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●森の探索
昼食は、綾花が持って来た食材を使って、みんなでバーベキューをした。
真央の作った竈を使い、綾花と刀が肉や野菜を焼いたのだ。
真央が自分の昼食用に持って来ていたおにぎりを、みんなで食べようと出したので、それも醤油をつけて焼きおにぎりにした。
途中から、戻って来た修もバーベキューに加わった。
「どこへ行ってたの?」
あおいに問われ、「ちょっとな」と曖昧に返した彼だったが、実は近くに川がないかと、探しに行っていたのだった。結局見つからず、あきらめて戻って来たのだが、そんな自慢にもならないことを、好きな女の子に話す気には、当然なれない。
昼食後、一同は森を探索することになった。
時子が美弥子を、修があおいを、それぞれ誘ったのがきっかけだ。
森の中は、ところどころにオニユリやリコリスが咲いていて、緑の中でオレンジや白が目を引いた。
「あれがオニユリだ。あっちの白いのは、リコリス。リコリスには毒があるから、気をつけろ」
森の中を歩いて行きながら、修があおいと綾花、刀の三人に説明する。
「あの木、実がついてるぞ」
刀が示した方を見やって、修が言った。
「あれは、アケビだ。実は食べられる」
「修君って、森の中のことに詳しいのね」
あおいが、感心したように目を見張る。
「別に、たいしたことないさ。……それより、あのアケビは採って行こう。夕食のデザートになるだろうからな」
「わかった」
修の言葉に、刀がうなずき、そちらに歩み寄って枝からいくつか実をもいだ。
「刀さん、これを使って下さい」
綾花が、ポケットから、小さくたたんだレジ袋を取り出した。
「ありがとう」
刀はそれを受け取り、もいだ実を入れる。
一方、時子と美弥子、解理、真央の四人は、いつの間にか彼らからは遅れていた。
というのも、時子が鳥を見かけるたびに立ち止り、のんびりした調子で鳥に話しかけているためだ。
当人はろっこん『鳥の囀り』を使っているので、実際に鳥たちと会話できているのだが、周囲の人間には彼女がただ話しかけているだけのようにしか見えない。
「この森には、メジロさんがたくさんいるそうです。それと……トンビさんに気をつけて下さいとのことです。トンビさんは、人間の食べ物も奪って行くそうですから……」
しばらく話して、おっとりと彼女が言った。
「トンビは、たしかに危険だな。あの動体視力と行動力は、ハンパない」
うんうんとうなずき、解理が言う。
「はい。メジロさんたちも、そう言っていました」
時子がうなずき、また他の木に鳥がいるのを見つけて、そちらに駆け寄って行く。
それを見やって、美弥子と解理、真央の三人はなんとなく顔を見合わせた。
その同じころ。
テント設営が終わってすぐに森に入った海斗は、あおいたち八人よりももう少し森の奥にいた。
彼は午前中一杯をかけて森の中を歩き回り、山菜やキノコ、蛇とカエルの収穫を行っていた。午後からも、もう少し狩猟を続けるつもりだが、今は昼食と休憩を兼ねて、そこで足を止めていた。
といっても、ただぼんやり休んでいるわけではない。持参のナイフで、蛇とカエルを手際よく捌いている。
と、ふいに近くの草むらが揺れた。彼はとっさに、ナイフと折り畳み式スコップを構える。鈴島に獣がいるという情報はなかったが、熊やイノシシが頭に浮かんだのだ。
だが、現れたのは真央と刀の二人だった。
「なんだべ。おどかさないでくれろ」
ホッとして手を下ろしながらぼやく彼に、二人も息をつく。
「それはこっちのセリフだ」
言って刀は、軽く眉をひそめて訊いた。
「ずっと森を探索してたのか。……昼は食べたのか?」
「ああ、食べたべ。食料調達のために森に入ったのに、昼も食わないで、どうするだっぺ?」
「そうか。それならいいんだ」
答える海斗に、刀はうなずく。こんな森の中で、昼食をどうしたのかと気になったのだが、心配する必要はなかったようだ。
「御剣さんたちこそ、何してるだ?」
「七夜たちと、森の探索だ。一巡りして休憩している間に、後木が別の所を見ようというから、一緒に来たんだ」
海斗に問われて、刀が返した。
一方、真央は海斗の手元を興味深々で覗き込んでいる。
「ねぇねぇ、それ、何してるのだ?」
「うん? ああ、森で採った獲物を捌いてるところだべ」
答える海斗に、真央は首をかしげる。
「この森って、食べられる動物がいるのだ? でもこれ、ずいぶんと長いし、こっちは変な形をしてるのだ?」
「ああ……うん……」
再度問われて、海斗は少しだけ答えに困る。蛇やカエルは、一般的には食用ではない。といって、他の動物だとごまかすのも、無理がある。しかたなく、言った。
「蛇とカエルだべ」
「え?」
真央が、きょとんと彼を見る。
「だからこれは、蛇とカエルなんだべ」
「ええ~っ!」
ずざざっと音を立てて、音速で真央が後ろに下がり、木の影にかくれた。
「へ、蛇とカエルって、あの蛇とカエルなのだ~?」
問い返す声が裏返っているのは、彼女が虫や爬虫類が苦手だからだ。ましてや、それを食べるなど、あり得ない。
海斗は大きく溜息をついた。まさか、ここまで大きな反応が返って来ようとは、思わなかった。刀の方を見れば、こちらも軽く顔をしかめている。
「自分の食用だべ。……焼いて、塩胡椒したらそれなりに、食えるんだ」
言って彼は、ふと思いついて、ポケットからバライチゴの実を取り出した。
「これ、昼の残りだけんど、やるべ。……あちこちに成ってたから、採って帰ったら夕食の足しになるだっちゃ」
「あ、ああ。ありがとう」
うなずいて、刀はそれを受け取ると、まだ木の影からこちらを覗いている真央を促し、踵を返す。
「夕方には、テントの所に戻れ」
ちらとふり返って言う刀に、海斗は片手を上げて、「了解だっちゃ」と答える。
それを見届け、刀は真央と共に立ち去って行った。
一方。到着直後から、別行動の信彦、華菜子、梢の三人も同じ森の中にいた。
といっても彼らは、すぐにこの森に来たわけではない。
まずは、海岸で釣りと、岩もずくや昆布の採取を楽しんだ。
「梢ちゃん、すごいアル。イワシが、たくさん釣れたアルね」
「華菜子ちゃんも、がんばったですねー。岩もずくと、昆布、他の人の分もありそうでーす」
華菜子と梢がはしゃぐ傍で、信彦だけが一人溜息をつく。彼の獲物は、黒い大きな長靴が一つだけだ。それでも気を取り直して尋ねる。
「たくさん採れたはいいが、それ、どうするんだ?」
「イワシは、今から私がちゃちゃっと開いて、干物にしまーす」
言って、梢は持参の干し網と包丁をじゃ~んと、擬音つきで取り出した。
「昆布と岩もずくは、海水入りのバケツに漬けておいて、食べる時に処理すれば、いいアルね?」
尋ねる華菜子に、梢はうなずく。
「それで問題ないですよー」
そんなわけで、海の収穫物を処理して、開いたイワシを入れた干し網を森の入口近くの木に吊るすと、彼らは森に分け入ったのだった。
森の中では、梢が走り回る生物たちを見つけては、せっせとメモを取り、華菜子が興味深げにそれを見ながら梢から生物の説明を受ける、といった状況が展開された。
もちろん、山菜採りにも余念がない。
ミョウガにアケビ、ワラビにバライチゴ。獲物の入った袋を持つのは、信彦の仕事だ。
楽しげに森の中を突き進む女子二人のあとをついて行きながら、信彦は「力仕事は、男の役目……と」などと呟きつつ、自分を鼓舞するのだった。
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担当ゲームマスター
織人文
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月24日
参加申し込みの期限
2014年07月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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