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【ネコミケ】行かねば。フツウに大変なネコミケ@1日目!
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◆
ひと通り目当てを巡り、ホクホク顔の都。
そういえば、コス部の皆も来ているという話だったなあ、とふと思い出し、コスプレ会場へと足を進めた。
道すがら、思い出すのは後輩の――信彦の言っていたこと。
コスプレ美人の写真を撮るとかなんとか、でもってそれを夏休みの自由課題にするとか……?
少し立ち止まり、思案顔でむぅと唸る。
こんなんでもコス部のメンバーだし、学年だけ見れば彼は一応後輩だし。
先輩としては、課題を手伝ってあげるのが望ましい……気がする。
(むぅぅ……、どうすっか……)
しかし、ここでじっと考えていても仕方ない。
とりあえず、信彦達と合流したら考えることにしよう。
考えなしだと流されやすい――なんて言うけれど、気にしない、気にしない!!
それに、彼が調子に乗り出した場合に止めるのも自分の役目ということになりそうだ。
そんなことを考えながら、コスプレ広場に着いた都が見たものは。
信彦が、優華によって右頬に紅葉を咲かせられた瞬間。
背を向け、ぷんすこしながら去っていく優華の頬は、羞恥が限界をむかえつつあるかのように赤かった。
「ちょっと遅かったかー」
都はその後姿を見送って、パーカーの前を抑えた。
「くっ、俺としたことが……」
当の信彦は、頬の紅葉を抑えながらどこか苦しげに呟いたのも束の間、
「あ、都っち!」
都に気づくや、ケロリとした様子で手を振った。
「チャラ彦くんこんちわだのー。こっぴどくやられたみたいだのー?」
覗きこむようにして首を傾げれば、信彦は大笑してみせた。
「いやあ、ちょっと失敗してしまったよ。ところで都っち」
ふっと信彦の表情が真剣なものになった。都はああやっぱりとどこか諦観めいた思いで、続く言葉を聞いた。
「――ここで会ったのも何かの縁だと思うんだ。……この衣装、着てくれないかな。きっと君によく似合うから」
予想通りだったけど、やっぱり改めて真面目な顔でそう言う風に言われると、つい応えてしまう。
「……し、仕方ないのー」
赤くなった顔をめいっぱい下げたパーカーで隠しながら、小さく頷いた。
◇
華やかなコスプレ広場にあって、やや異質な影が一つ。
マントを翻すその姿は、そこらの軍服コスとはどこか一線を画す雰囲気のその人物は――
鈴野 海斗
だ。
「あの、ポーズお願いしてもいいですか?」
少し気圧された様子で、カメラを手に声をかけてくるギャラリーが居れば、
「いいべよ、どんのポーズがいい?」
纏う雰囲気とは打って代わって、柔和な笑みを浮かべる。
じゃあ、とお願いされて腰の軍刀の柄に手をかけるポーズを取った。
写真を撮られながら軍刀に話が及べば、
「この軍刀は九八式軍刀つって、模造刀だっちゃ」
嬉々として語りだす。
「いやぁ、本当は九八式でねぐって三式のが実戦に即しててオラの好みなんだけんどもな。三式は目釘が二つで強度もばっちしあるし、なにより戦闘実績が反映された堅牢かつ簡素な装いがツボだっちゃぁ」
立板に水を流すか如く、うんちくを語る。
祖父の影響で豊富についた知識が、ここぞとばかりに溢れ出していた。
「その衣装は……軍人さん? なんですか?」
とギャラリーからあがる質問にも、
「正確には陸軍憲兵少尉だっちゃ。ちなみに海軍さんも陸軍の憲兵の管轄だっちゃね。後に占領地の増加に伴い海軍さんも海軍特別警察隊なんてのを創設したりしてたべや」
うんちくを披露しつつ答えていく。
なるほど他の軍服コスとの雰囲気の違いは、このうんちくがすらすら出てくる知識からくるもの……だろうか。
ふと、海斗は妙に姿勢の低いカメラマンが居ることに気づく。
明らかに、ローアングラー。
ファインダーの先には、やはりと言うべきか女性レイヤーだった。
その女性レイヤー――
檜扇 舞華
は、狐耳狐尻尾のセクシー和服に身を包んでいた。
ネコネコ生放送で告知していた甲斐もあってか、彼女のフォロワー含め大勢のギャラリーが周囲には集まっている。
人目を引くその艶やかな姿こそ、本日の彼女のメインコスプレ――魔法少女コスだ。
魔法少女コスだ。
元ネタの作品を視ているとわかるのだが、「魔術師」のクラスとして召喚されたキャラ。
だから魔法少女なのだ。何度でも硫黄、魔法少女だ。
玉藻前や荼枳尼天を元にした狐キャラ。露出度が高めなのは、アレンジなどではなくちゃんと原作通り。
あざとい言動も含めて、傾国の美女もかくやな魅力でファンを魅了したとかなんとか。
それは本気のコスプレイヤーたる舞華も同じ。
原作の有名シーンのポーズや台詞を演じて、ギャラリーを魅了する。
あんまりポーズとると危ないんじゃあ――なんて声も聞こえてくるけれど、「ご心配なく」と舞華は笑って流す。
ちゃんと、見えないように細工は施してある。
とはいえ、他のコスプレ衣装以上にローアングラーな痴漢連中に気をつけなければいけないのは確か。
接近するローアングラーに気付くや、
「宇迦之御魂神もご照覧あれ!」
劇中で繰り出された必殺?技の前口上。
続くはずの動作にシャッターチャンスを見出したのか、距離を詰めるローアングラー。
しかし、舞華がそんなもの許すはずもなく――
「まずは金的っ!」
無慈悲な蹴りが――まず1HIT!
「次も金的っ!」
動きの止まったところへ、すかさず2HIT!
「懺悔しやがれ、コレがトドメの金的だーー!」
悶絶しているところに、トドメの3HIT!
情け容赦も一切無く、ローアングラーを――そしてそれを周りで見ていた男性型の肝も――見事ブレイクした。
泡を噴いて倒れるローアングラーの首根っこを、後ろからこっそり近づいていた海斗が押さえた。
舞華とそのギャラリーに、にっこりと笑いかける。
「助平な人は連行するべ」
「よろしくお願いします、憲兵さん」
「任せるっちゃー」
そのままスタッフの所まで、ずるずると引きずっていくのだった。
海斗がローアングラーを引きずっていった後、舞華はコホンと一つ咳払い。
「ローアングラーも追い払ったところで、一つ魔法でも」
魔法? と疑問の声が少々上がるなか、舞華が取り出したのは、替えと思しきメイド衣装。
それを持ったまま、自分を指さし一言。
「イリュージョン」
するとどうだろう、狐耳と狐尻尾はそのままに舞華の衣装が一瞬でメイド服に早変わり!
さっきまで着ていたセクシー和服は、入れ替わるように舞華の腕の中。
彼女のろっこん『魔法的御召し替え』によるものだが、パッ見とは言葉通りイリュージョン。
ギャラリー達は、すごい手品を見たとばかりにおおいに沸いた。
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担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
63人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月26日
参加申し込みの期限
2014年08月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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