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●一触即発気味の祖父と孫
「さて、折角の夏休みだし、ジジイの顔でも拝みに行くか……っつーか、姉ちゃんも来んの……?」
従姉の
八重崎 五郎八
も一緒に行くと聞き、露骨に嫌そうな顔をする
如月 庚
。
「私と一緒に行くのが嫌? 如月のお祖父ちゃんと直接会うのは久しぶりだからいいじゃない」
頭をぺしぺし叩き「一緒に行こうよー」と言う五郎八に観念し、庚は「はいはい……」と言うしかなかった。
「一緒に行きますか……ったく」
電話で言うのが面倒なので、手紙で『姉ちゃんと一緒に帰る』と簡潔に伝えた。
両親は物心つく前に死んでしまったらしいので家族と呼べるのは、待っている家族は、ジジイと称する祖父の
如月 丁
だけだ。
翌日。
「庚のヤツが帰ってくるか……って、なぬ? 五郎八ちゃんも来るのか……。久々に賑やかになるわい」
手紙を受け取った丁は、ふたりの孫が帰って来るのが楽しみになってきた。
彼には、ふたりの子供がいた。過去形なのは、子供のひとりがいないからだ。
ひとりは庚の父親で、丁曰く、親より先に死んでしまった親不孝者な息子。
息子の庚には、両親は死んだらしいと曖昧な説明をしておいた。小さい頃は何度も母について訊ねられたが、今では何も言わなくなった。
もうひとりは五郎八の母親で、こちらは健在で現在は夫と次女の3人で京都に住んでいる。
孫達と賑やかに過ごす時間が楽しみのひとつだが、五郎八の妹が帰省できないことが残念でならない。
神奈川県横須賀市で生まれた庚は、五郎八と一緒に、そこにある実家へ。
祖父が住む実家は、昔ながらの古き良き日本家屋とういった感じの外観だ。
「うーす、けぇったぞ……姉ちゃん付きだがよ」
「おじいちゃん、久しぶり。元気そうだね」
「良く来たの。ゆっくりしていくがいい」
久々に賑やかな夜になるわい、と笑顔で孫達を出迎える丁。
「やー、こういう古き良き日本家屋っていいよね。寮生活も悪くはないけど、やっぱり、私にはこういうのが性に合うよ」
「そうじゃろう?」
ニコニコ笑顔でそう言う丁だったが、庚を見ると態度が変わった。
「久しいのう庚。寝子島で少しは成長したと思ったが、まだまだのように見受けられるのう」
「久々にゆっくり出来ると思ったらジジイ、てめぇ……ついこの前の俺だと思うなよ。目に物見せてやる」
「いっちょ、揉んでやるとするかの。庭に出い!」
庭で行われる庚と丁の手合せを、五郎八は、団扇を仰ぎながら縁側に腰かけて見ている。
(私のお父さんも、お祖父ちゃんに会うたびに丁々発止始めるけど……うちの家系の男の人は、本当に皆やんちゃだよね)
動じず、のほほんと繰り出される庚の拳や蹴りを軽々といなしながら、一瞬の隙をついて反撃する丁の喧嘩、もとい、手合せを見守る五郎八。
「隙あり!」
丁の一撃の拳で、勢いよく吹っ飛ばされた庚はあえなく撃沈。
(……ろっこん使ってなかったからな。使ってたら……)
そう考えている途中で、庚の意識は途切れた。
「ふん、50年早ぇわ」
「あ、決着ついたんだね。庚君のびてるけど……夏だし大丈夫、かな……?」
濡れ手拭いを庚の額に当てたりして、介抱する五郎八に「優しいのお」と感心する丁。
「五郎八ちゃん、庚は放っておいて晩飯にしよう。今日はすき焼きじゃ」
「あ、お祖父ちゃん、支度を手伝うよー」
「それにしても、五郎八ちゃんはあいつに似て美人になったのお……父親に似なくてほんっとに良かったわい! あ、五郎八ちゃんの前で言うこっちゃないか」
ワハハと笑いながら、野菜を切る五郎八を手伝う丁。
「別にいいよ。そうそう、私、競技かるたで昇段したんだよ」
「昇段? そりゃめでたいのう。どれ、小遣いを……」
「それはいいよ。あ、そう言えば庚君、気になる女の子がいるっぽいね。野暮だから、誰かとは聞いてないけど……」
「何? 庚の奴、いっちょ前に気になる女ができただと……。ほぉ、ええんじゃないか。あいつもやんちゃすぎて、浮いた話がなかったしの……」
女に興味はないと思われていた庚に気になることができたことに、意外だと少し驚いた丁だった。
「五郎八ちゃんにも気になるのがおるのかのぉ?」
「私?」
恋愛に無頓着なのでいない、と言えない。
「庚もじゃが、五郎八ちゃんも目いっぱい青春を謳歌してほしいのう。そう願っておるよ」
かたちはどうあれ、ふたりには楽しい学校生活を過ごしてほしい。それが、丁の願いだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
カターレ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
67人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月24日
参加申し込みの期限
2014年07月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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