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【ネコミケ】行かねば。フツウに大変なネコミケ@1日目!
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◆
店番は文子がやってくれるというので、空音に引き連れられて同人ブースを見て回る。
そんな中、
「なぁ……なんで君の買い物にまで付き合わなければいけないんだ?」
両手に空音の戦利品をぶら下げて、士はため息混じりにぼやいた。
「ほら、士くん力強いから!」
とても良い笑顔で空音は言う。要するに荷物持ちだ。
士を挟んで空音の反対側、相変わらずフニャンゲリオンのパイロットスーツ姿の満帆が士を見上げる。
「士ちゃん、どれか持とか?」
「いや、大丈夫だ。別に重いわけじゃない」
なんせ、熊を担いで歩けるような力の持ち主である。ちょっとやそっとの重さなど、どうということはない。
「ならええけど……それにしても、空音ちゃんようけ買うなあ」
「いっぱい買ってもらって儲かったから、今度はあたしが薄い本を買うんだよっ! イッツ腐の食物連鎖!」
ぐっと親指を立てる空音。その後すぐ、「なんか違うか」と首を傾げた。
時々、空音がと目に留まったBL本サークルの前へで足を止める。
「真帆ちゃん、これならソフトでも素敵な感じだから、これから乙女ロード(腐)入ってみない?」
パラパラめくって気に入った一冊を、満帆から表紙が見えるように掲げた。
「えーと、うちは……ええかな、うん」
「えー、残念!」
言いつつ、とりあえず自分の分に一冊購入していく。
ふと、周囲を眺めて士が呟く。
「しかし、そこらじゅうにコスプレしてる人がいるな……」
コスプレ売り子をやっている人も居れば、コスプレして色んなサークルを回っている人も居る。
「ほんまやなあ。うちなんかこれ着るのめっちゃ恥ずかしかったのに、皆恥ずかしないんやろか」
満帆のようなぴっちりスーツ系のコスプレや、また系統は違うが少々露出度高めのコスプレ姿もちらほら居る。
しかし、慣れているのだろうか。恥ずかしがっている人というのは存外に少ない。
「まあ、君が大分落ち着いてきたように……やっぱりコスプレも慣れなんだろうな」
それにしても、見覚えのある姿もちらほら……というか、間違いなく知り合いと思われるコスプレイヤーが何人か目に留まる。
「意外と世の中って狭いんだな……てかなんでコスプレしてるんだ?」
半ば空音に問うような呟き。
しかし、答えは返ってこない。
というか、さっきからずっと喋ってないような。
ハッとして隣を見ると――
「空音がいない……まさかはぐれた!?」
「空音ちゃん迷子になったん!?」
急いで探さないと!
「多分、品定めに夢中で俺達がいない事に気づいてなさそうだ」
さっきまでのあのフラッとした調子だと、それもどこで品定めしているのやら。
「じゃあ、うちあっちの方探してくるわ!」
「見つかっても見つからなくとも、ここに戻ってこよう!」
ふた手に別れ、探すことしばし。
とあるサークルの前で、案の定品定めに夢中になっている彼女を士が発見したのだった。
「好きな物に熱中するのもいいけど、少しは周りも気にしておけよ……」
「わー、ごめんだよっ!」
顔の前で大げさに手を合わせ、拝むように謝る空音だった。
◇
コスプレ広場の撮影会を離脱した後、ハクアとリリーは結局そのまま会場を見て回ることにした。
「ちょっと、はぐれないように腕を掴ませなさいよ」
言うなり、既にリリーはハクアの腕を掴んでいた。
「こんなところで一人になったら……その、心細いじゃないの」
ぼそりと、まるで言い訳するようにつけたす。
「確かに、こんなところではぐれてしまったらな」
土地勘も無い場所でこの人混みの中、一人放り出されてしまったら大変だ。
だからだろう、ハクアもそれ以上は何も言わなかった。
実際、腕でも掴んでないとふとした拍子にはぐれてしまいそうだし。
そんな風にして歩いていると、リリーが色々な本を見つけ出してくる。
「あら、素敵な水着ね」
水着のイラストは季節的には合っているし、ハクアも涼しげでいいなどと思いながら眺めていたのだが、
「まあ、まぁ、まぁっ……!」
美青年が抱き合っている表紙の本を見かけ、掴んでいるハクアの腕を引っ張る勢いでで興奮しだす。
「今日本でははこういうのが流行りなの?」
興味津々の様子で売り子に訪ねる彼女を、ハクアは遠い目で見つめながら、
「ここには様々な趣味嗜好が集まっているようだ。決してそれが流行っているというわけでもないだろう」
冷静かつ淡々とツッコミを入れる。すると、
「もうっ、余計なこと言わないの!」
何故か逆に釘を刺された。解せない。
「ねえハクア、見て見て!」
ひときわ元気というか、興奮した様子で腕が引っ張られる。
「今度はどうした?」
「これ! 見て!」
リリーがテンションも高く表紙を掲げてみせたのは、明らかに18歳禁のBL本。
「それを見て俺にどう反応しろというんだお前は」
彼女を見る目が、一段と遠くなった。
そうやって、彼女が興奮していたのもそれがピーク。
「あ……ごめんなさい、私ったら」
段々と落ち着いてきた頃を見計らって、帰るぞとハクアは告げた。
そして、その帰り際。
「……それにしても、そういう所は本当に昔から変わらないな」
懐かしむように、あるいはどこか楽しむように。
ハクアはリリーに笑いかけた。
思わぬ不意打ちに、
「しゃ、写真、データもらってくればよかったかしら。二人で映ったのなんてないから、もったいないことしたわねっ」
リリーは少し慌てたように、全く関係ない話題でごまかそうとするのだった。
まあ、写真をもらってくればよかったかもというのは、確かに本心だったのだけれど。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
63人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月26日
参加申し込みの期限
2014年08月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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