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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
ドラゴン喚ぼうぜ！【蛤】
【その後──】
志田 朝陽はいつもの通り、いつもの時間に、いつもの場所で目を覚ました。
平日、清々しい目覚めである。
もちろん、幼児化はしていない。
「俺、いつの間に寝てたんだ？ 変な夢見てたよーな……」
首を傾げるが「ひと」の彼には、幼児化の記憶は全く残っていなかった。
ただただ……ひたすらに美味しかった。
その夢だけを残して、朝陽は学校へ行く準備を始めた。
翌日の「Carnevale」部活室では、仮面をつけた神嶋 征一郎と霧谷 朧が、その目を合わせた瞬間に表情を変えた。
一瞬にして、何を示さんとしているのかが分かる。
征一郎は不覚とばかりに、片手で顔を隠し。朧は小学生時とは違い、目を隠した前髪をもってして、なお分かる楽しげな表情を隠さない。
「よりにもよってウィムに見られるとは……」
「ん……？ あれ？
あ、やっぱりパンタってことはあれは夢じゃないのか……
──にしてもパンタの奴今と全然性格違うんだなー、なーんであんな可愛いのがこんなことに……」
その余りのギャップを隠し切れずに、朧がクスクスと笑いを溢し始める。
人に気付かれない程度のほんの僅か、一瞬だけ顔を赤くした征一郎が、すぐに顔を元に戻しつつも噛み付くように朧に喚いた。
「てめぇこそ、寝る前に『寂しいからくっついてもいいか？』とか言ってただろうが！
人のこと言えたクチかっ？」
「うっ……！！ や、べ、別に俺は違うし！
俺そんなこと、言って……バラすし！ あっちで起こったパンタの事、全部バラすし！！」
「よし、
──生かして返さねぇ！」
逃げるように廊下に飛び出した朧。
それを追った征一郎が廊下の向こう側から、無事いつも通りの、恐らく何も覚えていないであろう、家庭科担当の白沢 絢子先生の姿を見つけた。
ぶつかり掛けて、立ち止まる。既に、朧の姿は捉えることが出来ない。
「あらあら、廊下は走っちゃだめよ」
少しのんびりした様子で、白沢先生が告げる。
白沢先生のろっこんは無自覚発動だ。恐らく夢として片付けられたのであろう。
しかし、こんな恥をかいては征一郎も半ば八つ当たり気味であっても、挨拶だけでは済まない。
「白沢先生、ダイエットには食べて運動が一番です。運動を怠るのは良くないと」
「まあっ、恥ずかしい……昨日も食べる夢ばかり見て……」
「ああ、これは二品と無い出来だ」
そして、八神 修はその出来に満足していた。
貝殻は、後に業者に頼んで、ハマグリから加工される極めて美しい最高級品の碁石へと変化した。
同じくして、貝殻を整形して作られた箸と箸置きは、今回現れた全員の顔と名前を覚えた修から、余すところ無くプレゼントされた。
「おお、それにしても、コレは素晴らしい出来の箸と箸置きデース！！
有り難く使わせて頂きマース！」
それは寝子高生以外である、フリーターの深縹 露草の所にも例外なく。
数週間前に知った名前の人物から突然届いた品は、本来ならば、飾りたい程の高級感漂う品であったが。
しかし、料理の世界においても、美しい道具ほど使ってなんぼである。
「これで、また美味しい料理の作り甲斐があるというものデース！」
こうして、皆は改めて日常へと戻っていく。
今日も、寝子島はフツウである──
志田 朝陽はいつもの通り、いつもの時間に、いつもの場所で目を覚ました。
平日、清々しい目覚めである。
もちろん、幼児化はしていない。
「俺、いつの間に寝てたんだ？ 変な夢見てたよーな……」
首を傾げるが「ひと」の彼には、幼児化の記憶は全く残っていなかった。
ただただ……ひたすらに美味しかった。
その夢だけを残して、朝陽は学校へ行く準備を始めた。
翌日の「Carnevale」部活室では、仮面をつけた神嶋 征一郎と霧谷 朧が、その目を合わせた瞬間に表情を変えた。
一瞬にして、何を示さんとしているのかが分かる。
征一郎は不覚とばかりに、片手で顔を隠し。朧は小学生時とは違い、目を隠した前髪をもってして、なお分かる楽しげな表情を隠さない。
「よりにもよってウィムに見られるとは……」
「ん……？ あれ？
あ、やっぱりパンタってことはあれは夢じゃないのか……
──にしてもパンタの奴今と全然性格違うんだなー、なーんであんな可愛いのがこんなことに……」
その余りのギャップを隠し切れずに、朧がクスクスと笑いを溢し始める。
人に気付かれない程度のほんの僅か、一瞬だけ顔を赤くした征一郎が、すぐに顔を元に戻しつつも噛み付くように朧に喚いた。
「てめぇこそ、寝る前に『寂しいからくっついてもいいか？』とか言ってただろうが！
人のこと言えたクチかっ？」
「うっ……！！ や、べ、別に俺は違うし！
俺そんなこと、言って……バラすし！ あっちで起こったパンタの事、全部バラすし！！」
「よし、
──生かして返さねぇ！」
逃げるように廊下に飛び出した朧。
それを追った征一郎が廊下の向こう側から、無事いつも通りの、恐らく何も覚えていないであろう、家庭科担当の白沢 絢子先生の姿を見つけた。
ぶつかり掛けて、立ち止まる。既に、朧の姿は捉えることが出来ない。
「あらあら、廊下は走っちゃだめよ」
少しのんびりした様子で、白沢先生が告げる。
白沢先生のろっこんは無自覚発動だ。恐らく夢として片付けられたのであろう。
しかし、こんな恥をかいては征一郎も半ば八つ当たり気味であっても、挨拶だけでは済まない。
「白沢先生、ダイエットには食べて運動が一番です。運動を怠るのは良くないと」
「まあっ、恥ずかしい……昨日も食べる夢ばかり見て……」
「ああ、これは二品と無い出来だ」
そして、八神 修はその出来に満足していた。
貝殻は、後に業者に頼んで、ハマグリから加工される極めて美しい最高級品の碁石へと変化した。
同じくして、貝殻を整形して作られた箸と箸置きは、今回現れた全員の顔と名前を覚えた修から、余すところ無くプレゼントされた。
「おお、それにしても、コレは素晴らしい出来の箸と箸置きデース！！
有り難く使わせて頂きマース！」
それは寝子高生以外である、フリーターの深縹 露草の所にも例外なく。
数週間前に知った名前の人物から突然届いた品は、本来ならば、飾りたい程の高級感漂う品であったが。
しかし、料理の世界においても、美しい道具ほど使ってなんぼである。
「これで、また美味しい料理の作り甲斐があるというものデース！」
こうして、皆は改めて日常へと戻っていく。
今日も、寝子島はフツウである──
あとがき
担当マスター：
冬眠
ファンレターはマスターページから！
【Mission Complete！！】
参加者の皆様、ならびに読んでくださった皆様、誠に有難う御座います。
このたびＭＳをつとめさせて頂きました冬眠と申します。
前回シナリオが終了した瞬間より、「カオスこそ恐ろしくて書けないが、コメディ書きたい！ コメディバトル書いてみたい！！」という衝動に駆られて、全力でシナリオガイドを立てました。
結果としては、そんな惨事にはならなかったかなと思案しております。
(幼児化していない高校生さん、ならびにフリーターさんは例外となっております)
今回は皆様のアクションのご協力を得まして、ミッション【大成功】となっております。おめでとうございます！
そして有難う御座います。こちらも書かせて頂き、非常に楽しませて頂きました。
１ページ１ＰＣ様ではなく、各所ひょんなところで登場しておりましたりしておりますので、是非ご確認を頂ければ幸いで御座います。
それでは、ご縁が御座いましたら、またシナリオガイドにてお会い出来ます事を祈りまして。
参加者の皆様、ならびに読んでくださった皆様、誠に有難う御座います。
このたびＭＳをつとめさせて頂きました冬眠と申します。
前回シナリオが終了した瞬間より、「カオスこそ恐ろしくて書けないが、コメディ書きたい！ コメディバトル書いてみたい！！」という衝動に駆られて、全力でシナリオガイドを立てました。
結果としては、そんな惨事にはならなかったかなと思案しております。
(幼児化していない高校生さん、ならびにフリーターさんは例外となっております)
今回は皆様のアクションのご協力を得まして、ミッション【大成功】となっております。おめでとうございます！
そして有難う御座います。こちらも書かせて頂き、非常に楽しませて頂きました。
１ページ１ＰＣ様ではなく、各所ひょんなところで登場しておりましたりしておりますので、是非ご確認を頂ければ幸いで御座います。
それでは、ご縁が御座いましたら、またシナリオガイドにてお会い出来ます事を祈りまして。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年07月01日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年07月08日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年07月08日 11時00分
