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●因縁を断ち切るために
添木組に向かうリムジンに乗ったのはいいが、牡丹の側にいづらい
鬼崎 あやめ
は、助手席に座っている。
(喧嘩を売りに行くなんて、一体なにを考えているの? しかもチャイナ服で……)
牡丹がやろうとしていることはわかっているが、何を考えているのかまでは理解できない。
後部座席に座って考え事をしている
添木 牡丹
も、あやめと同じ思いなのだろう。
ふたりは距離を置いたまま、添木家に到着した。
青島 椿
の案内で、牡丹は父の寝室へ。
「あやめ様はこちらへ」
「一緒じゃ駄目なの?」
「のばら様と社長、父と娘、ふたりだけの話し合いですので。終わるまで別室でお待ちください」
牡丹が気になるあやめだったが、椿に従い、別室で待つことに。
(随分と変わり果てた姿になったものね……)
寝室のベッドで伏せっている父は、冷酷非道の外道で、常に疑心暗鬼に苛まれている人物だった。
かつては誰もが竦んでしまう強面だっただろう顔、全身は痩せこけていたが、眼光だけは、ガンに侵されてもなお野生の獣のようだった。
「お久しぶりです、父様……」
「ようやく来たか! 牡丹……いや、のばら!」
帰りを待ちわびていた雅臣は起き上がろうとしたが、全身に力が入らないので起き上がれず。
「俺が……こんな体になっちまったから……俺のすべてを奪うために側近共は……俺の死を今か今かと待ち構えてやがる!」
死へのカウントダウンの恐怖、側近達の襲撃に常に怯えているため、睡眠もままならないのか、雅臣の目は充血している。
「お前だけだ……俺が信頼できるのは……裏切り者の葵でも、悪魔の牡丹でも、出来損ないの千唐でもねぇ! のばら……お前にこそ、俺のすべてを譲り渡すことができる。俺のために添木組に戻ってこい!」
勝手なことを言いまくる雅臣に少しでも同情した自分が恥ずかしくなった牡丹は、用件を切り出した。
「今日、私がここに来たのは……組を継ぐためではありません……父様と縁を切り、今後一切、添木組に関わらない旨を告げに来ました」
「何だと……!」
「……もう、幹部連中にも表明してきましたから、今更どうにもなりません。諦めてください」
雅臣と牡丹の様子を、あやめと椿は隣室の監視部屋で見ていた。
隠しカメラの映像を見て驚いている様子のあやめに、独り言と称し、椿は真相を語り始める。
すべての悲劇は、雅臣の妻、葵の浮気から始まった。
「葵様の浮気もありますが……それ以前から、既に社長は疑心暗鬼に陥ってたようでした……。元来、小心者でしたから。今の立場になるのに相当無理をなされたのでしょう」
「そんなことで……」
今すぐ部屋を飛び出したい気持ちを堪え、あやめは話の結末を見届ける。
「なぜだ! なぜ俺と縁を切る……!」
「なぜかって? ご自身の悪行三昧を思い返してください、父様」
妻にふさわしい男になろうと頑張ってきた。
浮気した妻と、裏切った当時の大幹部だった高倉を殺し、目をかけた恩を忘れ、自分に逆らい養子に出した牡丹を手放さないと言った花村夫婦を追い詰めて心中させた。
出来の悪い息子の千唐を処分した。
不満と怒りをぶちまける雅臣がしてきたことに、あやめは今にも爆発しそうな怒りを必死に抑えながら様子を見続けている。
「……何も信じられなくなった社長は子供達に虐待まがいのことをして歪ませ、諌めた忠臣を無理やり自殺させ、あまつさえ、のばら様を焚き付け、邪魔な牡丹様を殺させようとしました……。最終的には、牡丹様は自分の手で始末したみたいですが……工作も済ませて」
これが、牡丹とあやめの不幸の原因だった。
衝撃の事実と目の前で繰り広げられる展開は理解しがたいものだったが、のばらが生きていることだけは理解できた。
(のばらお姉ちゃん……生きてたんだね! よかった……!)
「それの何が悪い! 大事なのばらを傷物にした悪魔の娘に……とどめをさして何が悪い! 全部……俺の大事なものを守るための行動だろうが!」
大事なものを守る手段を間違えた。
そのことで牡丹に見限られた雅臣自身、それをわかっていたが、絶対に認めたくないことだった。
「なのに……のばら、お前まで俺を裏切るのか? せっかく偽装してまで助けたというのに! ふざけんじゃねぇ!」
はぁ……とため息をつき、部屋を出ようと牡丹は雅臣に背を向ける。
「………私は寝子島に友人達、尊敬する先生……それに彼氏……大事なものがたくさんできました。だから、あなたの元に戻る気は更々ない」
振り向かず、姉、牡丹の伝言を伝える。
「よくも私を殺してくれたな、糞親父殿。地獄でぶっ殺してやる、ですって」
いくら母の浮気がショックだったとはいえ、雅臣はいろんな人を不幸にした。その報いは受けるべきだ。
「……さようなら、父様。あなたの被害者の代表として、これだけは言わせてください。惨めに、孤独に死んでください。今度は……地獄で会いましょう」
それだけ言うと、牡丹は寝室を出ていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
カターレ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
67人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月24日
参加申し込みの期限
2014年07月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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