this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
キャンプへ行こう!
<< もどる
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
●浜辺にて
鈴島には、十五分で到着した。
一同は、それぞれの荷物を手に、海上タクシーを降りる。
「私たち、ここでキャンプするんですね」
綾花が、興奮した顔であたりを見回し、呟いた。
「そうよ。……とりあえず、もう少し森側へ移動しましょうよ」
笑ってうなずき、あおいが提案する。
「そうですね。まずは、場所を決めてテントの設営をした方がいいと思いますから」
「僕も、それには賛成だ。その方が、遊ぶ時間もたっぷり取れる」
綾花の言葉に、解理もうなずく。
そんなわけで一同は、森の近くの、地面がわずかに草におおわれ、ぱらぱらと木々の立つほどよい場所へと移動した。
「俺たちは、先に森の探索に行くよ」
荷物を下ろし、それぞれ、持って来たテントを広げている仲間たちに、声をかけたのは、信彦だ。
「魚や山菜を、たくさん採って来るから、楽しみにしてて下さいねー」
「テントは、夕方でも大丈夫アルよ」
梢と華菜子も言って、信彦と共に森の方へと立ち去って行く。
それを見送り、残った者たちはそれぞれ、テントの設営を始めた。
刀は、テントの群れから風下になる位置の少し離れた場所に立つ木の傍に、トイレを作り始めた。
ちなみに彼は、キャンプが初めてだ。なので、事前に専門書で勉強して来ている。トイレ作りもその中で仕入れた情報の一つだ。
もちろんそれは、仲間たち――殊に、女性たちがなければ困るだろうと考えてのことだった。
一方、真央はあたりにころがる石を集めて、竈を作り始めていた。これまた、キャンプではあった方が便利なものの一つだ。
やがてその場に、三つのテントが張られ、時子持参のタープテントの下には、テーブルチェアセットが置かれた。
ちなみに、なぜテントが三つなのかといえば、海斗と真央はそれぞれ設営の簡単な一人用の簡易テントを持って来ていて、今はまだ張っておらず、刀は修と相談して二人で一つのテントを使用することに決めたせいだった。
刀が作っていたトイレも無事に出来上がり、周囲には木の枝を利用してビニールシートが吊り下げられて、ちゃんと目隠しも用意されている。
真央の竈もほぼ出来上がり、彼は昼と夜に使う分の乾いた流木を集めて回っている。
「あおいちゃん、泳ぎませんか?」
綾花が、あおいに声をかけた。
「うん。汗もかいたし、いいわね」
あおいもうなずく。そして、あたりを見回し、怪訝な顔になった。修と海斗の姿が見えない。
「八神と鈴野なら、森の方へ行ったぞ」
それに気づいて、刀が告げた。
「二人も誘おうと思ったのに、残念ね。まあ、いいわ。刀君は、一緒に泳ぐわよね」
あおいは言って、綾花をふり返る。
「……綾花ちゃん、テントで水着に着替えようよ」
「はい」
綾花が、うなずいた。二人はそのまま、自分たちのテントへと入って行く。
「串田氏、僕たちも海で、ビーチボールでもして遊ばないか?」
それを見て、解理も美弥子に声をかけた。
「いいわよ」
美弥子がうなずき、時子も一緒にどうかと誘う。もちろん、彼女に否やはない。
やがて水着に着替えて現れた女性陣に、刀は日焼け止めが必要なら言ってくれと声をかけた。
「ありがとうございます。でも、自分のを持って来ていますから、大丈夫ですよ」
綾花が答える。
ともあれ、彼らは海へと入った。
打ち寄せる波は穏やかで、泳ぐにはちょうどいい。
解理の提案で、ビーチボールは海に半分つかった状態でやって、三回落とした者が他の者たちに砂に埋められて、好き勝手されるというルールになった。
(落としたら、罰ゲーム……ということですよね……)
運動が苦手なだけに、時子はかなりドキドキしながら、ボールを追う。海につかっているせいか、波に運ばれ、今のところはまだ一度も落としていない。
一方、解理はかなり気合が入っている。
「行くぞ串田氏! 勝った暁には無駄にグラマラスなサンマさんの身体にしてくれるわぁ!」
叫ぶなり、回って来たボールを美弥子の方へ、叩きつけるように打った。
「なんの、負けないわよ!」
美弥子も負けじとボールを打ち返す。
だが。
「きゃっ!」
「ああ~っ!」
途中、風にあおられたり波に足を取られたりで、結局負けたのは美弥子だった。
「勝った!」
「勝ちましたね」
「ああ……」
喜ぶ解理と時子に対し、彼女はがっくりと肩を落とす。
「さあさ、串田氏、海から上がるのだ。大丈夫、優しくするからね?」
にんまりと、悪役よろしく笑って促す解理に、肩を落としたまま美弥子は海から上がった。
砂浜に横たわった彼女の上に、解理と時子が砂をかけ始める。
その様子を、あおいと水をかけあって遊んでいた綾花が、ふと手を止めて見やった。
「何をしているんでしょう?」
「う~ん。美弥子ちゃんを、砂に埋めてるみたいよ」
額に軽く手をかざしてそちらを眺め、あおいが返す。
「行ってみましょうか」
「そうね」
うなずくあおいに、綾花は浜の方へと向かい始めた。
やがて、解理たちのところへたどりついてみると。美弥子が首だけ出して砂に埋められており、解理と時子がせっせと砂を造形しているところだった。
それを一目見るなり、二人は笑い出す。勝負の途中で解理が宣言していたとおり、そこにはグラマラスなサンマさんの体が出現していたからだ。
そこへ、刀も海から上がってやって来た。砂浜に集まっている仲間たちと、突然響いた笑い声に、何事かと驚いたのだ。だが、仲間たちが囲んでいるものを見て、彼もたまらず笑い出した。
「ちょっと。みんなして、そんなに笑うことないでしょ!」
美弥子の方は、思わず声を上げる。
その時ふいに、カメラのシャッター音が響いた。
思わずふり返る彼らの前に、デジカメをかまえた真央がいた。
「楽しそうなみんなの姿を、一杯撮ろうと思って、持って来たのだ」
にかっと笑って言う彼に、一同は顔を見合わせる。
「うむ。これも、いい記念だ。撮ってもらおうではないか」
解理が言って、大仰にうなずく。
「そうですね。みなさん、並びましょう」
綾花の提案に、他の者たちもうなずいた。
全員が砂に埋まった美弥子の後ろに、しゃがんで並ぶ。
「チーズなのだ」
デジカメを構えた真央の掛け声に、一同は一斉に笑顔を決める。
青空に、軽快なシャッター音が響いた。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
キャンプへ行こう!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月24日
参加申し込みの期限
2014年07月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!