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歌え! 笑え! シング・ア・サンドー
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「ふ、ふおお……緊張する……」
特徴的なアホ毛が不安げにゆらめいている。
それもそのはず、雅人はこのようなイベントがあると聞き手に回っていたのだ。
(凛ちゃんも刀くんも瑠奈ちゃんも、凄かったなぁ。僕もめいいっぱい盛り上げよっと!)
「さあラストスパートです、次に登場するのは
千鳥 雅人
くん!」
「はいっ」
元気に返事をし、てくてく舞台の中央まで歩いてゆく。
そこでもう一度お辞儀をし、家で練習してきた自己紹介をはじめた。
「こんにちはー。旧市街に住んでます、千鳥雅人15歳です! 特技は立ったまま寝れること! よろしくお願いしますー」
「立ったまま寝れるって便利だね」
「でも時々、寝たまま動き回っちゃうんですよー」
「そ、それはなんとも……」
へにゃりと笑う雅人とは裏腹に、司会者は心配そうな顔をしている。
「ところで今日はどんな曲を歌いますか?」
「聞いているみなさんも元気になれるような、楽しい歌を選びました。非公認ゆるキャラにゃごっぴーのテーマソング、『にゃご にゃご にゃごっぴー』です!」
「お、最近何かとウワサになるあのにゃごっぴーですか。それでは歌って頂きましょうか。千鳥雅人くんで『にゃご にゃご にゃごっぴー』」
ハイテンションなイントロと共に、雅人はにゃごっぴーよろしく大きく飛び跳ねた。
♪
にゃごっぴー 今日もお魚咥えて
にゃごっぴー 今日も裸足で駆けてく
ワンコが喜び駆け回っても オイラは炬燵で丸くなる
ご主人ゲームで遊んでたら 構って欲しくて猫リセット!(ぽちー)
「まあ、かわいい。頭の毛がぴょんぴょんはねてるわ」
なぎさが指さす雅人のアホ毛は、本人以上にアグレッシブな動きだ。
「なんだか彼自体ゆるキャラみたいですね。癒されます」
膝で眠る猫を撫でながら綾花は頷く。
「おう、こういうのはうまいとか下手とかじゃなくて、歌うことを楽しむ気持ちが大事だぜ!」
託志もパフォーマンスの高さを評価していた。
その横で、修は急に体制を低くし、お尻をふりだしたブルーに目を丸くする。
「おい、どうしたんだブルー」
その声を聞く前に、ブルーはすばやく飛び出していた。
観客の間を器用にすり抜けながら、あっという間にステージに辿り着く。
急にステージに上がってきた猫に、雅人も驚いた。
「ね、猫!?」
大きな目で雅人をみると、ブルーは小さく「にゃあん」と鳴いた。雅人は猫を撫で、そっと抱え上げる。
(そっか。君もこの企画を盛り上げたいんだね)
「よーし、一緒に歌おう!」
サビに向け、雅人は一段と声を張り上げた。
♪
にゃ にゃ にゃ にゃ にゃごっぴー!
雨の日はちょっと憂鬱(ふにゃー)
にゃ にゃ にゃ にゃ にゃごっぴー!
いつでもどこでもマイペース!(にゃにゃー)
にゃごにゃごにゃごにゃご にゃごっぴー!
「にゃー」
最後はブルーがひと鳴きし、歌が終わる。
その瞬間、司会者が慌てたように駆け寄ってきた。
「いやあ、思いがけない乱入が入りましたね。音楽を止めようかとも思ったんですが、雅人くんの機転で丸く収まりました」
雅人はごろごろ喉を鳴らすブルーを撫でながら謙遜した。
しかしアホ毛は嬉しそうにぴょんぴょんはねている。
「きっとこの猫も楽しみたかったんですよ! きっとそうです。みなさんにも楽しんでもらえてたらいいんですけど」
「では聞いてみましょうか。みなさん、雅人くんの評価をどうぞ!」
会場は見渡す限りの黄色だ。「かわいい!」「和んだ!」という声も四方から飛んでくる。
審査員の4人も勿論黄色だ。
「一目瞭然ですね。宴会セットをプレゼントです!」
「楽しんでもらえたようでよかった! ありがとうございましたー!」
ステージは終わったが、問題は猫の飼い主だ。外に出て猫を抱いたまま会場をうろついていると、程なく修が雅人をみつけ、声をかけた。
「悪いな。それ、俺の猫なんだ。せっかくのステージ邪魔してごめん」
「ううん、そんなことないよー。俺も楽しかったし」
猫を修の腕に返すと、ブルーは得意げな顔で修を見あげていた。よしよしと頭を撫でてやると、気持ちよさそうに目を閉じた。
「歌もすごくよかったよ。楽しかった。なあ、よかったら猫のお礼におごるよ。このイベント終わったらうさぎ屋にいかないか?」
「いいの? 嬉しいなぁ!」
また雅人のアホ毛がふりふりと動いている。無意識だったんだと気づき、修は苦笑した。
「さあ、時が経つのはあっという間。『歌え! 笑え! シング・ア・サンドー』も残す参加者はあとひとりです!」
司会者のアナウンスに、なぎさの表情が目にみえて明るくなった。
「いたごさんの番ね。やっぱりあの人は……黄色かしら」
黄色い旗をふりながら楽しそうに笑う姿に、託志が食いついた。
「もしかして、知り合いがでるのか?」
「はい、夫が出るんです。うち、魚屋をやっているんですが、そのテーマ曲を歌うらしくて。聞きに来てって頼まれたんです」
「すてきですね。そういうの憧れます」
綾花が猫を撫でながらほう、とため息をつく。しかしなぎさは曖昧な笑みを浮かべるばかりだ。
(確かにいい夫ではあるんですけれどね。演奏中にはきっと恥ずかしい思いをさせられると思うので、覚悟しておこう……)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
貝
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月30日
参加申し込みの期限
2014年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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