this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ある気まぐれな空模様
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
橘 千歳
は、
御剣 刀
と
小山内 海
と3人で買い物に来ていた。特に何事もなく、色々買うことができた。海も、満足そうな表情である。しかし、千歳にはひとつ気になっていることがあった。それは宿題。夏休みの宿題である。千歳の視線の先には刀がいて、海と話している。話がひと段落ついたのを確認して、千歳は口を開いた。
「ねぇ、刀君、夏休みの宿題の方はどれぐらい進んでいるの?」
途端に、刀の態度が挙動不審になる。案の定というか、期待を裏切らないというか、千歳の予想は見事に当たったわけだ。千歳としては、当たらないでほしかったのだが、こればっかりは仕方がない。
「……やっぱりまだやってないのね」
呟いて溜息を吐くと、刀が身を翻した。逃げるのだと察して、千歳は叫ぶ。
「あ、こら、待ちなさい! 小山内さん、捕まえて」
千歳の言葉に、海が頷く。2人一緒に、逃げようとする刀を挟み撃ちにする。咄嗟に回り込んだ海と千歳が刀の手を掴むと、振り払ってまで逃げることはできないようだった。しかし捕まえてほっとするのも束の間、途端に空から雷雨が降り注いだ。ついでに、竜巻も起こる。
「なんで……今まで快晴だったのに……」
突然の天候に驚いた拍子に、掴んでいた手が緩んだのだろう。刀の手が、千歳の手から離れていく。
『もう、ほんとに放っておけないんだから』
『綺麗で凛としてるんだけど、時々凄く可愛くなる』
口にしたはずのない千歳の声と、刀の声が耳に届いた。
「ちょ、か、刀君な、何を言ってるのよ」
『かっこいいし、頼りになるんだよね』
今のは海の声だろうか。思わず漏れてしまった刀への本音だった。海に聞こえているということは、一緒にいる2人にも聞こえているに違いない。海の刀への想いを知っている千歳はともかく、刀にはあまり聞かれたくないものだ。まだ、秘めていたい気持ちの方が強いからである。取り繕うように慌てて筆談しようとした海の耳に、刀の声が届く。
『小動物みたいな可愛さで時々ギュッとしたくなる』
思わず、海は筆談する手を止めた。言われた言葉を短い間で反芻する。
(可愛くて、ぎゅってしたいって……はぅぅ)
なんだか無性に恥ずかしくて、海は目を逸らすついでに空を見た。突然の雷雨だったはずの天気は、いつの間にか回復していた。一体何だったのだろう。あまりにも一瞬のことで夢のようだが、雷雨だったのは本当で、びしょぬれになった服がそれを証明している。手が離れたついでにそろりと逃げようとする刀が目に入って、海は逃げないよう腕をぎゅっと捕まえる。そうして、刀の手を握った。
今度は、強い風が突然吹いてきた。スカートがめくれそうになって、海は捕まえていた刀の手を離す。海と同じく、千歳も刀の手を離して、スカートを押さえていた。スカートを押さえて聞こえたのは、先程と同じく、海の声と、千歳の声。それから、刀の声だった。
『でもどこか放っておけないし、背負い込む所もあるから、もっと頼ってほしい』
『ほんと誰のためにしていると……』
海の声と、千歳の声。見た限り2人とも喋った様子は見られないから、さっき刀に起きた現象と同じで、心の声が漏れたのだろう。頼って、という言葉は嬉しくないわけではないが、そこは男の意地として、頷くことはできない。ゴメンと、刀は心の中で海に謝る。
『千歳は普段はしっかりしているのに、隙だらけのときがあって、ドキリとする』
『小山内は普段大人しいのに、ときどき大胆になる』
時間差で刀の心の声が漏れる。照れ臭いし、これ以上本音が漏れてはたまらない。そう思って、刀は千歳と海の手を握った。握ると同時に突風が起こって、目の前の2人のスカートをめくる。千歳と海は慌てて空いている手でスカートを押さえた。
しかし、刀も男の子、意識せずともそちらに目が行ってしまうわけで。スカートの中とか、突然の雨に濡れて透けているシャツから覗く下着とか。
「刀君、どこ見ているの?」
千歳がふっ、と乾いた笑みを浮かべたのは気のせいではないだろう。
『えっち』
顔を赤らめながら、海がそう言うように唇を動かした……気がした。
「ほんと……バカタナは死ななければ治らないのかしら……」
予想外の思われようが恥ずかしいから、コレで有耶無耶にしてしまおう。刀は2人の怒りを受ける覚悟を決めた。
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ある気まぐれな空模様
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月06日
参加申し込みの期限
2014年07月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!