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「……これは、どうだろうか」
「少し、シンプル過ぎるように感じます」
「では、このレースの付いているものはどうだ?」
「そうですね。今度は、可愛らしすぎるような気はします。彼女に似合いそうではありますが」
「……って、ち、違うぞ!」
流れるような会話は滞り、
八神 修
は握る拳に汗をかく。
「……何が違うのでしょう?」
対し、
常闇 月
は涼し気な表情のまま、わずかに疑問の意思を示した。
「お、俺は、一般的な女性の好みの話をしているのであってな」
「はい」
「別に、特定の女性の好みがどうとかではなくてな……」
「はい」
「……だから、その、女性である常闇の意見を……だ、な」
「……そうでしたね」
月があっさりと引き下がってくれたことに、修はひどくひどく安堵する。
「私の意見が参考になるかどうか定かではありませんが……」
「そうですね。一般的には可愛い小物等を女性は好む傾向にあります」
「その、可愛いというのがなかなか難しいな」
修は、表面に残った汗をハンカチで拭い、小さくため息をついた。
そうして、反対の手に持っているレースたっぷりのそれをディスプレイへ戻す。
「……何なら喜んでもらえるのだろうな」
ぽつん。そんな独り言とも言える呟きも、月は聞き逃さない。
「私が知っている彼女の好みですと、そのようにレースが幾重にも重なっているような可愛すぎるものは敬遠すると思います」
それから。
「……貴方ほど知っているわけではありませんが」
修の背中に大粒の汗が一斉に吹き出す。
(なんで、そう、『個人を特定して』話が進むんだ?)
吹き出した汗は重力に負け、右に倣えで地面に吸い寄せられていく。
(ま、まさか、俺の彼女への想いに気づいて……)
服が吸いきれない汗が、肌の上を這って落ちる。
(いや、それよりも彼女がレースを好まないというのは、何がソースなのだろうか)
この季節には早すぎる寒気を修は感じた。
(……いやいや、今はそこを気にしている場合ではない)
ああ、汗が滝のようだ。
「さ、さっきから常闇は誰のことを話しているのかなっ」
「誰と言われましても……それは――」
「い、いや! いい、言わなくてもいい!」
ひどく冷えた身体を抱きしめて、再び修はディスプレイを眺める。
そこにあるものはすべて可愛らしく見えるし、すべて『彼女』に似合うように思えた。
「……なかなか難しいな」
「そうですね。なかなか難しいものです」
シーサイドタウン駅の駅ビル『miao』。
その中の雑貨店で、二人の男女が頭を寄せて、悩んでいた。
同じくシーサイドタウン駅の駅ビル『miao』の前で、
桃川 圭花
は友人を待っていた。
今日のコーディネートはタイトな黒のパンツに、甘すぎないレースのシャツ、その上に、ボルドー……いや、クラレットと言う名前のほうが似合うアダルトな色合いのジャケットを合わせている。
靴はキメ過ぎずにヒールスニーカー。勿論、小物にお気に入りのクローバーのピアスも忘れない。
そんな大人っぽい装いを支える下着は、黒地に大柄の花をあしらったものだった。
お洒落なスカッチキャンディーの箱のような、色っぽさと可愛らしさのどちらも兼ね備えたものだ。
それ以上は……、秘密。
(……ていうか、女の子っぽい格好じゃ絶対敵わないからね)
圭花は、自分でも気がつかないうちにため息をこぼした。
(キディも……私には縁がないと思ってたんだけどね)
今日、圭花が向かうのは『KIDDY,THE MOON LUCENT LIGHT』といういわゆるロリータ・ファッションを扱うお店。
(でも、るるかに誘われちゃったから)
きっと彼女なら――。
そんな風に考えていたところで、可愛らしい声が圭花の肩を叩いた。
「やだ! 待たせちゃった?」
待ち人、
最上 るるか
来たり、だ。
「そんなことないわよ」
圭花は嫌な顔ひとつせず振り返り、そして
るるかの服装
を無意識に確認する。
まんまる赤ぶち伊達メガネ。清楚なホワイトシャツ。
グリーンチェックのワンピースだろうか。独特なデザインが、愛らしい。
アーガイルのタイツに、ベレー帽。
ああ、それにレースのつけ襟なんて、とってもイカしてる。
(……やっぱ、敵わないわね)
圭花は苦い微笑みを浮かべる。
「どうしたの?」
「……別に?」
「ふーん」
そんな圭花を知ってか知らずか、るるかは圭花の手を取る。
「じゃ、さっそくキディに突撃☆」
そうして二人は、ビルの中へと消えていく。
その頃、
宮祀 智瑜
もシーサイドタウン駅前を一人ぶらついていた。
そこで知り合いに声を掛けられた。
「せっかくだし……新作の下着を見て回ろうかしらと思って来てみたけど、いや~ん♪ 今季の新作、サイコーだわんv」
時同じくして、『KIDDY,THE MOON LUCENT LIGHT』の片隅で、一人の美女が悶えていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月20日
参加申し込みの期限
2014年11月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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