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【気になるカンケイ】
再び『エルデスト』。何度目かの客の波をどうにか乗り切って、ひとまず小休止と行ったところです。
アルバイト店員たちは知り合いの応援へ出ており、今は
檜山 立樹
が一人、きゅっきゅっきゅとグラスを拭っています。
「おや。いらっしゃい、侑ちゃん」
「たっちゃん発見♪ こんなとこでお店出してたんだにー」
お客さんは、これまた顔馴染み。
七音 侑
……と、その隣には、
「……ども。
工藤 耀
ッス」
「親友の工藤君、サッカー部なの♪ こっちは幼馴染のたっちゃん、バーテンダーさんなんだにー!」
小さい頃から知っている侑、その男友達とあって、立樹は興味を惹かれました。
「へえ、お友達かぁ。初めまして工藤君、侑ちゃんと仲良くしてくれてありがとう。よろしくね」
「はい。どーぞよろしく」
お互い初顔合わせ、しかしながら、いかにも仲の良さそうな侑と立樹の様子に、耀は何だか訝しげな顔を浮かべています。
「とりあえず、座って。何か飲む?」
立樹が勧めると、二人は揃ってカウンターへと着きました。
腰を落ち着けて、メニューを眺め……と、思った矢先。
「七音、何か頼もうぜ。……七音?」
耀は、ふと目を離した隙に、隣の侑がいなくなっていることに気づきました。
「……? えっと、檜山、さん。侑は……?」
「あれ? 今そこにいたのにねぇ。トイレかな?」
何となくそう納得し、耀はひとまずドリンクを注文。立樹が興味深げに、普段の学校での侑の様子とか、二人の間柄を聞いてくるのに、律儀に答えたりしているうちに。
「……あの、檜山さん、ちょっと……会ったばっかりの人に、こんなこと言うのもアレですけど。相談しても、良いですか?」
初めは、親友の侑と親しげな立樹に、何となくもやもやとしたものを覚えた耀。けれど、少しばかり話し込むうち、彼の優しげな空気は見た目だけでは無く、ちゃんと頼りになるオトナであるようだ、と分かってきたからでしょうか。
耀はふいに、そんなことを切り出しました。
「うーん。お役に立てるかは分からないけど、俺で良ければ、聞くよ?」
「……ありがとうございます。あの……友達の、ことなんですけど」
誰、とは言いません。ただ、耀は友達のことが、このところやけに気にかかると言うのです。
「前から何となく、放っておけない、とは思ってたんですけど。気付いたらあいつ、良く俺の側にいるし……それが、俺も嬉しくて。同時に、そいつが他の野郎と話してたりしたら、何か……もやもやする」
「なるほど……そっかぁ、それだけその友達のことが、好きなんだねぇ」
「すっ……!?」
立樹も、それって誰のこと? なんて、聞いたりはしません。きっと、思い当たる人物はいるに違いないのですけれど。
立樹の率直な言葉に、耀は、ぐるぐる。頭が上手く巡りません。
そう、なんだろうか。この気持ちは。そういうこと、なんだろうか……?
「……初めてなんです、こんなの。こんな悩み……! もう、訳わかんない!」
「そっかぁ。そうだね、工藤君、そういう時は……? あれ?」
と。立樹が何かを口にしかけた、その時でした。驚いたような彼の視線を、耀が追ってみれば……そこには。
「……な、あ、あいつ! 何であんなところに……!?」
ちょうど、悩みのタネであるその当人が、コンテストのステージへと上がろうとしているところなのでした。
立樹の作る美味しいドリンクでも頂こうかな、なんて思っていたところに、そっと侑の腕を引いたのは、サンマさん。
「うに? サンマさんやっほー、って、あやや?」
「しーっ! お嬢ちゃん、どうだい。このままそーっと抜け出して、あそこへ上がってみないか? 友達を驚かせてやろうぜ!」
聞けば、拒否権は無いのだと言います。
耀や立樹に何も言わず離れてしまうのには、少々気が引けましたけれど……サンマさんの言うことも、ちょーっと、面白そうではありました。
そんなわけで、侑は今、舞台袖で出番を待っています。
「人前は苦手だけど……ま、やるからには、張り切っていくにー!」
自分があのステージの上へ姿を現したら、幼馴染のたっちゃんは、そして親友の彼は……一体、どんな顔をするのでしょうか?
何だかそれが、楽しみだったりもするのです。
●エントリーNo.27
七音 侑
「日差しはキツいけど、会場の熱気だって負けてない! 暑さなんてフッ飛ばす勢いで、次の方っどうぞー!」
(出番、もうちょっと後だと思ってたら、すぐだったにー……!)
急いで登場したはいいものの、くわえたままだったアイスキャンディを、侑はがががっと口の中へ。当然、
「うぅっ、キーンときたにー……」
「あっははー、慌てなくても大丈夫! 夏だもん、アイスの一つも食べたくなっちゃうよねぇ。エントリーナンバー27番、
七音 侑
さん! ショートカットが可愛いボーイッシュな魅力の彼女、学校では体育科、陸上部にも所属してるんだってー。スポーツ少女の額を伝うきらめく汗、んーっ良いものよね! ライムグリーンのセパレートの上に羽織ってるのは……寝子高の制服よねこれ、いいじゃんいいじゃん、制服×水着のコラボレーション! こんなのもアリアリよねー!」
自分のことをこんな風に紹介されながら、観客の視線の中を歩くというのは、ポジティブ思考の侑とはいえ、
(き、緊張しちゃうにー……ヘンになってないかな?)
ちょっぴり心配、けれど。
客席にその顔を見つけたなら。
「っ、工藤君!」
「ったく……俺をほったらかしにして、そんなところにいるんだから。賞ぐらい取ってこいよな、七ね……侑!」
工藤 耀
の顔を見つけたなら、侑のそんな懸念など、吹き飛んでしまうのです。
ぱあっと華やいだ侑の顔には、耀も思わず、
「ほら、ちゃんと可愛いんだから、自信持って……」
「えっ、何ー? 良く聞こえないにー」
「っ、な、何でもない!」
口走ったその言葉は、残念ながら客席に湧き上がる歓声に阻まれ、聞こえなかったようですけれど。
そんな耀の姿に勇気をもらい、侑はちゃあんと、ステージの中央へとたどりつくことができました。
激しいビート、刻むリズムに合わせ、ダンス!
(こういうのとか……アクロバティックなのだって、得意だもん!)
曲の盛り上がりに合わせ、バク転!
侑のパフォーマンスは、彼女の特技であるスポーツの経験、運動能力を存分に生かしたもの。
以前にきっちりと練習をした成果もあり、突然の今日の披露にも、ちゃんと身体は動いてくれました。
炸裂する大技に、会場の空気もヒートアップ!
(ここで、決めるにっ!)
今度は大きくバク宙をびしっとキメて、フィニッシュ!
初めに感じた恥ずかしさはどこへやら、侑は渦を巻くような盛大な拍手の真っ只中に立ち、なかなか、良い気分です。
そして最後の、『アツい主張』。
「目指せ! 期間限定アイス制覇ーっ!!」
びっ、とピースサインに、笑顔を添えて。
アイスに始まり、アイスで終わった侑のステージでした。
「ただいまー、工藤君、たっちゃん! えへへー、急だったから、ビックリしちゃった。ウチ、ヘンじゃなかった?」
「おかえり侑ちゃん、すごく良かったよ」
グラスを拭いながらの立樹が、戻ってきた侑を出迎え……カウンターに腰掛けた耀は、
「……次からは、一言言ってから行けよな。全く」
「うん、ごめんに。でも、工藤君をびっくりさせたくて!」
なんてにっこり、微笑まれてしまっては、ぶすっとしていた耀も、思わず許してあげちゃうわけなのです。
耀のおごり、頑張ったご褒美に、といって差し出されたフローズンドリンクを、嬉しそうに飲み始める侑。
そんな彼女を、ぼんやりと見つめる耀に……立樹はこっそり。
「工藤君。ゆっくり考えればいいんだって、俺は思うよ。焦ってどうにかしようと思うより、まずはじっくり考えたほうが、良い答えが出ることもあるからね……これが、俺からのアドバイス。お役に立ったかなぁ?」
「……ありがとうございます」
やっぱり思った通り。耀には、頼れる大人な立樹です。
頭が下がる思いで、自分のドリンクへ口をつけた耀へ。天真爛漫、大役をこなしてなお、元気いっぱいの侑が、
「えへへ、今日も楽しかったにー。やっぱり、工藤君といるのって、大好き!」
耀は思わずドリンクをちょっぴりこぼし、立樹は可笑しそうに笑いました。
きっと、侑にとっては他意の無い言葉なのでしょう。それでも少しずつ、芽生えつつある、育ってゆこうとしている想い。
耀の悩みは、きっとこれからも尽きないことでしょう。それでも少しずつ、前へと進んでいけたなら。
「……あっ! あれって……うわぁ、瑠奈もコンテストに出るみたいだに! 工藤君、ウチ、行って来るー!」
「あ、お、おい侑、俺も行くって!」
今はまだ、親友同士。でも……いつか。二人の関係が変わる、そんな時がいつか、訪れるのかも知れません。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
92人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月16日
参加申し込みの期限
2014年08月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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