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chapter.2 遭遇
如月 庚
は読んでいた小説に感化され、この忍者ミュージアムを訪れていた。
そこでクラスメイトの
浮舟 久雨
、
畑中 華菜子
に会ったのは偶然の出来事だ。
「庚君も、忍者を見に来たアルニンニン?」
「まぁそんなとこだが……畑中、なんだその語尾」
庚が、訝しげな視線を向ける。中華なんだか和風なんだか全然わからないその口調を、彼女はいたく気に入っているようだった。
「今日は忍者になりきってるアルニンニン!」
「入場してからちょくちょくこのしゃべり方になるんだ」
久雨がちょっとした補足を入れる。庚は和の世界に流れ込んでくる中華要素を、頑張って受け入れた。
「……そ、そうか。まあいいんじゃねぇか」
「それより庚君とばったり会ったのも何かの縁アル! 一緒に見て回るアル!」
「ニンニンはつけないのかよ」
どうやら華菜子の語尾は若干気まぐれなようだ。そんな奔放な彼女に小さな溜息を吐きつつも、庚は肯定の言葉を口にする。
「そうだな、悪くな……ん?」
が、その時彼は不可思議なものを見た。
「たっ、助けてーっ!」
「……?」
庚が首を傾げるのも無理はない。なにせ、自分の担任である
久保田 美和
が3人のくノ一に追いかけられていたのだから。
「なんだ、あの状況」
「よく分かんないけど、みっちゃん先生に困ったことが起きたに違いないアル!」
「先生の危機とあらば、救わねばな」
女性ふたりは目配せをし、騒動の渦中へと今にも飛び込もうとしている。
「行く先々で面倒ごとが起きるな……しかも担任かよ」
庚も、態度こそ乗り気には見えなかったものの、取る行動はふたりと同じであった。
「まぁいい……行くぜふたりとも」
その言葉を皮切りに、3人は美和の元へと走り出した。
追いかけてくるくノ一の道を塞ぐということも考えられたが、まずは事情を知るのが先決。彼らは美和の隣へとやってくると話しかけた。
「どうしたんですか、先生」
「え、あ、あれっ!?」
突然生徒が横に並んできたことに、びっくりする美和。彼らが状況を知りたがっていることを話すと、彼女は必死に足を動かしながら、経緯を手短に話した。それを聞いた生徒たちは、渋い表情になっていた。
「なるほど、いわゆる痴情のもつれってヤツか……」
「いやっ、そういう昼ドラ的なことではなくって!」
庚の言葉にすぐさま反応する。そのノリの良さとは対照的に、彼女の顔色はすっかり悪くなっていた。普段ここまで全力疾走し続けることなどそうないのだから、当然である。
「とりあえず先生は私に任せるアル!」
ここで、4組ズはある作戦を思いついた。その作戦のため、二手に分かれることにする。
「任せたぞ、華菜子」
久雨の言葉に送られ、彼女は美和を連れ全速力でくノ一たちから逃げる。
「ふん、この騒動を放任するとは……先生に声をかけたその萩ノ助という男、ろくな男ではなさそうだな」
毒の混じった言葉を吐きつつ、久雨は庚と共に逃走ルートから逸れた。二手に分かれればくノ一たちが美和のいる方を追うのが道理。
逃走の必要がなくなった久雨と庚は、話題の男……萩ノ助への接触を果たすべく、彼の行方を探し始めたのだった。
◇
その頃、ひとりでここに来ていた
桜庭 円
は異様にテンションが上がっていた。
受付でお子様料金で通されそうになったことなど、もうすっかり忘却の彼方である。
「ここが忍者ミュージアム……寝子島で忍者やるってことは、寝子島忍者由来の者であろうことは明らか!」
自信ありげな笑みを浮かべ、円はきょろきょろと辺りを見回した。
ちなみに寝子島忍者というのは、どうも彼女が読んだ本に出てくる孤高の集団らしいのだが、実在するかは甚だ怪しいところである。なにせ出典が「寝子島怪奇譚」といういかにもな書物なのだから。
しかし当の本人は、少しでも情報を集めるべく血眼になって忍者を探している。
「寝子島忍者、わくわくするなー。きっと腕が軟体動物のごとく伸びたり、髪の毛を鋼糸にしたり出来るんだろうなぁ!」
円の中で、忍者のハードルがどんどん上がっていく。ぜひそういうのは、伊賀とか甲賀に行って探してもらいたい。現代の伊賀甲賀にもたぶんいないけど。
「あっ、見つけた!」
そんな期待で胸いっぱいの円は、ついにひとりの忍を見つけた。もちろんここで働くスタッフだ。しかしそんなことはお構いなしに、円は質問をぶつける。
「ねぇねぇお兄さん、お兄さんは寝子島忍者?」
「ん? 寝子島忍者?」
聞き慣れないワードに一瞬戸惑う男だったが、ここは寝子島で、自分は忍の格好をしている。まあ寝子島忍者と称されても、間違いではないだろう。
そう判断し、首を縦に振る。すると途端に、円の瞳がキラキラと輝いた。
「わー、やっと会えたよ! 嬉しいな! あのね、ボクこの本見て来たんだ!」
言って、いかにもな書物を見せる。
やばい、この子相当ディープな子だぞ。
男は思ったが、客の手前表情には出せない。笑顔で対応。スマイル0銭。それがシノビスタイルなのだ。
「どんな忍術出来るのー? 見せてー!」
「に、忍術かぁ……そうだね……」
どう誤魔化そうか考えあぐねている様子の男。そこに、新たな訪問者が現れる。
「ねぇ〜ん、あっちでくノ一が騒いでいるみたいだけど、どうしたのかしらん?」
そう話しかけてきたのは、
ミッシェル・ナイスゲイ
だった。
風貌自体がかなり独特な上、彼はピンクのくノ一衣装を着ていた。「彼」は。
「え、あ」
その凄まじいインパクトに、一瞬男は言葉を失った。少し遅れて、ミッシェルの知らせを頭の中で反芻させる。
「ああ、イベントか何かで盛り上がってるんじゃないかな。うん」
心当たりがあるのか、視線が僅かに揺らぐ。
そう、この男こそが、話題のイケメン忍、萩ノ助その人であった。
「なんだかイケメンのお兄さんのことを取り合ってるみたいよん♪」
そう告げるミッシェルの目は、完全に萩ノ助をロックオンしていた。目の前のイケメンが騒動の元なのだろうと、本能が告げていたのだ。
「……」
ぞくっと背筋に冷たいものを感じた萩ノ助は、それをどうにか表に出さないよう努める。
ミッシェルのことをバイトの忍か何かと思った彼は、「報告ありがとう」とだけ言って、円の方に向き直った。
「そうそう、忍術だったね。あっちで手裏剣投げが出来るから、それを見せてあげようか」
それっぽい言い訳で煙に巻こうとする萩ノ助。しかし円の意識は、寝子島忍者からその騒動のことへと移り変わっていた。
「もしかして、お兄さんがその取り合いになってる人ー?」
「は、はははおませなお子さんだね! ほーら、手裏剣投げに行こうね」
しかしそんな繕った笑顔と言葉に、円は誤魔化されなかった。
彼女のシンプルな、それでいて純粋な問いが萩ノ助に向けられる。
「止めないの?」
萩ノ助の視線が、もう一度泳いだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月23日
参加申し込みの期限
2014年10月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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