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大北海道物産展 in miao
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「ブレンドコーヒーはいかがですか?」
橘 勇
は、通りかかった鳴に声をかける。
北海道といえばスウィーツに野菜、海鮮類と、特産品に事欠かないのだが、珈琲ショップも出店していたのだ。
「北海道の豆を使っているのね?」
尋ねる鳴に、勇は首を振る。
「いいえ、違います。こちらはブラジル直輸入の珈琲豆を使っています」
「なのに大北海道物産展に?」
「ブレンドがこのニャロット北海道店のオリジナルなんです。一杯、如何ですか?」
勇に勧められて、鳴は紙コップを受け取る。
珈琲独特の香ばしい香りが鼻腔をくすぐった。
きっと、美味しいに違いない。
でも……。
(余ほど苦くないと、あたしにはきっと味がわからないよね)
鳴の鼻はいま炒ったばかりの豆を使った珈琲が、その香りからとても美味しいと告げているのに、鳴の舌はその美味しさを鳴に伝えてくれないのだ。
(そうだ)
ふと、鳴は思いついて、勇を見つめる。
柔和で知的で、優しげな好青年。
彼なら、ちょっと無茶なお願いも、聞いてくれるかもしれない。
「もしよかったら、店員さんも一緒に飲んでくれませんか?」
意を決して、鳴は申し込んだ。
そう、誰かと一緒だと、なぜか美味しく感じられるから。
「俺がですか?」
「そう、あなたと一緒によ」
勤務中ということもあり、少し困惑した勇だったが、鳴の真剣な表情に頷いた。
「いいでしょう、ご一緒させていただきます」
にこっ。
どこか緊張気味に見える鳴に微笑んで、勇は自分用の珈琲も用意し、その場で一緒に飲む。
(ど、どうかしら)
無茶なお願いを受け入れてくれた勇に感謝しつつ、鳴は一口、珈琲を飲んでみる。
その瞬間、口いっぱいに珈琲の独特の甘さとほろ苦さ、そして鼻腔をくすぐった芳醇な香りに鳴は包まれた。
そう、この感覚は、まさしく美味しい!
「美味しいわ。いままで飲んだことがないぐらいよ」
「そういって頂けると、ご一緒した甲斐がありますね」
「グラム売りなのね。いま頂いたニャロットブレンド珈琲を頂きたいわ」
「毎度ありがとうございます」
勇は丁寧に代金を受け取って、正確にレジを打つ。
間違っても暗算はしない。
トラブルの元になりかねないから。
「結構量多いのね。みんなで飲ませていただくわ」
意外とずっしりとした量に微笑んで、鳴は珈琲の香りをもう一度味わう。
(沢山あるから、学校に持って行ってもいいかもしれないわ)
一人暮らしの自宅で飲んだら、きっと先のような美味しい味は味わえないけれど。
軽音楽部のみんなと飲めば、きっと美味しいに違いない。
(あとは、ニャンタオのアイスを食べてみようかしら)
甘さは感じれなくとも、冷たさはちゃんと感じられるから。
一郎太が呼び込みをしている声に惹かれるように、鳴はニャンタオのアイスへと向かった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月04日
参加申し込みの期限
2014年08月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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