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【ネコミケ】行かねば。フツウに大変なネコミケ@1日目!
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◆
八十八旗 信彦
に呼ばれ、
獅子尾 優華
はネコミケの会場へとやって来ていた。
こんないかがわしい場所へ連れてきて、さて一体何をするつもりなのだろう?
「八十八旗さん、いったい何のために……って、なによこれ!」
信彦が差し出してきたのは、着物テイストの衣装。
「お願いだ。この衣装を着てほしい。」
「……えっ?」
予想だにしていなかった言葉に、優華は目を白黒させた。
「麗しいキミの魅力を更に引き立ててくれると思うんだ」
とても真摯な顔つきで、そして熱のこもった口調で。
真っ直ぐに瞳を見据えながら、信彦は語る。
「だから、是非。着てみせて欲しいんだ。このネコミケという場所でしか見られない、キミの姿を」
悲しいかな、こう言われていると悪い気はしてこないというか。
少しそっぽを向くようにしながら、
「ま、まぁ……着るだけならいいわよ?」
優華はソレに応じてしまった。
これが、信彦の野望――『寝子島美人うぉっち』作成の素材集めとも知らずに!
既に普段着女子達の写真を集めた彼は、今回はコスプレ女子の写真を集めようと目論んでいたのだ……!
◇
様々な衣装に身を包んだコスプレイヤー達が集う、コスプレ広場。
その一角で、魔法将女コスに身を包んだ久雨は顔を引きつらせていた。
コスプレして被写体になる、という行為を久雨は「ヒーローショーのような物」だと認識していた。
――しかし。
「……なぁ。このような作品は――」
久雨は、自分の来ているヒラヒラ衣装を摘む
「――子供に向けたものだろう?」
「そうかもしれないね! それがどうかした!?」
「だと言うのに、観客をざっと見回しただけでも、子供の姿は見当たらんぞ!?」
まあ、ヒーローショーじゃないし。観客じゃなくてカメコだし。
「はいそこまで!」
隣に立つ優が、放っておくとどんどん言葉を続けそうな久雨を制止する。
覚悟を決めて魔法少女コスに身を包んだ優だったが、鏡で見たら思った以上に自分が可愛いし、久雨は言わずもがな。
結果、テンションが跳ね上がり中だった。
「ほらクー、アレやるよアレ!」
久雨の表情が、引きつったまま赤くなる。何か言おうとしたようだが、爛々と輝く優の瞳に口ごもった。
「ええい、やらねばならんのか!」
覚悟を決めた――と、いうよりは。
ヤケになった。
「数多を照らし導くは、天より降りし金の光! 魔法少女☆ユーコ、参上!」
迷いなくビシッとポーズをキメる優。
「数多を救い滅するは、天より降りし銀の雫! 魔法将女☆クー、見参!」
それに合わせ、ぎこちないながらもポーズを取る久雨。
そんな可愛い二人の様子に、周囲のカメコ達が歓声と共にシャッターを切った。
「ポーズの注文とかあったらどんどん言ってね!」
優がそう言えば、周囲から上がるのは「もう一回」の声。
ノリノリの優は、
「もう一回? ――上等!」
笑顔で力強く腕を振り上げた。
「も、もう一回やるのか!?」
戸惑う久雨を焚き付けて、さあもう一度。
「数多を照らし導くは、天より降りし金の光! 魔法少女☆ユーコ、参上!」
「数多を救い滅するは、天より降りし銀の雫! 魔法将女☆クー、見参!」
上がる歓声、切られるシャッター。
そんな中、ローアングラーが久雨の方に迫っているのに優は気づいた。
「ローアングルからの撮影はお断りです!」
躊躇も容赦も無く、脚が一閃。
踏み潰され、あわれ屍と成り果てたローアングラーを、
「大変だ、魚人にやられた人が……!」
進撃の魚人の調査漁団の格好に身を包んだコスプレスタッフが運んでいった。
ノリノリの優に対し、久雨は集中する視線と歓声で平常を保てなくなりそうになっていた。
ローアングラーの接近を許してしまったのも、それで無防備になってしまったのが原因だろう。
「う、あ……げ、限界だ……っ」
不意に身体から力が抜け、すとんと尻もちをついた。頬は紅潮し、身体は震えている。
駄目だ。立とうとしても、力が全く入らない。優に話して、早々に切り上げてもらわなければ。
「ゆ、優。上手く、立てな……」
潤んだ瞳で見上げる久雨。
「あら? ……やられポーズだね!?」
「……ち、ちがっ」
しかし勘違いしてしまった優は、隣に並んでツーショット姿を撮影し始めた。
「え、、演技ではない!本当に……ッ!?」
周囲もますます興奮し、シャッター音や歓声が加速していく。
馬鹿な。どうして、これほどまでに熱狂しているのか。優も、周囲の人間も!?
「はっ、く……撮るな……! 何、で、こんなっ……」
分からない分からない、何故皆がこんなにも熱を上げているのか!
さっぱりわからない! どうしたらいいかも!
早く、早く気づいてくれッ……!!
ぎゅっと目を閉じ、震えて力の入らない手で肩を抱く。
「……演技じゃない?」
その様子に、熱狂していた優も違和感を覚えた。
「だから、初めからそうだと言って……」
これ以上この場に居れば、泣き出してしまいそうな表情。
やっと察した。
……そうか、久雨には刺激が強すぎたのだ。
「ごめんなさい撮影はここまでですー!」
ぶんぶんと両手を振って、出来る限りの大声で叫ぶ。
すると、周囲のテンションも波が引くように下がっていった。
羞恥と混乱で頭がぐちゃぐちゃ、考えることも動くこともままらない久雨を背負い、休憩所へと向かう。
さて、久雨を背負えば――
(ああ背中に感触が……感触がー!)
魔法将女の衣装越しに、なんかこう柔らかい感触があるわけで。
テンションが一気に、ユーコのソレから優のソレへと切り替わってしまった。
自分の格好とか状況とか、色々恥ずかしくなってくる。
なんとか休憩所のベンチに腰掛けさせるが、
「理解不能だ……。深淵を覗いた、気がする」
呆然とした面持ちで呟く彼女を、一人置いて着替えに行くわけに行かず。
しばらくはこのままでいるしかない、と新たな覚悟を決めるのだった。
◆
渡された衣装に着替えてみた優華。
「なんて破廉恥な……!」
鏡で自分の姿を見るや、思わずそんな言葉が飛び出した。
着物テイストではある。確かにそれは間違いない。
でも、丈は普通の着物より短いし、何故か首周りちょっと空いてるし。あと、何故かサイズがピッタリ。
とはいえ着ると言ってしまった手前、ここで引いては獅子尾の名折れ。
そんな強い意志を持って、優華は信彦の待つコスプレ会場へ。
なにも、人にコスプレさせるばかりではない。
『寝子島美人うぉっち』とは関係なく、信彦は自分自身もばっちりコスプレに身を包んでいた。
世界を半分こ、な魔王系自称紳士である。
その格好で写真に写りながら、周囲のコスプレ女子達の写真も可能な範囲で写真に収めさせてもらっていた。
そうこうしていると、優華が渡した衣装を着てコスプレ会場へとやってきた。
普段お固いタイプの優華が纏う、ミニ丈衣装。そのギャップが、彼女を引き立てる。
「思ったとおりだ。ゆーかちゃん、とても綺麗だよ!」
両手を大きく広げて叫ぶ信彦に、
「そ、そう……かしら?」
優華は満更でも無さそうな様子。
「そんな表情も素敵だよ、せにょりーた!」
改めて、コホンと咳払い。
「それでなんだけど、写真を撮らせてもらってもいいかな?」
デジカメを取り出した。
「しゃ、写真?」
「その貴重な麗しい姿を、形として残したいんだ! 勿論、紳士である俺はレディに何かを強要したりなんかしないよ。あくまで、ただの俺の希望さ」
いたって真面目そうな表情でそう言われると、断ろうという気も起きなくなってしまう。
「わ、わかったわ。じゃあ、少しだけ」
「ありがとうゆーかちゃん!」
というわけで始まった、信彦による写真撮影。
初めは、ごくごく普通に立ち姿から。優華が慣れはじめた頃合いを見計らって、
「視線をもらってもいいかな?」
「し、視線? えっと、こう……?」
まずは本当にささやかなところから、要求が始まった。
そして少しずつ、少しずつ……。
「次はちょっと後ろ向いて、髪をかきあげてくれるかな」
優華も気分がそこそこなだけに、不慣れにもかかわらず頑張って要求に応えていく。
「これでいいの?」
髪に隠れていたほっそりとしたうなじが覗く。
「長い黒髪のレディには、やっぱりそいうポーズが似合うね! いいよいいよー!」
「今度はこの衣装を着てもらえないかな」
新しい衣装を手渡され、優華はやっぱりそれに着替えてしまう。
やり始めると、無駄にプロ意識がでてきてしまうのだ。
それに、なんだかんだ褒められてると悪い気はしてこないし。
丈がさらに短くなって、フリルとかついて……和メイド服、とでも言えばいいだろうか。そんな格好に。
そして何故か、これもピッタリで。
「八十八旗さん、さっきの衣装もなんだけど……どうしてぴったりなのかしら」
問うてみれば、信彦はウルフカットの前髪を掻き上げ、
「そりゃあ、紳士たる者、レディのスリーサイズは着衣状態でも見抜けるものなのさ」
それはもう爽やかに言ってのけた。これはきっと、深くツッコむだけだ。
「そう……。それで、次はどんなポーズをすればいいの?」
「次は、もちょっとセクシーな感じで行ってみようか」
と信彦の要求したポーズに優華の頬が赤く染まる。
少々口ごもり、やがて意を決したように。
「こ、こう……?」
と、内心いくらかひくつきながら前かがみに。胸が強調されるような、そんな。
「旦那様、お風呂にいたします? お食事にします? それとも……」
胸元を、少し緩め――た、ところで動きが止まった。
ぷるぷると、無言で身体を震わせている。
「ゆーかちゃん?」
信彦が不思議そうな顔で歩み寄ると――
「──できるかぁ!!」
右頬に、鮮やかな紅葉が咲いた。
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風雅宿
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
63人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月26日
参加申し込みの期限
2014年08月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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