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TOP!~Men's Valentine's Day~
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青空色の電車を降りた
西野町 かなえ
。
(おー……! さすが星ヶ丘やな)
駅から見る風景も、見知った旧市街とは違う。
そうして街並みを眺めていると、ベンチの側に見知った彼の姿を見つけた。
「こーたん、お待たせッ!」
「かなたん!」
かなえを出迎えてくれた
雨崎 荒太郎
も、かなえと同じように満面の笑みを浮かべる。
「もしかして、結構待ってもろた?」
「だ、大丈夫だよ、全然待ってないから~」
(ん?)
そう言う荒太郎に、かなえは首を傾げる。
(なんか、いつもと違うような……)
初めての星ヶ丘デートで浮足立っているんだろうか。けれどそれだけでもないような――そうして思案している内に、彼の肩にある見慣れぬものに気がついた。
「あれ? 珍しいね。こーたんがショルダーバッグなんて」
「え、あ、まぁ、今日はせっかくの星ヶ丘だからねー。ちょっとお洒落してみたんだ~」
「そーなん?」
やはり違和感は拭えない。
「あっ!」
だが彼の向こうのショーウインドウに気がついて、小さな疑問は遠くへ追いやられていく。
「素敵な服発見や」
「本当。その服可愛いっ! かなたんに似合うんじゃない?」
「ほんま?」
「試着してみよ~?」
「うん!」
かなえは頷くが、ふとワンピースの値札が目に入り、動きを止めた。
(……て、えらい高いなぁ)
かなえが普段買うものとは、桁が違う。
「……試着しないの?」
不思議そうに首を傾げる荒太郎に、きっと悪気はない。
だからこそ。
「……うん」かなえは元気いっぱい頷いて「見てるだけでもたのしーよね♪」
「そっか~ちょっと残念だなぁ」
(いつかこういう服も着れるようになりたいなぁ)
今できないことを、未来の楽しみとしてとっておく。
「それにしても街も綺麗やし、ほんま見てるだけで楽しいなぁ」
「そうだよね、すごい凝ってる街並みだよねぇ」
そうして目の前のものを全力で楽しんでいると、名案を思いついた。
「そうや! せっかくやし、バスで街を見て回らへん?」
「おお、それいいね」
こうして彼らは知らず知らずのうちに、寝子島の最西端、陸続きになった小島の高級ホテルに向かうことになる。
黒滝 竜也
は、猫鳴館の前を行ったり来たりを繰り返していた。
「なんだ、そんなところで」
「朱蘭!」
そんな竜也を見かねたとでも言うように、呆れ顔の
酒浸 朱蘭
は館の外に顔を出す。
「えーと、朱蘭……」
「なんだ? あたしに用事か? それとも他のやつか?」
「朱蘭に、用事だ」
「そうか。で、なんだ?」
「その……買い物にいかないか?」
「買い物?」
聞き返されると、妙に不安になった。
「いいぜ! 一緒に行こう!」
そして嬉しそうな朱蘭の顔を見ても、まだ不安だった。
「あ、あのだな、メンズバレンタインってのがあってな……」
(……そんな簡単に頷くなよ。今から買いに行くのは――)
駅前で見かけたチラシを見て、竜也はその存在を知った。最初はなんだ、この微妙なイベントは……と閉口したものだが、これもひとつの機会。そう思い直して、竜也はここに足を運んだのだ。
(――そうじゃない。意を決してここへ来たんだから)
竜也は顔を上げ、朱蘭を直視する。
朱蘭は――さらりと腰まで伸びた薄茶色の髪が、今日も綺麗だった。
「その、買いたいものは、だな、――……なんだけどな」
鍛えあげられた胸筋の奥で、こっ恥ずかしいような音が鳴る。
その音にかき消されてしまうほど、大事な部分の声が小さくなった。
「なんて? 聞こえなかったんだが」
「だから、その……」
「だから?」
「下着を、買いたいんだが!」
言ってからの無言が怖い。
(……やっぱり下着なんて、いきなり過ぎたか?)
真っ赤になった顔を、朱蘭から逸らす。俯いてしまったら、彼女と目が合ってしまうから。
「ふーん竜也はあたしに贈ってくれたりするのかい?」
そうしていたから、朱蘭がどんな顔をして、その言葉を発したかはわからなかった。
「……そのつもりだ」
けれど。
「おぉ! 本当に!? じゃあ一緒に選ばせてくれよ!」
その声を聞けばわかる。
「……ああ。そのつもりで、誘ったんだ」
「うっし、じゃあ、ちっと待ってろ」
朱蘭はコップの中の物を豪快に飲み干して、外出の支度を始めた。
(――今日こそ)
竜也は覚悟を決めて、朱蘭が消えていった猫鳴館をじっと見据えるのだった。
ステラ・デッラ・コリーナのオープンバルコニーで
八十八旗 信彦
は跪く。
「ベガち! 俺の、キミへの想いのほんの一部なんだけど……受け取ってくれないかな?」
「勿論喜んで、だよ☆」
瑠璃条 ベガ
は、信彦から上等なショップバッグを受け取り、
「……中身、見てもいいかな?」
と愛らしく小首を傾げる。
「勿論喜んで、だよ」
そうして信彦が頷き返すと、ベガはいそいそとバッグの中身を確認する。
「わぁ! 可愛い下着! ふわふわレースに……お姉さんっぽいのもあるね☆」
ベガは満開の笑みを浮かべ、信彦が準備した一つ一つの感想を述べていく中、信彦はふと違和感を感じた。
(おかしいな。ベガちは、もう少し、こう、胸の膨らみが……慎ましやかだったような……)
具体的に言えば、Bカップくらいの膨らみだったはずだ。
(クラゲが湧く前に行った海水浴では、たしかにBカップで問題なかったはずだ)
服の上から見ても、膨らみはふっくらというよりは、ちょこん、という形だった。
(だけど今は、どう見ても……)
ちょこん、というより、
「どうしたの、ひこにゃん?」
ぷっくり。
結論。
「…………ベガち、成長した?」
「え?」
そんな訳で、信彦は急遽、車を回してもらい、デート場所を変更する。
向かうのは、無論下着ショップ。
紳士たるもの、合わない下着をプレゼントする訳にはいかないのである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月20日
参加申し込みの期限
2014年11月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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