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【うさうさもふもふ】
「飛吹さん、そろそろかな……」
「うん、もう少しみたいだね」
日暮 ねむる
と
花風 冴来
は、『エルデスト』でのお手伝いが一段落ついたのを機に、本来の目的である
飛吹 勘助
の応援へやってきました。
壇上ではちょうど、女性出場者が大胆な水着を披露し、周囲の男性客たちから熱い声援を浴びているところです。
ねむるだって、
(盛り上がってるなぁ、美人さんもいっぱいだし……って、あ)
やっぱり、男の子。綺麗なお姉さんには当然、目を惹かれてしまうわけで、それは仕方の無いことであると言えるのでしょう……が。
気づけば隣からの、悪戯っぽい視線。
「あらあら。ねむるったら……こーんなに可愛い女の子が、隣にいるっていうのに。他の子に目移りだなんて……いけない子」
「え!? い、いやいや、違うよ!?」
慌てるねむるに、かと思えば冴来は、少しばかり眉を寄せて切なげな表情を演出。
ついっと顔を近づけて……。
「それとも……私の魅力が足りないのかしら。ねえ、どう思う……?」
「あ、あのそれは……い、いや僕はほら、純粋に応援のためにここへ来たわけで、その、冴来さんはもちろん……!」
「……ぷっ」
思わず噴出した冴来に、ねむるはきょとん。
「ふふ、冗談。私も綺麗な人は、大好き。可愛い子や美人さんがいたら、皆、応援してあげたくなっちゃうもの」
なんて、どうやら彼女のほうが、一枚上手のようです。
「……はは」
明るい笑顔を浮かべる冴来。そんな顔を見られるなら、ちょっとばかりからかわれてしまうのも、悪くは無いかも。ねむるは、そんな風に思ったのかも知れません。
「あ、ほら、次! 勘助の出番みたい」
「本当だ、って何かガチガチだなぁ。よし、僕らで応援するよ!」
「うんっ」
いよいよの登場に、二人は揃って、声を張り上げます。
そんな
飛吹 勘助
の出番。その直前に、彼は控え室でびくびく、おどおど。周囲を気にしたり、時折ステージや客席から聞こえてくる大きな声に、何だか怯えた様子です。
(ど、どうしよう……笑われたり……ブーイングされたりしない、かな……?)
実行委員に声をかけられ、半ば引きずられるように連れて来られてからというもの。彼はずっと、こんな調子なのです。
がっしりとした体格に、大人びて見える勘助ですが……人見知りな彼、あれほどの人波の前に出るなんていうのは、想像も付かないこと。
加えて今は、彼の心細さに拍車をかける理由が、もう一つありまして。
(怖いよ、もふもふ……)
大切なパートナー。いつも一緒、アンゴラ兎のぬいぐるみ『もふもふ』を、実行委員に手を引かれるまま、浜辺へと置いてきぼりにしてきてしまったのでした。
勘助にとっては、痛恨の痛手……けれど。だからこそ、でしょうか?
彼は、思うのです。
(いや……きっと、大丈夫。寝子島に来てから……いろんな人と、触れ合って。優しい人たちや、色んな人がいるって……分かったんだ)
そう。彼だって、いつまでも、怯えるままではいられないのです。
そんな姿を、彼の帰りを待ちわびているはずのもふもふに、見せるわけには行きません!
「……見ててくれ、もふもふ。俺、頑張って……ステージに、上がるから……!」
優しい眼差しに、ちらり、ひとひらの勇気を宿して。勘助は、一歩を踏み出しました。
●エントリーNo.25
飛吹 勘助
「人生は挑戦の連続、特に夏は案外短いもの。さあさ、立ち止まってはいられません、ずずいとどうぞ次の方ーっ!」
(……わ、す、すごい人……で、でも、もふもふ……俺、頑張るから……!)
勘助の趣味の一つは水泳。先ほども、気を落ち着けるため、隙を見て一泳ぎ。水から上がってさほどの時も経たないうちの登壇に、
「これはーっ、まさに! まさに文字通り、水も滴るイイ男っ♪」
ハルさんも大興奮です。
「エントリーナンバー25番、
飛吹 勘助
さーん! スカイブルーの水着、ツタ柄とゴールドのラインが、落ち着いたこの立ち姿にピッタリ! 綺麗なアクセサリーもマッチしてて、でもでもやっぱり目に付いちゃうのは、均整の取れた筋肉質なボディ! 水上がりの濡れた髪、艶めいた胸板。もーっ、たまりません!」
実は、男は濡れ姿がカッコイイ! なんて雑誌に書いてあったのを、勘助は以前に読んだことがあったのでした。意外や意外、彼の作戦はバッチリです。
(せっかく、ステージに上がってるんだから……俺だって。カッコイイとこ、見せたい……!)
ぐっ。
なんて思いつつ、それでもやっぱり、緊張が無いわけではありません。
もつれてしまいそうな足を必死に動かし、中央を目指す、そんな勘助へ。
聞き覚えのある声。実に頼もしい、あの声が聞こえてきます。
「飛吹さん、がんばれ~! カッコイイんだから、自信持っていいですよ~!」
「勘助、しっかり! 堂々として、頑張って! 大丈夫、貴方は恰好いいよ、私が保証してあげる!」
日暮 ねむる
。そして、
花風 冴来
……寝子島で出来た、大切な友人たち。
手を振る二人の姿を見れば、どれほどの勇気が湧いてくることか!
(日暮さん……冴来さん。そうだ……みんな、見てくれてる。みんなが、いる……!)
そう思った、途端。足取りはしっかり、きりりと前を見据えて。
やがて勘助は、無事、中央へたどり着くことができました。
前髪をかき上げるポーズまで、キメ!
自己紹介など挟みつつ……勘助のパフォーマンスは、これも意外と言えば意外、かもしれません。
それは、夏らしくノリの良いJ-POPに乗せての、ダンス!
(こう見えても……俺の、得意分野なんだ!)
軽快なステップ、くるりと回って、時にはジャンプ!
輝く水飛沫と、会場へは熱狂を振り撒いて。演じている間の彼は、人見知りを微塵も感じさせること無く。
この場で、自分の全てを表現し切ろうというかのように、勘助は歓声の中、踊り続けました。
「えっ……『夏らしくアツい主張』!? えぅ。えっと、えーっと……」
思わず慌てる勘助でしたが……でも、思いを巡らせます。
人と話すのが苦手な、自分。それでも今、こうしてステージに立っている自分。
観客の人々。友人たち。目の前で応援してくれている、全ての人へ。
伝えたいことが、ありました。
「……寝子島にいる人たち、皆と。友だちになりたい……! 皆と、楽しく、青春を過ごしたい!! そして、えっと……えっとっ。とにかく!」
すう、と大きく息を吸って。
「よろしくお願いしますっ!!!!」
自分の出せる限界まで、思い切り! 勘助は、叫びました。
後からきっと、彼は、やっぱり恥ずかしかったよ……なんて言いながら、もふもふをぎゅっと抱きしめたりするのでしょう。
でも、今この時、この場で、こんな風に叫んだこと。皆に伝えたこと。
伝えることができた、ということ。
それらは勘助にとって、かけがえの無い思い出として、胸の中へと残り続けるはずです。
「お……わ、私がコンテストに? ……ですか!?」
俺、と言いかけて、わざわざ言い直したのは、
滝原 レオン
には今、自分を偽らなくてはならない、のっぴきならない事情があるからです。
(困った……こいつは非っ常に、困った!)
友人との他愛の無い賭けに課せられた、罰ゲーム。実のところ、レオンにとっては何度も経験していることであって、色々と思うところがありつつも、それほど苦になることでは無いはず……だったのですが。
実行委員に連れられて、気づけば、コンテスト会場。
(まさか、まさか! 女装して、水着コンテストに出場するはめになるなんてぇぇぇ!)
そうなのです。
今のレオンは、真面目でちょっと臆病な少年ではなく……可愛い女の子!
実行委員にまさかのピックアップ、しかも拒否は絶対不能の強制参加。どこに目を付けてるんだ、と委員にツッコミたくなるレオンでしたが、まー可愛いんだから仕方ない!
(ど、どどど……どうしよう!?)
どうしても出なきゃいけませんか……? と、近くの実行委員にちょっぴりぐずっておりましたら。
ちょうどステージを下りて来た、勘助とぴたり、目が合いました。
優しい彼は、もじもじもじと恥ずかしそうなレオンを見て、何か思うところがあったのでしょうか? あるいは、友達が欲しい! と壇上でも叫んだこと、その第一歩なのだと自分に言い聞かせ、勇気を振り絞ったのかもしれません。
「あ……あの!」
「は、はいっ!?」
唐突に声をかけられびくりとしたレオンに、勘助は真剣な面持ち。
「俺も、恥ずかしかった、けど……皆が、友達が、見てたから。応援してくれてたから……頑張れました。だから、君も、頑張って……君の友達も、俺も、応援してるから……!」
「あ、ああ……は、はい。ええと、ありがとう……」
思わずこくり、うなずいたレオン。
確かに、誰かに応援されていると思えば、頼もしいところはありますけれど。
(……その友達のせいで、こんなことになってんだけどな……)
なんて苦笑いしつつも。少しばかり、緊張は解れたようです。
●エントリーNo.26 滝川 怜
(偽名。本名:
滝原 レオン
。秘密ですよ!)
「またしても美少女の登場よんーっ、さあー次の方っどうぞー!」
(びしょ……む、無駄にハードル上げてんじゃねえ……!)
おっかなびっくり。ちょっとばかり、薄い胸を隠すように手で覆えば……わあっと盛り上がる観客に、レオンはやっぱり、びくり。
何だかこの、恥ずかしがっていじらしい佇まいが、人々の心のツボとか、母性本能ですとか、そんなものを突きまくったみたいです。
「エントリーナンバー26、滝川 怜さーん! 二段フリルの、目にも鮮やかなブルーのビキニに、水玉のパレオも可愛いのっ。ハートのアクセサリもナイスチョイスよね! そして、ヘアアクセにちょこんと乗っかったうさぎさんに、お姉さんきゅんきゅんきちゃう! っていうか滝川さん、背ぇ高ーいっモデルさんみたいよね! この、カッコ良さと可愛さのアンバランス。ギャップが、イイんだなーこれが!」
両手で身体を隠しつつ、もじもじ、ゆっくりと。
(っと、真ん中で、一回転するんだったな。よっ……うわ、危ねえっ)
くるん、回った勢いで、腰のパレオがふわりと翻りそうになり、レオンは思わずそれをぎゅっと押さえました。内股で。
おーっと惜しい! とか言ってる能天気な司会者に、若干恨めしげな視線を送りつつ……中央へと到達したからには、何かしらパフォーマンスをしなければなりません。
(ぱ、パフォーマンスったって、何すりゃ……とりあえず、自己紹介でもしとくか)
観客たちの期待に満ちた無数の瞳を前に、ともかくレオンは口を開くと、
「え、ええっと……滝川 怜、17歳です。趣味は、えっと、その……お菓子作りと、お裁縫です……」
名前は偽名ながら、趣味については本当のところだったりします。寝子島高校家庭科同好会にも所属する彼、その腕前もなかなかのもの。
特に可愛いものが大好きな彼の家には、自作のぬいぐるみが大量にあったりするのです。
だから、でしょうか。
「あっ。こ、これ! このうさぎのぬいぐるみも、自分で作りました。けっこう自信作、です」
ちょっとノってきたレオン、もしくは怜ちゃん。髪飾りの上にちょこんと鎮座するうさぎさんを指差して、ふんすっ。自慢げな表情を浮かべたりして。
「他にも、ぬいぐるみとか、たくさん作ってるんです」
そこまで言って、こんなもんでいいのかな……? と、観客たちの顔色をうかがってみれば。
ぱちぱちぱちぱち! ウケはバッチリ。可愛い女の子が可愛いぬいぐるみを作っちゃうなんて、もうこれって一つの、鉄板ですものね。
浜辺でちょっと女装するくらいだった罰ゲームが、ここまで壮大になるとは……今更そんなことを思っても、仕方がありませんけれど。
でもこうやって人々の前へと進み出てみれば、不思議と、何だか高揚感を覚えているレオンです。
(最後に『アツい主張』、って、何を言えばいいんだ? ……あー! もうヤケだ、ぱっと浮かんだことを言ってやれ!)
きゅ、と胸の前で両手を握り、怜は、叫びます。
「わ、私! その……お、お、お友達が、欲しいです! よろしくお願いしますっ!」
(ふう……な、何とかバレずに済んだ、よな……?)
……こうして、怜の……あ、いえ。レオンの出番は終わりを告げたわけなのですが。
(ドキドキして……何でだろう。私……ちょっと、楽しかったかも……♪)
何かに目覚めかけている彼。
本格的な羽化の時は、近い……のかも、知れません?
「むふーっ、イケメンに可愛い女の子がいっぱいで、お姉さん大満足! みんなの水着も色々で、目にも楽しいわよねー。白沢先生、サンマさん、楽しんでますかーっ!?」
「うふふ、ええもちろん!
飛吹 勘助
さん、とってもカッコ良かったわ。華麗なダンスにも! 思わず、目が釘付けになってしまったもの。あの優しい瞳を見れば分かるわ、飛吹さんにはきっと、たくさん良いお友達ができるはず。応援しているわ、頑張って!」
「滝川 怜ちゃん。可憐な水着に、何かを押し隠した少女……悪くねえ。ぬいぐるみ作りのウデもバッチリだ、けど、もっと弾けたっていいんだぜ? 自分を押し込めることはねえのさ、夏の海は、それを許してくれるはず。これからのお前さんにも、期待するぜ!(サムズアップ)」
「そう、ここは夏の寝子ヶ浜海岸! 言うじゃない、夏の恥はかき捨てーって、まー今作ったんだけどねそんな言葉! ともかく、弾けて! 次、行っきまーすっ!!」
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
92人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月16日
参加申し込みの期限
2014年08月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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