this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテスト!
<< もどる
1
…
20
21
22
23
24
…
41
つぎへ >>
【縁の下パワフルワーカーズ】
深縹 露草
が今回のアルバイトへ臨むに当たり、まず徹底して行ったのは、綿密な下調べからでした。
スタッフそれぞれのスケジュールの把握と管理、希望する差し入れの聞き込み。会場周辺の海の家、出店予定の屋台の配置の確認。自動販売機の位置までも、チェック!
その上で当日は、スタッフ用の飲料水やタオル類などの備品の用意、近くのコンビニへ買出しへ走ったり、実行委員やステージ上の審査員たちにそっと飲み物を手渡してあげたり……。
彼が主に担当するのは雑用、ぶっちゃけてしまいますと、要するにパシリです。
なのですが、
「さあ、張り切ってお仕事デース!」
そんな役回りを、嬉々として引き受けてくれるのが、露草の人柄。皆に喜んでもらいたい、そんな一心で、彼は浜辺中を駆け回っておりました。
「……大丈夫? 手伝おうか?」
そんな露草の仕事ぶりに、お昼休みに入ったのを見計らって、
恵御納 夏朝
が思わず、彼へと申し出るのですが。
「ありがとうございます、でも大丈夫ですよ。この程度、どうということはありません」
涼しい顔で言ってのけるのです。
実際夏朝も、出場者たちの案内などで相当に忙しく、この休憩時間にようやく一息ついたところ。
……だったのですが。向こうで、実行委員を呼ぶ声。露草には自分の仕事があり、他の面々も出払っていて、ここはやっぱり、夏朝の出番。お昼ご飯はもう少し後になりそうです。
二人はちょっと顔を見合わせてから、苦笑い。
「大変ですが、お互い、もう少し頑張りましょうか」
「そうだね。じゃ、いってきまーす」
ぱたぱたと駆けていく夏朝の腰で揺れるネコシッポを見送ってから、露草はさて、とスタッフ用の控え室へと向かいました。
「わお、Great! うンまそーっ」
「まぁ、これがスペシャルラーメン? すごいわね……!」
目をキラキラと輝かせるハルさんの目の前には、浜辺の海の幸がこれでもかとてんこ盛りな、寝子ヶ浜スペシャルラーメンがどんっ! その威容には、隣の席で寝子島丼を堪能していた白沢先生もビックリです。
司会者と審査員たち、それに主要な実行委員のメンバーたちは、打ち合わせも兼ねて、こちらの控え室で昼食を取ることになっています。そして、彼らのために希望のメニューを調べ上げ、こうして実際に用意したのが、露草というわけなのです。
「完璧な仕事ぶり、助かりますよ、露草君。こういった大きなイベントでは、裏方さんの仕事がとても重要ですからね」
「おう、ありがとうよ!」
リッカルド町長には、魚介がたっぷりのペスカトーレを。サンマさんには寝子まんま丼を用意……どうやって食べるの? とか絵面的にいいの、それ? なんてツッコミは、ひとまず忘れておくことにしまして。
「恐れ入ります。これが仕事ですからね。他にもご入用のものがあれば、ご遠慮なくどうぞ。ふふ……」
始めこそ露草の、ちょっぴり剣呑にも見える切れ長の目、いささか胡散臭くも思える佇まいに、このアルバイトさんは大丈夫なの……? なんて疑っていたスタッフさんたちでしたけれど。
イベントを共に運営するうち、それが彼の外見に過ぎず、内面はむしろ世話焼きのイイ人らしい、と分かってからは、彼に頼る部分も増えてきまして。今ではすっかり、有能な裏方さんとして重宝がられているのでした。
「ちょうど、買出しに出るところです。皆さん、何かご希望のものはありますか?」
と、露草が彼らに尋ねれば、
「そうですね、では食後のデザートに、『萩屋』のカキ氷をお願いしましょうか。味はブルーハワイで」
「それじゃ、私はマタタビロイヤルパフェをお願いできるかしら? 今朝のプリンパフェもとっても美味しかったけど、あちらも食べてみたかったの♪」
「じゃあじゃあお姉さんには、『うさぎ屋』の豚玉追加ーっ!」
「『おにざき』の炭火焼き鳥と、『魚新』の炉端焼きを、それぞれテキトーに見繕ってきてくれ。それと冷やしちくわも頼むぜ!」
何だかもう全く遠慮が無いのは、きっと彼らが本心から、露草を頼りにしてくれているからなのでしょう。
「ふふ、かしこまりました。では、行ってきますね」
頼まれたのは人気の品ばかり、売り切れに備えて第二希望の注文まできっちり押さえてから、露草は出かけていきました。
「助かりましたよ、お二人とも。ありがとうございます」
大量の注文に、ピストン輸送も辞さない心積もりだった露草ですが。
「別に……構やしねぇよ、大したこたねぇ」
「すっごくお世話になっちゃってるからねー、このくらいは手伝うよ!」
差し入れやら何やら、露草にも世話になっていた
如月 庚
と
千鳥 雅人
。見かねて、休憩中にも関わらず、運搬の協力を申し出てくれたのでした。
カキ氷にパフェ、お好み焼きに焼き鳥に炉端焼きに。両手いっぱいに注文の品を抱えた三人は、直上から降り注ぐ日の光にじりじりと照らされながら、浜辺を行きます。
ふと。
今は誰もいないステージが目に付き、露草は足を止め、思います。
(水着コンテスト……ですか。思えば、水着もしばらく新調していませんね)
高校を卒業した後、露草はアルバイト三昧。木天蓼大学の芸術学科への入学を目指し、こんな風にして学費を稼ぎながら、勉強にも勤しんでいるのです。この夏もなかなかに忙しく、遊ぶ暇も取れない日々が続いておりました。
けれど。
(……来年こそは)
自分の夢を叶えるためにも。今はまだ、立ち止まっているわけには行きません。
雅人に名を呼ばれ、はっとして露草は、再び歩き出します。
どうやらお昼をゆっくり取る時間は無さそうで、昼食は用意しておいた『またたびメイト』で済ませることになりそうですが。
それでも、キツい仕事を楽しみながらこなしてしまえるのが、露草のすごいところでもあり、また良いところなのかもしれません。
「さ、午後のお仕事も、頑張りマースよ!」
やがて再び、ステージに登場したハルさん。後ろの審査員席に着いたリッカルド町長、サンマさん、白沢先生も、がっつりお腹を満たして、やる気充分!
コンテストは後半戦へと突入、太陽はまだまだギラギラ、アツく彼らを、そして会場を照らしています。
どんどん、ぱぱん! 白い花火が打ち鳴らされて。
『寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテスト』、午後の部のスタートです!
<< もどる
1
…
20
21
22
23
24
…
41
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテスト!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
92人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月16日
参加申し込みの期限
2014年08月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!