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【ネコミケ】行かねば。フツウに大変なネコミケ@1日目!
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◆
スーツにメガネ、あとウィッグ。
一見すると普通のサラリーマンにしか見えない、そんな格好をしているのは
多喜 勇生
。
これ、家畜眼鏡というBLゲーの主人公のコスプレである。
四月がサークル参加していると聞いて、せっかくだからとコスプレしてみたのだ。
眼鏡の有りなしで性格が変わる設定が、自身のろっこん『うらがえりのゆうき』とよく似ていて何だか他人の気がしない。
そういう理由もあって、結構ノリノリでコスプレできた。
サラリーマンキャラだから、やりやすかったというのもある。
全年齢版のマンガも読んで、ちゃんとキャラも予習済み。
(きりっとしてなきゃ)
四月好みの眼鏡キャラを選んだのだから、キャラのイメージと違うってガッカリさせたくないし。
◇
手を振り振り、去っていくタルトを四月は見送った。
安堵の息がこぼれる。
なんとか誤魔化せた、ような……?
「……同志の方なら、そこまでごまかさなくとも良いのでは?」
香苗が不思議そうに首を傾げる。確かに、彼女の言うことももっともなのだけれど。
「同志とは言え売ってる本の内容が……ね?」
ほら、四月さんまだ未成年だし。
「は、はあ……」
初めてかつ、まだディープな世界に足を踏み入れていない香苗にはさっぱりだった。
そこへ、スーツ姿のサラリーマンが一人訪れた。
「ほら、お客さんですよ。新刊まだありますよ!」
香苗につつかれ、振り向いた四月の表情は。
「こんにちは。……変装してるけど、四月ちゃんだよね?」
サラリーマンの顔を見て、一瞬固まった。
次の瞬間、驚きがその顔を覆う。
「あっ、多喜くん!?」
つい漏らしてしまった言葉に、しまったと焦るがもう遅い。
「やっぱり四月ちゃんだ!」
サラリーマン、もとい勇生がおっとりとした笑みを浮かべる。
「嘘、やだ、きてくれたの!?」
「お知り合いの方ですか?」
香苗が視線を向ければ、四月は顔を覆って慌てふためく。
「えっと、うん、そう、なんだけど」
「邪魔しちゃったかな?」
申し訳無さそうな顔をする勇生に、
「違うの! 邪魔とかじゃなくて、えっと」
これじゃあ、自分が腐女子だということがバレてしまう!
わたわたしっぱなしの四月の様子を見かねて、香苗が苦笑混じりに提案する。
「四月さん、休憩も兼ねて回ってきてはいかがです? 私も大分慣れてきましたし、少しくらいなら一人でも大丈夫ですから」
四月の視線が、ちらりと勇生を見る。
それから小さく、頷いた。
「……うん。……多喜くん、えっと……一緒に回ろ」
「う……うん!」
頷いて、それからすぐハッとなる勇生。
きりっと、きりっとしなきゃ!
◆
――と、いうことで。
一緒にネコミケを見て回ることになった勇生と四月。
「多喜くんはお目当てのサークルとかあるの?」
「いやあ、僕は四月ちゃんがサークルやってるって聞いて来ただけだから、そういうのなくって」
だから、四月ちゃんの行きたいところについていくよ、と。
正直、勇生としては四月と一緒に回れるだけで充分なのだ。
「そっかぁ。……!」
お目当てのサークルを発見し、カッと目を見開く四月。
「どしたの?」
正しく猪突猛進の勢いで、スペースへと駆け込んでいった。
「し、四月ちゃん!?」
勇生も慌てて追いかける。
しかし、四月はお目当ての新刊の前に我を忘れてしまったのか、
「め、眼鏡受け萌えーー!」
ゲットしたソレを抱えて大興奮。
勇生が追いかけてきたことに、全く気づいていない。
「急に走りだすからびっくりしたよ。お目当ての本がゲットできたみたいで良かったね!」
その声で、ようやく我に返った。
かぁぁ、っと四月の顔が赤く染まる。
「あっ違うのこれは……表紙の子が多喜君に似てたからつい!」
「えっ」
――しまった。これじゃ言い訳になってないっていうか、
(多喜くんに似てたからどうだってゆーのよもー!?)
ますます顔を赤くして、どう言い訳したものか悶える四月。
それ以前に、腐った本性を知られてしまって幻滅されていないかが心配で仕方ない。
そんな彼女の様子に、勇生の頬も少し赤くなる。
だって、自分に似てるって事故申告、違う自己申告されてしまったから。
(いや、僕に似てるから買ったとか何か嬉しいし)
こうなると内容も気になってくるけど、伏し目がちになった四月の表情を見るに追求しない方が良さそうだ。
それに、どこか不安げな視線がさっきからちらちらと向けられているし。
「……その、BLでも何でも好きならそれでいいんじゃないかな」
気付けば、そんな言葉を口にしていた。
「人の好みはそれぞれなんだし、僕はいいと思うよ」
BLは確かにおおっぴらにはしにくい趣味だけど、好きなものを否定されたら悲しいし。
それに。
あんなに楽しそうな四月の顔を見たら、否定なんて絶対にできないと勇生は思ったから。
だから、それが伝わるように、柔らかく微笑んだ。
不安げだった四月の視線が、その微笑みで和らいでいく。
やがて、
「うん……ありがと」
小さく微笑み返すのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
63人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月26日
参加申し込みの期限
2014年08月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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