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【ネコミケ】萌えろ!2日目の幻想バトルロイヤル!
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塔尾 松生
は騒動に巻き込まれる前、ネコミケを大いに楽しんでいた。
「えへへ、まっさかマイナーも良いところのあのゲームの同人誌があるなんて来てよかったわー。萌え絵のキャラに似合わずガチシミュレーションで、萌えオタを振り落とし、シミレーション好きからは邪道扱いされてるけど、あたし的には神ゲーだと思うんだけどなあ」
それは『樹海の迷宮』シリーズである。
可愛らしいキャラに騙される事なかれ、じっくり腰を入れて攻略する必要がある本格シミュレーションゲームだ。
初見殺しの罠や、攻略法が分かるまで理不尽と思える程のボスの攻撃ルーティンなど、確かなゲーム設定で一定のファンを獲得している。
今ではストーリー特化の『新説編』という名のリメイクが発売されている程の人気があるので、そこまでマイナーではないのだが……。
「惜しいなぁ、もうちょっと難易度調整のバランスが良くて宣伝で内容を伝えられてたらもう少し人気が……って、なんとかしやがれ? は?」
そして世界は切り離された。
「……なによ、あの光? そしてなによ、この格好?」
塔尾は切り離されて早々に光線を浴びて、ショックで立ち尽くしていた。
「このロングスカートに深いスリット付きの軍服は、あたしが今まさに持っている同人誌のキャラの恰好じゃないの……!」
確かに、ついさっき買ったばかりの同人誌のキャラの衣装にそっくりだ。
塔尾は頭を抱えて唸ってしまう。
「えー……? このゲームヒロイン候補が百合っけのあるMッ子だったりオツムの螺子の緩んだ戦闘狂キャラだったり……、其処ももう少し一般に歩み寄りを……、じゃない、詳しい事は分からないけど事件なのよね。さっき、声が聞こえたもの」
彼女は溜息ひとつ吐くと、鞄の中から眠気防止ドリンクを一気飲みした。
「来年も同人誌買いたいから騒動は鎮圧! 事件解決は必須よね。そういえば、このキャラ、こういう時にピッタリのセリフを持ってたわ」
気合を入れた塔尾、ちょっと本気のなりきりを披露した。
「じゃあ『悪い子にはオシオキしないとだお!』」
……そして3秒後に後悔した。
「……んんっ! 恥ずかしい! セリフまでキャラになりきる必要性ないわね!」
以降、彼女はなりきることを極力抑えることにした。
小山内 海
は声が出ない筆談少女だ。
だが、彼女の目の前に、RPG風の会話ウィンドウが浮いていた。
『あ……ありのまま、今、起こった事を話すよ!』
『道に迷ってうろうろしてたら、世界が切り替わっておねーさんの光線を浴びたと思ったら服が変わってた』
『な……何を言っているのか、わからないと思うけど、私も何をされたのか、わからなかった…… 』
『って、なんだろう、これ?』
小山内は驚いた。
スケッチブックによる筆談では会話のテンポ・スピード重視で平仮名と言い切り型を多用している彼女。
故に、会話ウィンドウの漢字仕様にちょっと戸惑っていた。
『普段は漢字は画数の少ない物のみだし、違和感あるなぁ』
おまけに、会話が進むとき、ピロロロロッと効果音が付く。
レトロ感が漂っていた。
『まぁ、またろっこん絡みなんだろうけど……。それにしても、この衣装……』
小山内は真っ黒なローブに包まれた自身を確認する。
『この衣装……、なんか動きづらいと思ったら樹海の迷宮Ⅱの呪い師の服だ』
『髪型がおさげに変わってる。呪い師♀はやっぱりおさげだよね』
『このシリーズ大好きだから1作目からずっとやってるし、状態異常とか封印が強いから、この職を愛用してるからかな』
呪い師は、敵の能力を下げたり、相手を呪って行動不能や同士討ちをさせることができるトリックスターな職業だ。
一定の条件下では無類の火力を放つことができ、中級~上級者向けのキャラともいえよう。
『あれ? でもこの職の服ってたしかローブの下って……』
小山内は自分の腕が拘束されていることに気が付いた。
そしてとてもローブの下がスースーするのだ。
『~~っ! やっぱり縛られてるし、拘束具以外着てないし……。どうしよう、これ』
辛うじて足は重りが嵌められているが、歩行に支障はきたしていないのが救いだ。
『気をつければ大丈夫、かな? 転ばないようにしないと。室内だから、突風が吹かないし、大丈夫、なにも怖くない』
小山内はひとまず、抱えていた背のうと共に騒動の大きい場所へ向かうことにした。
『君は探索してもいいし探索しなくてもいい、なんてね。まぁ、せっかくだからちょっと探索しようかな』
そこへメガネを掛けた可愛らしい人物が声を掛けてきた。
「わぁ、樹海の迷宮Ⅱの呪い師さんだ!」
猫耳帽子を被ったケープ美少女が微笑んだ。
「ボクは
ナギ!
って、えいっ!」
襲い掛かるキャラをメディカルバッグで一撃轟沈させてしまうナギ。
「見ての通りのメディックだよ。ボクも光線浴びたらこうなっちゃったんだ」
『見ての通り……? あ、うん、何でもないよ。私はウミ。よろしくね、ナギちゃん』
小山内は言いたいことを思わず飲み込んだ。
メディック(物理)。
「よろしくね、ウミくん。テオがなんとかしやがれって言ってたね。ボクたちも東の方へ逃げたお姉さんを追いかけよう」
『ちょっと待って。【いともった?】』
魔法の言葉【いともった?】とは?
樹海の迷宮シリーズの脱出アイテム、クモの糸を持っているかどうかの確認の言葉だ。
クモの糸を持参し忘れた際の迷宮攻略は、プレイヤーを簡単に絶望の淵へ追いやるほどのハードっぷりだ。
迷宮の奥地で回復アイテム尽き掛けた際に気が付くと、更に効果は倍増である。
「ボクのメディカルバッグにはないみたい。あ、その背のう借りるね?」
ナギは小山内の背のうの中身をチェックした。
「……糸、なかった……」
ナギは顔を両手で覆って絶望した。
『糸持って無い!? 糸無しはあかん、hageちゃう』
hageとは、樹海の迷宮用語で『全滅』を表す隠語である。
語源はネコ島ch内のスレッド『樹海の迷宮で全滅したらhageるスレ』から。
書き込みを行う『age』に『h』が付いた誤字ネタが元である。
『まぁ、初見殺しの【ヤバい花】さえでなければ……うん』
「あれは本当に初見殺しだったね……。花粉でこちらのメンバーを全員行動不能にして試合終了させるからね……」
ナギも痛い目にあった1人らしい。
そこへ塔尾が興味深そうに2人を見ていた。
「……樹海の迷宮談義? 2人とも光線を浴びて変身したクチなの?」
「うん、そうなるね」
ナギは気さくに返した。
『あなたも迷宮をプレイしたことあるの?』
「あるわよ、なかなか手強いシミュレーションゲームよね。って会話ウィンドウ!? すごいわね!」
塔尾はいささか興奮していた。
思わず小山内は苦笑い。
『もしよかったら、一緒に来る? あのおねーさんをちょっと懲らしめないと元に戻れないっぽい』
「ボクはスキル振りは回復スキル特化だから、怪我しても安心だよ!」
小山内とナギの誘いに、塔尾は「行くわ」と即決。
「あの黒髪の宿屋の女将、一度文句を言いたかったのよ……。あたしの鞭とメイスが血をすすりたいって疼いているわ……!」
フフフ、と黒い微笑みを浮かべる塔尾に、小山内とナギは言いたいことを押し黙った。
物理は正義(確信)。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
1000人
参加キャラクター数
72人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月02日
参加申し込みの期限
2014年08月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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