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【ネコミケ】行かねば。フツウに大変なネコミケ@1日目!
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◆
「あっ……!」
撮影にもノリノリになってきた日菜が、不意に瑠奈の背中に隠れるように身を潜めた。
「わっ、どしたの日菜ちゃん?」
突然のことに驚きながらも、瑠奈は肩越しに心配そうに声をかけた。
「あっ、ご、ごめん。ええと……」
恐る恐るといった様子の日菜の視線を追ってみれば――。
可愛らしい衣装に身を包んだ
葛城 璃人
と、
屋敷野 梢
の姿があった。
大事な人に、親友に。コスプレ姿が見られるのが嫌なわけではないけれど――
「や、やっぱり恥ずかしいから……!」
だから、つい。
◇
「流石に人がいっぱいですねー、りりぃちゃん」
「そうですね、こずりん」
可愛らしい璃人と梢の衣装に、周りにはあっという間にカメコが集まってくる。
「可愛く撮ってくださいねー」
「可愛く撮ってくれないと、めっ! なのですよ!」
そしてあざとい。
二人の衣装がどのアニメや漫画とも違うからだろう、
「可愛い衣装だけど、何のコスプレなんだい?」
ファインダーを切りながら、そんなことを訊いてくる人も居る。
すると二人は顔を見合わせ、どこかからかうように笑ってみせる。
「りりぃたちは"本物"なのです。ねー、こずりん?」
「そうですねー、だからコスプレじゃなんですー」
一瞬カメコがポカーンとした表情になるのを見て、二人はくすくすと可笑しそうに笑みをこぼした。
「あ、ああ……オリジナルってことか、なるほどね」
そう、今回の二人の衣装はどちらもオリキャラのもの。
梢の方が「降格天使☆こず」――悪戯しすぎて神様に斬首されて地上に落とされたかわいそうな妖……天使。
璃人の方は「暗黒天使☆りりぃ――こずと悪友の、地上で勉強中のあざとい天使。
天使っていうわりに、妙に物騒だったり暗黒だったするのはご愛嬌だ。
しかし、そうして写真を撮られてばかり居ると。
「なんだか飽きちゃいますよねー」
人差し指を口元にやり、少し退屈そうに梢が――いや、こずがふと小さな声でこぼした。
そんな彼女の顔を、りりぃは期待するような眼差しで見つめる。
「ってことで、りりぃちゃん!」
その期待に応えるように、こずは悪戯っぽくウィンクしてみせた。
どうやらこの降格天使、悪戯のし過ぎで降格させられたのに、反省していないようだ。
「ちょっとゲームしません?」
「どんなゲームなのです?」
楽しそうに、りりぃはこずの顔を覗き込む。
「ふふん、それはですねー」
こずが得意げ気に説明することには――。
・「奢って」「買って」など直接的な言葉を使わずに、できるだけいいものを奢ってもらう!
・ネコミケ会場を出てはならない
以上2つのルールによる、少々火遊びめいてる気もするゲーム。
仲の良い人達が知ったら、心配されそうである。
「お、楽しそうなゲームですねー! のったのです!」
悪戯好きな猫のように瞳を輝かせるりりぃ。
「あ、でも高すぎるのはやめましょーね」
ジュースやお菓子程度ならいざしらず、あまり高いものを奢ってもらったりすればそれこそトラブルに発展しかねない。
「まー女子高生二人に囲まれてわちゃわちゃできるのですから安いものでしょー」
しれっとこずがそんな事を言えば、なのですとりりぃも頷く。
「こーんな可愛い衣装の二人を眺めながらおしゃべりできるんですから、逆に感謝してほしーぐらいなのです!」
ろっこんで召喚して持ち歩いていたテッキを、ぐっと握りしめる。
「衣装、りぃ渾身の出来なんですから……!」
「その意気ですよー」
さて、と奢ってもらうものをどうするか。
少なくとも、目標くらいは考えておいたほうがスムーズだろう。
そうですねー、とこずは少し考えて、
「取りあえず、ネコミケでやってるメイドカフェ辺りがねらい目でしょーか?」
「いーですねー、ちょうど喉も渇いてますし」
「じゃあそこで決まりにしましょーか!」
「なのです!」
目標も決まったところで――さあ、ゲーム開始といこう。
目指せメイドカフェ! 奢りで飲食!
――ということで、とりあえずターゲットに選ばれたのは写真撮ってるカメコである。
相変わらず二人の写真を撮りたがるカメコは少なくないので、捕まえるのは割と楽。
写真を撮ってもらいながら、適当な頃合いを見計らって――、
「ありがとーございました! それにしても、オニーサンのいいカメラですねー!」
ニコニコと明るい笑顔を浮かべて話しかけてみる。
「もしかして、カメラに興味あるの?」
――かかった。
「そうなのです! 撮ってもらうだけじゃなくて、自分達でも撮ってみたいなぁって」
ねー、とりりぃはこずの顔を見やる。
「そうなんですー。私でも使いやすそうなカメラとかって、あるでしょーか?」
小首を傾げ、こずは上目遣いにカメコを見上げた。
「そうだなあ、女の子向けなら……」
とおすすめの機種を説明してくれるカメコに相槌を打ったり、詳しい説明をしてもらったりしてしばらく話に花を咲かせ――、
「そういえば、暑いですねー……」
ふと、中が見えないようにしながら、衣装の胸元をパフパフとやりだした。
息をつきながら、手うちわで顔の辺りもパタパタと。
そうして、カメコにはわからないようにりりぃにアイコンタクト。
りりぃはこずのパスをばっちりと受け取って、
「そーですね……りりぃもちょっぴり汗かいちゃったのです……」
なんて言いながら、どこか困ったような笑顔で、スカートの裾を掴んでふわふわの部分をぱさぱさと。
まだこれだけでは終わらない。
「ねね、おにーさんはどこか涼しげなところ知りませんかっ??」
背の低さを武器に、上目づかいできゅるんっと見つめる。
しかも、頬は暑さで上気している。
そのあざとさは、我ながら完璧。
「そ、そうだなあ……あ! 出店ブースなら冷たいもの売ってるかもしれないよ! い、一緒に行こうか」
二人の瞳が、勝利の色に輝いた。
歩き出したカメコの後ろ、りぃとこずは笑顔で静かにハイタッチするのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
63人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月26日
参加申し込みの期限
2014年08月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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