あの頃とはずいぶん変わった。
身長は伸びたし、周囲をとりまく人も、ものの考え方も、昔と同じというわけにはいかない。
それでも、変わらないものも、きっとある。
隣を歩く彩葉の笑顔を見て、藤吾の胸は熱くなる。
「藤吾が引っ越しちゃったの、小4のときだもんね。たしかに久しぶりだよね」
屋台の灯りに照らされる横顔に、懐かしさがつのった。
「こういう雰囲気って、わくわくするね!」
「彩葉、あんまり遠くに行くなよ」
無邪気にはしゃぐ彩葉を見て、幼い頃と変わらぬ姿に、目を細めた。
「覚えてるか、小さい頃もこうやって、二人で花火大会に行っただろ」
「うん。もちろん覚えてるよ。……あれ? あのときも二人で来たっけ?」
「彩葉、今みたいにはしゃぎすぎて、親たちとはぐれて、わんわん泣いてたな。それで俺が、親と合流するまでおんぶしたんだ」
あのころの面影を残す、彩葉の顔が、真っ赤に染まった。
「やめてよ、それ、小さいころの話でしょー!」
ぎゅっと拳を握りしめて、彩葉が抗議の声をあげる。
「浮かれて歩く姿は、今もたいして変わらないけどな」
「そんなことないよ! 今はもう、はぐれたりしませんー!!」
ぷうっとむくれる彩葉の頬を、思わずつついてしまいたくなる。
「わかったわかった、わかってる。彩葉も成長したんだよな」
「もう! そうやってからかって。藤吾の意地悪!」
「意地悪のつもりじゃなかったんだが……。そうだ、屋台で何かつまめるものを買うか」
「えっ、食べ物!? 賛成!」
すぐに機嫌を直す、変わらぬ率直さが嬉しかった。
「何がいい?」
希望を尋ねると、彩葉は嬉しそうに、一軒の屋台を指さした。
「んーっと、たこ焼きにしよう!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月06日
参加申し込みの期限
2014年09月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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