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●気になる存在とデジャヴ
「……ッ痛……クソジジイ……相変わらずクソ強ぇ……」
復活するなり、庭で倒れたままの庚はダラダラと居間に向かい歩いて行く。
五郎八が寝室に運んで寝かそうとしたが、丁がそのままでいいときかないので放置していたのだった。
居間に着くと、牛肉が焼ける良い匂いが漂ってきた。
「おお、メシだメシ、肉だ! しかも牛肉! やるなジジイ!」
すき焼きの肉を見て、復活! と言わんばかりに庚は急に元気になった。
「つーかジジイ、何ニヤニヤしてんだよ……」
「庚、気になる女がおるのか?」
「あぁ? 女だぁ……?」
祖父が急にそんなことを言い出すので、また、五郎八が何か言ったに違いないと感づく。
「……おい姉ちゃん、ジジイに一体何を吹き込みやがった……?」
「別に何も。庚君、お腹すいたでしょう? 皆ですき焼き食べようよ。お祖父ちゃんが良いお肉買ってきてくれたんだから」
まだ話は終わっていないが、すき焼きと空腹には敵わず。
「……この続きはメシのあとだ。早く食おう」
晩ご飯のすき焼きは、京都出身の五郎八に合わせた関西風の味付けに。
焼けた肉の上に砂糖をのせ、その上から料理酒、醤油を入れ、野菜や焼き豆腐などを入れて焼く。
水分は野菜から出るので、足りないと思えば後で追加すればいい。
「んーおいしいねー。ありがとう、お祖父ちゃん」
「……ジジイにしちゃあ、気が利くじゃねえか」
「五郎八ちゃんのために奮発したんじゃ。庚のためじゃないわい」
3人で囲んで食べるすき焼きは、とてもおいしかった。
「久しぶりの家族水入らずじゃのう。壱都ちゃんがおれば、もっと良かったっじゃがのう」
「用事があって来られないんだから仕方ないでしょ」
五郎八の妹の壱都の話になると、庚の箸がピタりと止まった。
「機会があれば、お祖父ちゃんと庚君も京都に来てよ。壱都や両親も喜ぶしね」
「……あー……まぁ……そのうち、な……」
壱都が元気にしているのなら、それでいい。息災ならそれでいい。
昔は良く京都に会いに行っていたが、庚が中学で荒れて以来、なんとなく疎遠になってしまった。
壱都はそんな庚のことをやれだらしない、やれ気が緩んでいると何かと突っかかってくる関係だが、別にお互い嫌い合っているわけではない。
それでも会うのをためらうのは、後ろめたさがあるからなのだろうか。
「壱都ちゃんは元気かの?」
「こないだ京都の実家に電話した時、元気にしているって言ってたよ。今日来れないことも残念がってた」
妹自身の用事もあるのだろうが、中3なので受験勉強に集中しているのもある。
「元気でやっとるならそれでいい。なんじゃ庚、気まずそうな顔しおって」
「……なんでもねぇよ」
庚と従妹の関係を五郎八から聞いていたので、久しぶりに連絡してやれと庚の肩をバンと叩く。
「……いてぇじゃねえか。なにしやがる」
「時間なんぞ些細なもんじゃ。存外、あっさり昔通りになるもんじゃ」
「……そのうちな」
壱都を忘れるかのようにすき焼き、特に肉をたいらげる庚だったが、前にもこんなことをがあったような……と考え込む。
(……思い出した。姉ちゃんとジジイがグルになって、俺をはめたアレだ……!)
庚が寝子高に入学した頃。
五郎八が寝子高にいることは知らず、とある授業で再会し、目玉が飛び出そうになった経緯があった。
「……姉ちゃん、寝子高にいること俺に隠してたことがあったよな……?」
「ああ、あのこと? というか、実際には庚君が知らなかっただけだし……だよね? お祖父ちゃん」
「五郎八ちゃんの言うとおりじゃ。従姉に気付かん庚も悪いわ」
またしても五郎八と祖父にはめられたような気がした庚は、不機嫌な顔で牛肉頬張った。
「そんな顔しないの。美味しいものは楽しく食べようよ」
帰省しようという話をした時のように、頭をぺしぺし叩く五郎八。
「俺が肉、全部食っちまうぞ?」
「……食わせねぇ。俺が全部食う……」
高い肉をめぐり、再び祖父と孫の喧嘩が始まった。
「ふたりとも、いい加減にしなさい! せっかくのすき焼きがまずくなるじゃない!」
五郎八に怒鳴られた丁と庚はお構いなしに喧嘩しようとしたが、続けるとまた怒鳴られそうなのでやめた。
如月家の夜は、和気藹々な雰囲気で更けていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
カターレ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
67人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月24日
参加申し込みの期限
2014年07月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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