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作ろう、オリジナルバッグ♪
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●完成、オリジナルバッグ!
そうして、とっぷりと日が暮れる頃。
まほろに見守られながら、クマが兎の刺繍ステッカーをアイロンでつけて、バッグはようやく完成を見る。
「ばっちりです!」
「やったね、先生……」
クマから受け取ったバッグを、返したり引っ張ったりして、不具合がないか確認していた智瑜とまほろが、ハイタッチ。
お互いの労をねぎらう。
頑張っているのに何度もダメ出しをするのは心苦しかったが、その分しっかりしたものが出来た。
「うん、リボンもしっかりついたみたいだね」
「内ポケットも問題なくついたようだ」
満月と修も、太鼓判。
「悪くないわね」
圭花も口角を上げた。
「持ち手も頑丈で及第点なのだ!」
「へへ、ここまで来れたのは皆のお陰だぜ。遅くまで本当にすまなかったな、ありがとう!!」
「チカちゃんとお揃いで持てばいいのだハイなのだ」
真央は見本として同時平行で作られた部品を一纏めにした、お揃いのバッグをクマに手渡した。
こちらは兎の代わりに『クマ』のアップリケがしてある。
「先生、これもチカちゃんに」
智瑜が向日葵を持った熊プリントの巾着と、その余った布で作ったシュシュを差し出した。
「わざわざ作ってくれたのか? ありがとうな、チカもきっと喜ぶぜ」
「クマちゃんセンセ……」
美咲紀もおずおずと進み出て、レースの縫いこまれたシュシュを掌に載せて、クマを見上げる。
「私のは皆のみたいに、上手に出来てなくて恥ずかしいのですけど……バッグと同じ布で、シュシュを作ったのです。良かったらチカちゃんに、あげて欲しいのです……」
ちょっと解れてしまったのが、今更ながらに恥ずかしくて目を潤ませる美咲紀に、クマは破顔一笑。
「恥ずかしいなんて事があるもんか! 最高にかわいい髪飾りだぜ、ありがとう椿!」
「え、えへ……良かったのです」
バッグには更に、まほろと月詠が作った白と茶の縫いぐるみが、持ち手にストラップとしてつけられた。
「うむ、どこへ出しても恥ずかしくない。いい出来映えだ」
ふぅ、と息をついて。月詠は残った水筒のお茶を、飲み干した。
「完成おめでとうございます、先生」
結局、最後まで立ち会ってしまった刀も胸熱だった。
「ああ、御剣も最後まで付き合ってくれて、ありがとうな。これだけ、ちょっとうまくいかなかったが……」
修の勧めで作ったビーズストラップの茶色の兎は、クマの不器用さゆえか、或いはバッグで精根尽き果てたのか、目がイッてるゾンビクマーになってしまっていた。
「設計図どおりにワイヤーでビーズを繋いでいくだけだから、簡単なはずなんだけどな……」
修が作った、ハムスターや猫ストラップとはえらい差である。
「だがこれはこれで、味があるか……?」
よく見ると個性的だし、意外と可愛いような気もする。
少なくとも世界中探しても見つからないような、オリジナリティ溢れた品だった。
「まあ、いい魔除けになるだろ!」
完成したのが純粋に嬉しいのか、クマは笑う。
内ポケットに忍ばせていれば、父の代わりに睨みを利かせて、チカを守ってくれるに違いない。
ちなみに修作のハムスターや猫ストラップは、譲ってくれるそうなので、欲しい人は立候補してみてはどうだろう?
「クマセン! やれば出来る子なのだ!!」
「だろっ!?」
スパルタン真央の賛辞に感極まったクマが、集まってくれた一人一人と硬く握手を交わす。
「ありがとう、皆、本当にありがとうっ!!」
涙声になりながらも、クマは全員に感謝を告げた。
何となく遠巻きにしていた圭花の所へも、クマはやって来て、絆創膏だらけの指で大きく包む。
「なっ、人間死ぬ気でぶつかれば、どうにかなるもんだろ!?」
「バ、バカね……」
圭花は小さく苦笑い。
そんな風に頑張れる事を、誰かを思いやれる事を、心の中でちょっぴり羨ましく思いながら。
後日。
チカの様子を尋ねた智瑜は、クマの携帯の待ち受け画像で白茶2体の熊ストラップのついた可愛いトートバッグを手に、満面の笑みを浮かべる女の子の姿を確認した。
その髪と手首には、手作りのシュシュ。
「チカのやつ喜んでな。どこへ行くにも、持って歩いてるぜ!」
「先生の愛情、伝わりましたね」
照れてニヤニヤと嬉しそうな大男に、智瑜もつられて、はにかんだ。
妻に逃げられた、冴えないクマ。
だが可愛い娘と、多くの暖かい手に支えられて、きっと幸せに違いない。
智瑜は、そう思った。
終
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あとがき
担当マスター:
メシータ
ファンレターはマスターページから!
クマ(チカ)のために集まってくださった皆様、お疲れ様でした。
的確なアドバイスが利いて、想像以上に品のある、丈夫でかわいいバッグが出来上がって、チカもご満悦です。
クマへも優しいお気遣いの数々、ありがとうございました。
次に皆さんにお会いする時は、いつものバカタコかもしれませんが、今後とも生暖かく見守っていただければ幸いです。
それでは、当シナリオへのご参加まことにありがとうございました。
【今回チカが手にしたもの】
オフホワイトにクールピンクで、絵画風の花のプリントがある。
袋口の端に止められた大きなリボン、持ち手はクールピンク。
内ポケットつき、中に愛嬌あるゾンビクマーのビーズストラップ。
端に茶色の兎の刺繍ワッペンあり。
ストラップに茶と白の熊縫いぐるみ(シルバーチェーン・首にリボン)。
バッグと同じ布を使った、レースのついたシュシュ。
向日葵を手にした熊プリントの巾着と、同じ柄のシュシュ。
愛情いっぱい。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月20日
参加申し込みの期限
2014年07月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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