this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【ネコミケ】萌えろ!2日目の幻想バトルロイヤル!
<< もどる
1
…
12
13
14
15
16
…
61
つぎへ >>
<4>
西側ブースで騒動に巻き込まれた
日暮 ねむる
は、頭の中に響くテオの言い分に肩を竦めてしまう。
「何とかしやがれって……、また何かトラブっちゃったのかな?」
日暮はあたりを見渡した。
すると同人誌から出てきたキャラとなりきりすぎたコスプレイヤーたちが遭遇戦を開始。
彼はそれを遠巻きに感染する。
「うわぁ、確かにこれはなんとかしないとだねえ。……でも、ちょっと拳を交えてみたい、なんてね」
日暮は潜在的なバトルマニアだ。
格闘技は、観戦するよりリングに立ちたい性分だ。
普段の穏やかな彼の雰囲気からは想像できないほど、激しい気質を内包している。
「あれ、よく見たらやけに金ピカなコスプレしたおじさんが暴れ狂ってるよ」
日暮が見付けた黄金の鎧を着込んだマッスルおやじこそ、このエリアを牛耳っている『西の白虎』である。
髪型はもちろん、虎刈りだ。
白虎は向かってくる挑戦者を、その太い腕を振り回して吹き飛ばしていた。
その強さに、日暮の内なる衝動が蠢動(しゅんどう)しはじめ、それは溜め切った灼熱のマグマのごとく湧き出し、体内アドレナリンを大量に分泌させていく。
日暮は無意識に白虎へ歩み寄って声を掛けていた。
「ちょっとそこの金ピカおじさん、暴れたいなら僕が相手になるよ」
白虎は日暮の頭2つ分も抜きん出た巨躯で見下ろす。
そして意味ありげにニヤリと口端を釣り上げた。
「小僧、吾輩が『北斗七星のセーヤ』のレオーと知っての戯言か?」
「レオー? ああ、僕が生まれる前に放送していたアニメのライバルキャラだよね。確か漫画版が原作だよね」
日暮の言葉に、満足げに頷く白虎。
だが、その表情は焦りが見て取れた。
「然り。だが、吾輩は今は珍妙な力でこの世界に顕在しているため、白虎という仮の名を宛てがわれている。我々顕在した者たちが真名を解放するためには、戦いを通じて己が存在の最強を証明せねばならぬのだ」
「つまり、ここで暴れていた理由ってさ、自分のことを世の中の人に忘れさせないためってことかな?」
「そういうことだ、小僧。我ら創作の世界の者たちは、幾星霜の歳月より、幾多も生まれては忘却されていく存在である。我らにとって忘却は死と同意義なり。この世界に顕在したのはおそらく天啓。吾輩はこの世界で自身の武勇伝を語り継がせ、未来永劫語り尽くされる存在となるのだ!」
日暮はふむ、と腕を組んだ。
他の場所でも似たようなキャラたちが暴れまわっていた。
彼らも『忘れられたくない』『いつまでも愛されたい』という“生存競争”を行っているのだ。
日暮は腕組みを解くと、キッと覚悟を決めた顔付きをした。
「だったら僕が覚えておいてあげるよ。そうすれば、少なくともおじさんの忘却は僕が死ぬまで免れるよ」
そして腕組みを解いて八極拳の構えを取った。
「ついでにおじさんの強さも体験させてくれると嬉しいんだけどな? 言っておくけど、僕は結構強いよ!」
白虎は破顔一笑、ハリのある豪快な声を響かせた。
「小僧、お前はなかなか見所があるじゃないか。ならば、まずは吾輩が歩んできた闘争の記憶を小僧に授けるとしよう!」
白虎は唐突に原作で行われた名シーンを臨場感たっぷりに語り始めたのだ。
「あれは漫画版連載から36年……いや、14年前だったか、まぁいい……」
白虎の武勇伝を最初こそ素直に聞いていた日暮だったが、原作は30年以上も歴史のある作品故、レオーの戦いの歴史は想像を絶するほど長かった。
(武勇伝ペラペラ喋り出しちゃったよこの人。う~ん、なんだかめんどくさいし口元めがけてペイント銃で先制攻撃しちゃおっと)
日暮は偶然持ち込んでいたペイント銃を構える。
「もう……、喋んなくていいからサッサとやろうよ。えいっ!」
銃身からガスの噴射音が響けば、塗料の詰まったカプセルが白虎の左頬に命中。
黄緑色のインクが飛び散ると、白虎は思わず目を閉じて身じろぎした。
「これでやる気になった?」
「小僧、銃を隠し持っていたとは……! そこに直れッ!」
白虎が突然怒りを爆破させ、日暮を怒鳴り散らした。
何のことか見当も付かない日暮に、白虎の苛立ちはますます増していく。
「闘争は徒手空拳で行うものである! 故に武器の使用は邪道なり。ましてや飛び道具など言語道断だ!」
日暮は肩を落として、めんどくさそうにあくびをした。
「おい、小僧、聞いているのか?」
「面倒臭いなぁ、もういいから倒れちゃってよ」
日暮は一旦距離を置くと、そのままペイント弾を白虎へ向けて連射しだした!
格闘しか攻撃方法がない白虎は、為すすべもなく蜂の巣となりインクまみれになっていく。
「ぐぬぅ、小癪な……! ぬおぉ?」
カプセルの1発が白虎の右目元を直撃。
視界が遮られた白虎の動きが一瞬止まった。
「隙有り!」
日暮はこの瞬間を見逃さなかった。
弾幕を張りながら一気に距離を詰めると、白虎の額に手をかざして意識を集中した。
ろっこん『In to the Sleep...』で白虎を昏睡させようと試みる!
「んじゃ、おしゃべり夢の中でおねが……」
「なめるなよ、小僧が」
白虎の腕が輝いたかと思った次の瞬間、日暮は水平に吹っ飛ばされている最中だった。
「げ、僕、飛んでる? なんだかすんごい吹っ飛ばされてるんですけど、攻撃全然見えなかった」
レオーが作品中で使用する武術奥義の1つが炸裂したのだ。
人を超えた速度の一撃に、日暮の動体視力は追い付くことができなかった。
そのままブースの机の中へ突っ込む彼は絶望した。
「しかも前方からビーム、マジっすか。避けられ――」
日暮は光の洪水に飲み込まれ、そのまま意識を手放してしまった……。
<< もどる
1
…
12
13
14
15
16
…
61
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【ネコミケ】萌えろ!2日目の幻想バトルロイヤル!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
1000人
参加キャラクター数
72人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月02日
参加申し込みの期限
2014年08月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!