ラクガキ画伯のワンダーランド｜リアクション

ラクガキ画伯のワンダーランド

【終】

　その後のおはなし。
「転入はすぐには無理だけど、両親は反対しなかったんだ。自分で学費を稼いで、遠からず芸術科に編入するよ」
　そう意気込む江柿を、今回の一件に関わった10名が囲んでいた。
　放課後、学校に遊びに来た江柿と、美術室を借りてデッサンを勉強しているのだ。
「その日が楽しみだな……。よし、俺も出来た、どうだ？」
　芹沢が書いたのは、美味しそうな梨の絵。
　それを江柿に見せると、感嘆の声を上げる。
「おお、上手だね！　僕もいろいろ勉強しなくちゃ、痛っ！」
　突然、江柿の頭上から梨が１個落ちてきた。
　梨の木なんてないのに、何処から降ってきたのだろうか？
（……もしかして、これが俺のろっこんなのか？）
　芹沢のろっこん『楽園の果実』は、梨の絵を書くと芹沢の手の届く範囲から実物の梨が出現するというものだ。
　だが、芹沢は今までろっこんとは無関係だと思っていたのだ。
（これが、俺のろっこん……、これが……）
　ろっこんを自覚してしまった芹沢、人知れず落ち込むのであった……。

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あとがき

担当マスター：焼きスルメ／ハチマル
ファンレターはマスターページから！

急遽、ハチマルマスターの代筆を務めさせていただきました、乾物こと焼きスルメです。
変態と鬼畜シナリオ以外も書けるんだよ！（主張）

一部を除く皆様の暖かいアクションを拝見して、心がとても暖かくなりました。
精一杯リアクションに反映させるように努力してみました。
お気に召していただけたら幸いです。

ご感想など、是非コメント欄やダイアリーなどにお寄せ下さいませ。
お待ちしております！

それでは、またご縁がありましたらお会いしましょう。
焼きスルメでした。

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