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【射撃部の夏模様】
「むっ……むむむむむ……」
狙うは、10メートル先のターゲット。ライフルを抱え込むようにして、木製のストックに頬を乗せ、グリップを握り締め……引き金をかちり。
ぱきゅーん!
「っあー、惜しい! ちょこっと外れたのです……」
四角いモニタに表示されたのは9点の赤文字、まずまずの点数のようにも思えましたが。
椿 美咲紀
はむーっと眉を寄せながらも、銃の後端にあるレバーをかた、かたんと操作する姿は、いつも練習に打ち込んでいるだけあって、なかなかに堂に入っておりました。
射撃部の部室裏にある、屋外練習場。美咲紀がむむむっと構えていますのは、いわゆるビームライフルというもの。火薬や空気で弾を撃ち出す代わりに、先端から照射される光線を的に当てて、点数を弾き出すという仕組みです。
「集中、集中……集中するのです……」
ぱきゅーん! 再び、真剣な表情の美咲紀が引き金を絞れば、表示される点数は10点。満点です、お見事!
むふーっ、美咲紀は満足げな顔を浮かべながら、かた、かたん。レバーを操作して次弾の発射準備を整え、構えます。
ぱきゅ、ぱきゅーん!
練習場に鳴り響く音は、いかにも本物っぽく作られた電子音ですが、的の中心へぴたりと撃ち込むことができたときの快感は、やっぱり、何にも替えがたいものがあるのです。
美咲紀も実のところ、もともとそう興味があったわけではなく、体験入部でお試し射撃をしていたら、すっかりその魅力に取り付かれてしまい、入部を決めた……といった経緯がありました。
なので、ぱきゅーん!
「やったぁ、また10点! ふふふ、この調子でばりばりいくのですよ~!」
美咲紀は今日も元気一杯、練習へと励むわけなのです。それはもう、つつつ、と額や頬を伝う汗にも気づかないほどに。
射撃練習、そして意外と重たいライフルをきちんと保持するための筋トレもばりばりとこなした後に、少しの休憩を挟みます。
「ふあー、涼しい……」
練習場も含めて、外はこれでもかと夏真っ盛り。対して部室の中は、ばっちりエアコンが利いてひんやり。美咲紀はだらーんと机に突っ伏したまま、冷たい風に身を委ねます。
彼女の顔の下には、英語の問題集。練習の休憩がてらに、夏休みの宿題でもこなしてしまおうか……という、実にエライ美咲紀ちゃんなのでしたが、
「……っは! い、いけないいけない。宿題、宿題をするのですよ……」
気づけば、だらーん。快適空間すぎる部室のひんやり具合に、逆にいまひとつ、能率が上がらなかったりするのでした。
ちなみに部室の本棚には、射撃競技関連の本に混ざり、こういった時に備え、参考書の類も収められています。それらを引っ張り出してきてはにらめっこしつつ、美咲紀は机に向かうのですが、
「ううっ、解らないところが多いのです。助けてぇ、ウォルター先生~」
射撃部の顧問を務めるハイスペック英語教師は、残念ながら、今日はまだ姿を見せてはくれません。
しばらく難解な英文と向き合いつつ、うんうんと唸っていましたら……そんな美咲紀の嘆きが、天へと通じたのでしょうか。
「……ふーっ、やっぱり部室は涼しいな」
「おっ、椿、お疲れさん。何じゃ、宿題か?」
「あっぶちょー、立井さん! と、しらもち! 良いところにっ!」
やってきたのは、射撃部部長こと
八神 修
と、その友人で部員でもある
立井 駒鳥
&小脇に抱えた家鴨のしらもち、でした。
渡りに船、問題集攻略に心強い援軍がご到着……と、そんな二人と一羽の後ろに、もう一人の人影が。
「あれれ、あおいちゃん?」
「こんにちは、美咲紀ちゃん。今日は、体験射撃をさせてもらいに来たんだ」
にっこりと笑ってから、
七夜 あおい
は物珍しげに射撃部の部室の中を眺めました。
「ああ、射撃部へようこそ、歓迎するよ。とはいえ……」
あおいを誘った修は、彼女に射撃の手解きをするのを、内心わくわくとして楽しみにしておりましたが。美咲紀の前にある問題集に目をやり、ひとつ苦笑い。
「どうやらその前に、片付けることがありそうだな。あおい、すまないが、少し待ってもらえるか?」
「うん、全然大丈夫。ついでだし、私も一緒に宿題、やっちゃおうかな?」
「ほんとですか!? ありがとなのです……! お礼に、私特製のサラダをご馳走しちゃうのですよ!」
と言って、部室に置いてあるクーラーボックスから美咲紀が取り出したのは、冷えひえのキュウリ、トマトなどを使ったサラダ。寮の庭で栽培しているという野菜たちは、瑞々しくて美味しそう!
練習の前に、皆で冷たいサラダを食べて、集中力を回復。八神部長とあおいのサポートの甲斐あり、宿題はみるみる消化されていきました。
その傍らでは、駒鳥が差し出したキュウリの切れ端をぽりぽりとつつく、しらもちの愛らしい姿。部室に、明るい笑顔があふれました。
ぱきゅーん! あおいの撃った光は、枠の外。そっと手を添えて手解きする修に、宿題のお礼とばかり、甲斐甲斐しくお手伝いへと回る美咲紀。
そんな彼らを微笑ましく眺めながら、駒鳥は空を見上げます。じりじりと、相変わらず日差しは厳しく、皆の顔には、一様に汗の粒が浮かんでおりましたが。
「クハハ、暑いのう! やっぱり夏は、こうでなくっちゃあのう。なあ、しらもち!」
朗らかに笑う駒鳥の足元で、しらもちが同意するように、くわっ! と一声、元気に鳴きました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月07日
参加申し込みの期限
2014年07月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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