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寝子島に台風がやってきた
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【台風通過後:それぞれの後始末】
猫鳴館へ倒れた巨木は、幸いにも怪我人を出さずに済んだ。
下敷きになりそうになった初島は、ろっこんで強化した藤堂のパンチによって救われたのだ。
「た、たすかったー。……しかし、あの巨木を素手で砕くなんてねー」
「か弱い女の子に危ない思いさせちゃダメなんだよ?」
藤堂の笑顔が眩しい。
ちなみに、初島は現在、藤堂の腕の中。
お姫様抱っこで彼の部屋へ搬送されていた。
「藤堂さーん、あとは……任せた……。修理箇所とその修理手順はこの手帳に書いてあるよー……。油性ペン使ったから字が消えたりはしてない……はず……」
「わかったわ。お疲れ様、ゆっくり休んでね、初島君……」
率先して危険に向かっていった初島のことを労う藤堂。
そんな彼を、藤堂は素直に尊敬していた。
ボロボロの初島は、この時、晴れやかな笑顔をしていた。
「ふ、ふふふ……乗り切った……。生きてるって素晴らしいー……」
初島の後頭部から伝わってくる、頭文字Oの女性特有の柔らかさ。
イエス、お姫様抱っこ!
「立場が逆かもだけどー……敢えて言うー……」
初島は最後の力を振り絞ってサムズアップ。
「藤堂さん……、カッコよかったー……、ぐふっ」
「初島くぅーん!」
そんな、茶番があった猫鳴館の嵐明けの朝だった。
八神と綾辻たちは猫鳴館へ向かっていた。
勿論、七夜も一緒だ。
ののこは寝坊して、そのまま寮に残っている。
途中、何本もの木がなぎ倒されて、山道を封鎖していた。
「俺に任せろ」
八神はろっこん『分解』で倒木をおがくずに変えてしまった。
「修君、すごい!」
七夜の賞賛の声に気を良くした八神は、どんどんと木材を分解していき、猫鳴館への道を開拓していった。
「あ、見えてきましたよ! 結構やられてるようですが、健在でよかったです!」
お守りの効果があったのかな、と綾辻は微笑んだ。
バルシュと宮祀は、台風明けのご近所を巡回していた。
「いやー助かったぜ。俺1人じゃ手が回らねぇからな」
バルシュが軽トラを運転しながら、次のお年よりお家へ向かう。
その助手席に、泥だらけの宮祀がいた。
「いえいえ、ご近所付き合いは大切ですから」
彼女は打算なく、真剣に周辺のお年寄りの力になりたいと考えていた。
(先生も褒めてくれるかな?)
憧れの先生が自分を褒めてくれるところを妄想して、ほんの少しだけ顔が緩む宮祀。
斑鳩は悪夢を見ていた。
昔死んだ友人の夢だった。
「……!」
彼は友人と勘違いして、顔に迫る手を振り払った。そのまま相手を押し倒す。
「斑鳩さん……!」
押し倒した相手は、秋ノ宮だった。
少し前に目が覚めた彼女は、介抱してくれた斑鳩に毛布を掛けようとしたのだ。
斑鳩の眼鏡が外れる。
危うくろっこんが発動しかけ、慌てて離れる斑鳩。
だが、致命的な失態に臍を噛むほかならない。
「……世間知らずの子供相手に何をしてるんだ 俺は」
頭を抱える斑鳩。
「寝言、関西の方言……?」
秋ノ宮が、斑鳩の寝言を意外そうに繰り返していた。
「斑鳩さんって、関西にお住まいだったのです、か……?」
突然、秋ノ宮の視界が暗転し、そのまま倒れた。
「こまち君!? しっかりするんだ……」
「大丈夫です……。疲れてるんだわ、きっと」
秋ノ宮は、自分の体に何が起きたのか、全く分からなかった。
彼女が落ち着き、そろそろ斑鳩が帰ろうとする。
「少し散歩しないか」
斑鳩に誘われ、明け方の浜辺を2人きりで歩く。
昨日の荒れ模様が嘘のように海は穏やかだ。
「こまち君。君に渡したいものがある」
斑鳩は秋ノ宮の手に、輝く丸い珠を渡す。
「奈良の土産の蜻蛉玉だ。……似合うと思って」
秋ノ宮は、朝日にそれを透かして眺めてみた。
蜻蛉玉は朝日が反射して美しく煌めいていた。
「きれい……」
「本当はこれを渡しにきたんだ。受け取ってくれると有り難い」
秋ノ宮は、両手で大事そうに蜻蛉玉を包み込んだ。
「ええ……。勿論です。ありがとうございます。……大事にします」
自然と、2人は体を抱き寄せ、しばらく波の音を聴き続けていた。
<了>
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あとがき
担当マスター:
焼きスルメ
ファンレターはマスターページから!
これを書いている最中、本当に台風直撃しました。
這い寄る乾物こと焼きスルメです。
いかがだったでしょうか?
台風の寝子島は、たくさんのドラマがありました。
書いていて本当に楽しかったです。
……楽しすぎて、予定よりも大幅に書き過ぎてしまいましたが(汗)
どうしても自己完結するアクションが多かったです。
ですので、どうしてもPCさん同士の交流をリアクション内で行わせようと苦心してみました。
意外なPCさんとリアクション内で交流しているかもしれませんよ?
そして改めて、あの白い娘の事を心配していていただいてありがとうございます。
余りにも白い娘へアクションが集中したので、整合性を得るために削らざるを得なかったアクションがチラホラ……。
このあたりはご理解賜りますよう、何卒お願い申し上げます。
あと一部のアクションが七罪シリーズの第2部のフラグだったので、誠に勝手ながら今回伏せさせていただきます。
(シリーズ参加者への配慮です)
ごめんね、そのアクションは第2部の本編でお願いします!(土下座)
このリアクションで生まれた絆や交友は、忘れずに登録しておくといいでしょう。
きっと、今後のシナリオで役立つはずです。乾物オススメ。
それでは、今回もコメントページ&ダイアリーへの感想や叱咤激励、お待ちしております。
皆様の声が乾物のパワーとなります!
個別称号も全員に授与しておりますので、ご確認くださいませ。
それでは、ご縁があれば、お会いしましょう。
這い寄る乾物こと、焼きスルメでした。
ごきげんよう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月13日
参加申し込みの期限
2014年09月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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