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【ネコミケ】行かねば。フツウに大変なネコミケ@1日目!
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◆
メイドさん達に惹かれてか、それともフルーツたっぷりのドリンクの甘い香りに誘われてか。
お昼を迎えた変装メイド喫茶「bonheur」の出店は、相変わらずの繁盛っぶりだった。
おまけの焼き菓子も、もうすぐ無くなりそう。
そんな中、開店からずっとご主人様方のお相手を続けていた一二三と若に、怜は声をかけた。
「二人とも、先にお昼を食べてきなさい。ご主人様のお相手は私がやっておきます」
裏方を出て、ご主人様方にドリンクを提供する怜。
「わかりました」
「よろしくお願いするね!」
他のメイドさん達に、そしてご主人様方に一礼して二人はお昼休憩に入るのだった。
店を出て、改めて会場に溢れる人々の熱気に二人は驚く。
「おお……やっぱすごいね。それはそれとして、お昼どうしよっか?」
「そうですね……」
人差し指を口元にやり、思案顔で周囲を見渡す一二三。
うん、どれも美味しそうだし、
「美味しいにおいが多くて悩みます……!」
甘いお菓子、香ばしいあぶり物、鼻をくすぐるスパイス。
色々な美味しい香りが、出店スペースには溢れている。
「だよねえ。私も目移りしちゃう……! あ、あそこコスプレしてる人居るよ、すごいね!」
若の視線の先には、ロボット方ののニャンダムのコスプレをして練り歩いている人が居た。
「確かにあれは……すごい、ですね」
この暑さの中、中の人は大丈夫なんだろうかと若干引き気味になってしまう一二三だった。
自分達のメイド服も暑い方だと思うけど、流石にアレ程じゃないし。
そんな話もしながら悩むことしばらく、二人サンドイッチ店に入ることにした。
テーブル席について、冷たい飲み物を一口。
これで、ようやくひとごこち着いた気分だ。なにせ、出店の方では接客しっぱなしだったし。
サンドイッチをかじりながら、他愛のない話に花を咲かせる。
今までネコミケに来たことがあるかとか、気になっているものはあったかとか。
時々前を、戦利品と思しきたくさんの荷物を抱えた人達が通り過ぎて行くのを、すごいねと顔を見合わせたりとか。
「ネコミケって、どれくらいの人が参加して、どれくらいの物が売られてるんだろうね」
「さあ……検討もつきません」
出店ブースのすぐ外の人混みを眺めながら、こぼす。
そういえば、こうやってゆっくり話をすることって、今まであまりなかったような気がする。
ふとそんなことを思った一二三は、この機会にこれまで話したことのないことを訊いてみることにした。
「そういえば、若さんはなんでボヌールに入ったんですか?」
「ボヌールに入ったきっかけかぁ」
ストローに口をつけたまま、うーんとねと少し考えるように視線だけを上に向ける。
そうして、「実はね」と話し始めた。
「私、お金を貯めたくて。でも親にばれると、ちょっと面倒な事情があってね」
若は――若菜は、ステンドグラス職人になるのが夢。
その為に資金稼ぎをする必要があるけど、親とは意見が食い違っていることもあって、バイトしていることがバレたくはない。
「だけどここだとほら、変装するからばれないでしょ? だからここに決めたんだ」
「なるほど……確かにそうですね」
いつもと違う格好で、いつもと違う名前で働くボヌールだからこそのメリット。
「長期のアルバイトには、まさにぴったり! 親にばれるリスクも少ないし!」
それこそ、バイト上がりか入る瞬間のどちらかでも目撃されない限り、そうはバレることもない。
「それに接客も楽しいしね。可愛い服も着れるし、ここのバイト満足しているよ!」
そう言って、若は大きく笑ってみせた。
バレづらさを優先して決めたバイト先だけど、バイト自体にも満足している。長く続けるにあたって、それは重要だ。
「で、一二三ちゃんは?」
少し前へ乗り出して、一二三の顔を覗くようにして問う。
「私ですか?」
「せっかくだし、一二三ちゃんの理由も聞きたいなあ」
そうですね、と微笑んで一二三――彩葉は話しはじめる。
「私はアルバイト雑誌の広告を見て決めたんです。最初はメイド喫茶ってことに驚きましたけど……」
でも、と言葉は続く。
「接客とかお手伝いとかが楽しいなと思ったから、今も働いているんです」
顔の前で手を合わせ、それにとはにかむように、
「将来自分のお店を持つことを考えるかもしれないから、勉強にもなるんです。……これは内緒ですけどね」
「自分のお店かあ……いいね、そういうの」
「まだ、『かもしれない』ですけどね。若さんの夢の為にバイトというのも、素敵だと思います」
二人顔を見合わせ、楽しそうにくすくすと笑う。
お店を出た後、怜へのおみやげにネコミケ饅頭を購入し、二人はボヌールに戻るのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
63人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月26日
参加申し込みの期限
2014年08月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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